-詩- 「 さみしがり の 恐竜 」
だーれも居ない、みち。
いい香りの、漂う、みち。
「どっかの家のおせちだな?」なんて。鼻、ひくひくさせてた。
笑い声に包まれた、空間。 オショウガツ、感じたよ。
何だかさ、あったかくて。 わたしまで、こころ、ポカポカしたな。
そしたらさ。
出逢ったね、キミと。一瞬、「キョウリュウ」だと思ったさ。
びっくりしたよ、ほんと。
気配消そうとしてたの?でも、バレバレだよ。
キミだけ、ぽつん。そこだけ、空気が凍ってるんだもん。
隠れなくて、いいじゃん。
料理のにおい、嗅いで。ひとり正月も、いいじゃない。
きみは・・・涙、こぼしてたね。
泣きすぎて。錆びちゃったんだ。せっかくの、顔。
「ちょっとだけ、一緒にいよっか、な。」なんて。
「ちょっとだけ」のつもりが。
ずいぶんキミと、話してたね。
そんな、フシギな。「オショウガツ」の、ひととき。
~「小説」 2008年!!お正月、番外編! 全員、集合♪~
「かおるです。
お正月。
メンバー勢ぞろいで、みんなに挨拶したいと申し出があったので、ちょっと場所を貸すことにしようとおもいま・・・」
サラ「みんなー!あけましておめでとうヾ(@°▽°@)ノ
おもち食べ過ぎてない?あたい、おもちより伊達巻ってやつが美味しくて
美味しくて~≧(´▽`)≦
ひとりで3本も食べちゃいましたよん♪」
ルース「サラ、お前・・・甘いもんばっか食いすぎ!栗もさっきからずーっと食ってるじゃ
ねぇか!(´Д`;)」
サラ 「ちょっと、ダーリン!!皆さんにごあいさつ(`ε´)もう。」
ルース「あ、いけねっ!つか、ダーリンって(-。-;)
みなさん!2007年、応援どうもありがとうございました(°∀°)b
2008年も・・・」
健司 「おっと~いわせてもらうぜ!
2008年も、俺たちをよろしくお願いします!!
特に俺の愛娘、朱音ちゃんを、ね(≧▽≦)!」
ルース「。゚(T^T)゚。言いたかった・・・」
朱音「ちょっと~、ルースったら何正月から泣いてるのよヽ((◎д◎ ))ゝ
て、いうか父さん!!
恥ずかしいからそういうこと(愛娘とか)言うのやめてって、いつも
言ってるでしょヾ(▼ヘ▼;)?!」
健司(しょぼん・・・o(_ _*)o。)
シュリ「ま・・・まぁまぁσ(^_^;)朱音、いいじゃないか、たまにはさぁ・・・。」
朱音「たまじゃないわよ!いっつもよコレヽ(`Д´)ノまったく!」
シュリ「(ま、まぁ、朱音はそっとしといて・・・)
みなさん!この物語も、2008年に突入しました!
これからも応援、よろしくお願いします!!」
かおる「本当は2007年で終わるかと思ってたんだけどね(。・ε・。)ボソッ」
全員「( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚えええええ!!」
頭輪 「待たれい!!聞き捨てならん!!かおる!
そしたら俺の出番が・・・な、無いじゃないか!!!」
ルース「頭輪のおっちゃん、意外に出たがりなんだな:*:・( ̄∀ ̄)・:*:」
頭輪 「・・・・・・・・((o(-゛-;)」
ボコスカボコスカ・・・・・・・ボコ!!!
朱音・シュリ「あわわわわ・・・・」
かおる 「えっと、、、お見せできる状態じゃないので(;^_^A
こ、この辺で!また2008年も、よろしくお願いします♪」
あっと!
実は(^^)ぎんなんさんより、このような素晴らしいイラストを頂いております!
かっこよく、しかもうまく!
シュリが描かれています♪ぎんなんさん、どうもありがとう!!
みなさん、良いお正月を♪
-詩- 「 2 0 0 8 」 ~2007回目の脱皮~
聴こえる?
「2008」の、声。 いま、聴こえたんだ。
元旦を。同時に迎えた、あなた。
ね。 いま、始まったんだね。
ねぇ、聴こえる?
海の向こうの、あなた。
日本は。迎えました。「2008年」というトキを。
もうすぐ、だね。あなたの、街も。
何でだろう、違うんだよ。街が。空気が。
「いつもと変わらないはずの空気だな」、なんて。
言うかと思っていた、わたし。それは、間違いだった、みたい。
「年」は脱皮したんだね。2007回目の、脱皮。
だからかな。
冷えた外も、新鮮に感じる、イマ。
「始まったんだね。」
「そう、始まったんだよ。」
あたたかい、会話。
交わそう?
