● 気の進まない習い事を強制していることが不登校の原因の一つだったとしたら…
こんにちは^^ 不登校カウンセラーの野田祐佳里です。
私の近況報告になりますが、
長年気になっていたウクレレを弾けるようになりたいと
某音楽教室の体験教室に参加して、ウクレレを買いました。
教室は来月からですが、早速、家で練習しています。
ウクレレの練習動画や楽譜を初めて見ましたが、
歌詞の上にコードが書いてあるだけだったりと、
ピアノで5線譜しか見たことのなかった私にとっては、
かなりアバウトなように感じました。
教室の先生も、楽器を選ぶお手伝いをしてくださった楽器店の店員さんも、
まずは楽しくやればいいんですよ~^^
という感じで、きちんとやるより、楽しさを優先していい
というメッセージをたくさん受け取り、この数日ハッピーな気分でいました。
すると、気づくと1時間くらいあっという間に練習しているんですよね。
最初は、私が家で練習していると、
うるさい!近所迷惑じゃないの?
と言っていた息子も、楽器を触ってきたり、
あれ?もう、練習終わりなの?
などと言ってきたりして、最初の頃の嫌悪感は薄らいだようです。
私がウクレレの体験教室に行ったのは、
息子が保育園の頃にグループレッスンでエレクトーンを習っていたのと
同じ教室だったのですね。
かれこれ、7年ぶりに足を踏み入れました(笑)
当時の私は、みんなと合わせる時に、きちんと弾けないといけないという思いから、
息子にエレクトーンの練習を必死にさせたりしていました。
その頃の私の最大の悩みは、息子のエレクトーンでした(笑)
(その頃から、不登校にさせる要素が満載ですよね…(苦笑)
息子は教室から脱走したこともあったのですが、
(かなり前の記事にも書いていたかと思います。)
今思い返すと、そのプレッシャーがしんどかったんですね。
ウクレレのグループレッスンも見学させてもらいましたが、
間違えても、
あっ、間違えちゃった~^^
という感じで、冗談交じりで皆さんがやっているので、
初心者の私が少し弾かせてもらっても、プレッシャーを感じずに
楽しく弾けたのだと思います。
お子さんの習い事に対して、
上手くならなければならない
周りの人に遅れをとってはいけない
などという思いが強いと、
楽しいというところからどんどん遠ざかって、
やらなければいけない辛いことになってしまう気がします。
そして、辛い、イヤなことを他人から強制され続けると、
人の心はエネルギーを失っていきます。
不登校になってしばらく経った息子に言われたのは、
母さんは、オレの嫌なことをやらせようとするのがイヤだった。
という言葉でした。
以下、過去記事になります。
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お子さんの不登校やひきこもり以外にも、
小学生の習い事の行き渋りのご相談をいただくことがあります。
習い事はもちろん強制ではないので、お子さんがやりたくないなら、
辞めても構わないので、不登校ほど大きな問題となることはありませんが、
問題の根本は、不登校と共通している気がします。
水泳だったら、4泳法できるまで習ったら辞めてもいいかな…
クラブチームなら、区切りのいい6年生まで続けてほしい…
などなど、
親の希望で続けさせていることが、かなり多いかと思います。
わが家の息子も保育園の頃に、
某音楽教室のエレクトーンのグループレッスンを習いたいと通い始めました。
優しく、分かりやすく教えてくれる先生でも、
息子は、みんなと合わせて両手で弾くというのは、かなり苦手なようでした。
当時の私は、イヤだからとすぐに辞めるようでは、
将来我慢できない大人になるのでは…という思い込みがあったので、
○○コースが終わったら辞めていい
などと、条件をつけていました。
当時はそれが当たり前のように感じていたし、
結局○○コースが終わった後も、
「将来、楽器が弾けると、便利なことがいっぱいあるよ。」
などと言って、登校しぶりが始まるまで2年間くらい続けさせていました(汗)
でもこれって、親御さん自身に置き換えたらどうでしょう?
例えば、職場の人とどうしても合わないから、辞めたいとしたら…
自分で、ここまでは頑張ってみようかな。と決めて、
でも苦しくなったら、いざという時がきたら、目標まで続けられなくても辞めていい。
というのだったら、頑張る目標にもなりますが、
なかなか逆らえない他人から、○月までは、辞めないで続けなさい。
と言われたら、とても苦しくなってしまいますよね。
お子さんが、親御さんの目標とするところまで、
習い事を続けないと何が起こるのかを、丁寧に掘り下げてみるといいかもしれません。
・○○ができないうちに辞めてしまうと、どうなると思ってイヤなのか。
・△△コースが終了しないうちに辞めてしまうと、どうなると思ってイヤなのか。
過去の私だったら、イヤだからとすぐに辞めるようでは、
将来我慢できない大人になるのでは…
習い事で、得意なものが見つからないと、将来困るのでは…
というのは、本当なのか?
といったことを見ていきます。
習い事も、お子さんがどんな意識で取り組むかによって、
上達は変わってきます。
宇宙の法則から考えても、
楽しいと思って(プラスの意識で)取り組むことは、苦労せずに上達しますし、
イヤイヤ(マイナスの意識)やっていることは、なかなか成果が出にくいですよね。
お子さんが辞めたがっているのに、それを認められない時には、
親御さんの心の奥にどんな不安が隠れているのかを、
探してみることをおススメしています。
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応援ありがとうございました^^
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