● 不登校のお子さんの姿が、お母さんのインナーチャイルドそのものだったとしたら…
こんにちは^^ 不登校カウンセラーの野田祐佳里です。
不登校やひきこもりの親御さんとお話を伺っていると、
他人に気を使う、他人にどう思われるか気になる
そんな不安感が強い、いわゆる「いい人」をやっている方が
とても多くいらっしゃいます。
そんな方々の子どもの頃のお話をお聞きすると、
お母さんや、お父さん、兄弟、同居のおじいちゃん、おばあちゃんなどの
家庭内の状況を見て、
自分がいい子になることで、親を安心させるように、自分が愛されるようにとか、
家族が安心して、家族が安定するようにと、調整役をやっていることが
多々あります。
小さい頃のことなので、
本当は自分の要求をストレートに言いたい
要求が叶えられなかったら、思いっきり怒りたい、泣きたい
という思いがあるのですが、
そんな思いに必死にフタをして、無意識でいい子を演じてきたのですね。
そんな我慢して、その時に安心して出せなかったネガティブな気持ちはなくならず、
ずっと自分の心の奥に封印されています。
自分の心の奥にいる泣いているインナーチャイルドちゃんが
箱に閉じ込められている感じですね。
泣いているインナーチャイルドちゃんを箱に閉じ込めたままで、子育てすると、
どうなるのでしょうか?
生まれてきた子どもは、自分の欲求をストレートに訴えてくるので、
お母さんの心の中にいるインナーチャイルドちゃんは、
私はお母さんを困らせないように、必死で我慢してきたのに、
この子はズルい!納得いかない!と
必死に訴えてきます。
これがいわゆる、「ザワザワする」という心の動きですね。
そして、このザワザワを感じるのがしんどいので、
我慢しなさい!とか、
ギャーギャー泣かないの!とか
○○しようね。
などと言って、お子さんの叶えられなかった辛い気持ちに寄り添うことなく、
お子さんの気持ちや欲求を抑え込みます。
周囲の状況をよく読み取るお子さんだったら、
こんな風に言われることは分かっているので、
最初からイヤな思いをしないようにと、
自分の気持ちや欲求を、表現せずに飲み込んでしまいます。
こんなことを日常的に繰り返していると、
徐々にお子さんの心の中に、誰からも受け止めてもらえず、
自分一人では処理しきれないネガティブな気持ちが溜まっていきます。
そして、心の奥のインナーチャイルドちゃんは、
どうせ言っても分かってもらえない
どうせ言っても無駄だ
と思って、どんどん無気力になっていきます。
その姿が今、不登校やひきこもりになっているお子さんなのですね。
こんな仕組みで、親御さんのインナーチャイルドをお子さんに映し出しているので、
別の表現をすれば、不登校やひきこもりのお子さんが、
お母さんのインナーチャイルドは、こんな状態だよ。
と教えてくれているので、
お子さんの気持ちを理解しようと、努力しても上手くいかない時は、
親御さんのインナーチャイルドちゃんの声を聞いてあげる方が、
根本にアプローチできるのかなと思います。
ママ、怒らないで。 [ 斎藤裕 ]
1,728円
楽天 |
こちらの本は、宇宙の法則ではなく、心理学的な視点で書かれていますが、
「心の詰まりを取る」と書かれているのは、UMIで言う「感情の解放」
で、同じことを別の視点で書かれているので、
きっと皆さんの気づきになると思います。
そして、癒される いわさきちひろさん調の挿絵は、
小さかった頃の自分の気持ちに直接訴えかけてきます。
不登校やひきこもりの親御さんだけでなく、
子育てに悩んでいる全ての親御さんにおススメですよ^^
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子どもの不登校をどうにかするよりも、先に親が取り組むべきこととは…【追記】
応援ありがとうございました^^
長南華香さんから聞く、不登校などの問題行動を通じて、わが子が教えてくれるメッセージとは
4/27(土) 11時~15時(予定)
神奈川県 海老名市 カフェ くろすぽいんと
6/29(土) 11時~15時(予定)
大阪市 オックスフォードクラブ
遠方で会場に来れない方にもお話を聞いていただけるように、
zoom参加もできるようにしました。