カリフォルニアワインバイザグラスプロモーション2019のご案内
【カリフォルニアワイン】いよいよ開催!!
カリフォルニアワインバイザグラスプロモーション2019。
今年から全国の料飲店様を対象としたセールスコンペとなります。
期間は4/1 - 5/31の2ヶ月間。カリフォルニアワインを沢山販売してカリフォルニア・ドリーミン・ツアーへご一緒ください!
沢山の料飲店の皆様のご登録(登録無料)をお待ちしております!!
https://calwines.jp/btg2019/b2b/
ゴベルスブルグ
ニコライホフを後にし、車で20分ぐらいのところにあるゴベルスブルグへ。今日はオーナーであり、ワインメーカーのミヒャエル・モースブルッカーさんにご案内いただきました。
インポーターのモトックス さんのご担当者から「ミヒャエル」さんとだけ聞いていたので、英語だと「Michael」さんと綴ることさえ頭になく、最初にどうお呼びしたらよいですか?と聞いたら、マイケルでもミッヒーでもマイクでも、呼びやすいように呼んでくれ、と仰ったので???と思っていたら、なるほど合点!Michaelさんなんだと・・・事前準備が足りなかったことを反省・・・しかし、笑いでスタートとなりました!
こちらのワイナリーの起源は、当時の修道士たちが、ヘリンゲンシュタインとガイザーベルグに築いた1171年まで遡ります。
その後、1786年、カマーン・ワイナリー(当時の名前)で火災が発生したので、ワインメーキングがゴベルスブルグへ移管されました。
それを引き継いだのが、ミヒャエルさんと奥様で、1996年のこと。
どうやってワインを学んだのかお聞きしたところ、一つはヴァッハウにある造り手、もう一つはここから東の方にあるワイナリーということで、2箇所のワイナリーで身体で覚えたそうです。
さて、まずは畑見学でスタート!
実はミヒャエルさんから「醸造所を簡単に案内してからテイスティングします」と切り出されたので、できれば畑を見たいのですが・・・と言ったら、少々驚かれたご様子。こんな日に畑を見たいという人は珍しいのかも・・・苦笑
今日は雪が降ったから寒いですが、では行きましょう!と仰ってくださり、車で畑へ。
随分な急な坂道&ゴリゴリの小道を上がりながら、最も眺めの良いところからご案内くださいました。
外はマイナス気温だったかな、なんしか寒かったです・笑
ここがオーストリアで最も有名な畑、テラス状のハイリゲンシュタイン。36 haあるうちの1/3はブリュンデルマイヤーが所有しているそうです。明日行くよ!と伝えると、ここがアンドレアスたちが所有しているところだと・笑
このハイリゲンシュタイン畑のみ火山と砂が混じった土壌で、他とは違います(Volcanic Sandy Soil)。
一番高いところで標高450mぐらいとのこと。ここからブドウ畑を眺めると仕立て方向が違うことがわかります。
ここからフラットなエリアに変わるところまではぶどうの列が東西に(テラスに沿って平行に)、リースリングが植えられています。
そして平地に入り南北方向にグリューナーが植えられています。グリューナーはリースリングよりも熟すのが遅く、だからこそ皮も厚いのです。
基本の太陽が昇る、沈む方向を考えると、南北に植えるのが普通ですが、テラス状のところはどうしてテラスに沿って平行に植えるしかないので、仕方がない、あとはキャノピーでコントロールしているそうです。
仕立てはコルドンかグイヨー、80haある畑はリュットレゾネで必要な時に農薬を使うミニマムなもの。先にニコライホフへ伺ったので、バイオダイナミック(やデメター)について伺ったところ、過剰な銅の使用を良いと思っていないので、否定はしないが自分はやらない、とのことでした。
実は銅の使用はバイオダイナミックの方が量が増えるとのことでした。
また、サステイナブル農法を行っているので、20-40年先のことでなく、200-400年後はどうなるのか、ということを考えると、目先のことだけで判断してはいけないと常々考えているそうです。
クイック(でもないですが)畑のツアーを終えた後はワイナリーへ。
ここはとても古い醸造所なので、ある時、こんな土器が出てきたそうです。綺麗に飾られていました。
現在ワイナリーは改築・増築中でした。
さて、これな何でしょう?
ワイナリーに入るところに4機設置されていました。
6時の位置に小さな穴があり、グルグル回すとその穴にアニメ映画が出てくるのです。なんとも説明し難いですが・・・
ちょっとしたお遊びなのですが、映画に登場するのはこちらの動物。
テイスティングは10種類。ゆっくりゆっくり根掘り葉掘り聞きながら、時間も忘れて試飲しました。
ここで驚いたのは、机の上にセットされていた冊子「Österreichishen Traditionsweingüter 1ERSTE LAGEN」
めくってみると、馴染みのあるお顔が!!
なんとÖsterreichishen Traditionsweingüterというグループの会長のお一人でした。こちらは1992年にドナウ河付近の秀逸な畑を格付けしようと始まった団体です。何と、ミヒャエルさん、そんなことに加担していたというか、そんな努力をされていたことに吃驚でした!
まだグランクリュ はないけれどもね!と仰っていましたが、現在のEarste Lageの格付けには、2ステップを通過する必要があり、共同で試飲して、品質基準を確かめあうこと、また、完全辛口に仕上げる必要があるとのことでした。
DACとはまた別の品質基準ですが、ワイン業界にいきなり入ってこういった努力をされている姿を見て、とても刺激を受けました。
最後お別れを言って門を出た後、振り返って見たお城のようなゴベルスブルクが美しくパシャリ。
改めてここにきて良かったと思います。
ニコライホフ
朝早くレンタカー。
今日から雪・・・車の運転を心配しましたが、無事到着しました。
ちなみにウィーンの雪景色はとっても綺麗でした。
まずはヴァッハウにあるデメター認証のニコライホフへ。ウィーンから車で1時間ほどでした。
「伝統」という言葉がぴったりの造り手、2000年前にローマ人が築いた建物をそのまま使っています。
特に驚いたのは圧搾機。全長12m、約350年前より使用されている世界で最も大きいBeam Pressというもの。
圧搾機の一部はシャンパーニュでも見られるバスケットプレス形、これを現在も使い、Bumpresseというスペシャルワインを造っています。
今でもこのかごに入れてブドウを収穫されているそうです。
こんな感じで担いでいるそうです。今回の訪問では写真のヴェレーナさんがご案内くださいました!
かなり高さがあるカスクです。一つ一つに自分の名前やワイナリーなどが彫られており、伝統を感じます。
試飲はこちら!
古いヴィンテージを含むなんと24本のワインを試飲させて頂きました!