「あけまして。おめでとう。」
それが言いにくい人は、こういえば、いいさ。
「よろしくね。2008年!」
・・・ってね♪
今日は、夢の中で。餅つき、するんだ。きっと。
で、お月さまと、うさぎに。プレゼント。
みんなにも、配りにいくよ? たくさん、作るからね。「おもち」。
小説NO.91 「 最後の難関 」 其の壱
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「朱音?あかね・・・。あーかーね!!」
誰かが、呼ぶ声がする。私の名前を、呼んでいる。
朱音はぼんやりとした霞の中にいた。いつからそこに居たのかも分からず、じっと座っていたのだった。
そうしたら、声が聞こえてきたのだ。
(だ、誰?私を、呼んでいるのは・・・)
朱音は上空を見上げた。
霧が、薄くなってきている箇所がある。一か所だけ、ぽっかりと透けて見えそうな雰囲気だ。
・・・と、そのとき。
その「一か所」から、梯子が降りてきた。長い、長い、梯子。何でできているかも分からないし、どこまで
続いているのかさえ、分からない。
(これを、上れって・・・ことかしらΣ(・ω・ノ)ノ!?
と、途中で切れるなんてこと、ないわよね?!)
しかし、ずっとこの霧の空間に居たって、仕方がない。朱音はゆっくりと、その梯子を上りはじめた。
朱音が上段に足をかけるたびに、その梯子は揺れた。
ゆらゆら、時にグラッグラと。
その間も、朱音を呼ぶ声は、続いていた。
「朱音!あ、か、ね!・・・・」
・・・と。
「誰なの?ねぇ、私を呼んでいるのは、だーれー?!」
朱音は声を振り絞って、上空に叫ぼうとした。しかし、変だ。自分の声が、出ていない。
確かに叫んでいるのだ。しかし、その声は響くことを忘れたかのように、誰の耳に届くこともなく、
消えていく・・・。
(何なのよ、ここは・・・(ノω・、) 私一体、何でこんなところに、来たんだっけ?
あ・・・れ?さっきまで、どこにいたのかしら・・・?!)
それを考えた瞬間。
ぐらっぐら・・・ぐわん、ぐわんっ・・・・
これまでに無いほど、梯子が揺れた。振り落とされそうになる朱音。必死でそこにつかまり、思わず振り返ろうとした。
すると・・・
「振り返っちゃ、ダメだ!絶対に、振り返ってはいけない!!!」
どこかで聞いた声がした。とても心地のいい声。
親しみのある声が下の方から聞こえ、朱音は余計に振り返りたくなったが、振り返って恐ろしいこと
になるのも嫌だったので、その気持ちをこらえたまま、更に上に、進んで行った。
何時間、こうして登りつつけただろうか。いい加減、疲れてきてしまった。手は震えはじめ、足も
ガタガタと悲鳴を上げ始めている。
(上ってまちがいだったのかな?こんなとこで落ちたら絶対に死ぬわ(>_<)
どうしたら・・・いいの?シュ・・・リ・・・)
心の中でふと出た名前。
その名前が出た瞬間、朱音は自分がなぜ、今ここにいるのかを思い出した。
(シュリ!振り返っちゃいけないって、叫んでいたのはシュリなのね?!
じゃあ、この梯子を上り切ったら、そこは・・・現世・・・。)
そうだ。
ここは、上らねばならないのだ。最後の、難関。
朱音はシュリを想うと、振り返りたい気持ちが溢れ出しそうになった。しかし、
唇をかみしめて、それをこらえると、もう一度、震える手を上にのばし、梯子の段を上りはじめた・・・。
小説NO.90 「送られし人々の、ラッシュ。」 ~頭輪の底力~
朱音がふたつの呪文を言い終え、シュリが気を高めていた頃・・・。
ついに死界では、送られる魂が、ラッシュを迎えていた。
送られてきた人々は、後を絶たない。ルースがやってきた頃はまだ、彼が手足でのけられるほどの人々の山が、何分かに一度、押し寄せる程度だった。
しかし、今は・・・と、いうと。
人がまるで雪崩のように常に押し寄せてくる状態。
うめき声や叫び声が幾重にも重なって、もう単なる「音」と化していた。音、の上にまた次の音。
頭輪はその雪崩が起こり始めた瞬間、
「ついに、きたか・・・」
そう呟くと、死界の手下に収集の笛を鳴らし、紋付の羽織を脱ぎすてた。
そして、両手を合わせると、全身の気を高め、切れ長だがとても大きな、瞳を閉じた。
黒と白が渦巻く、煙のような「気」が、彼の周りを取り巻く。
(ルースとやら、任せろや。俺は、岩砕に、死界を任された男だぜ?
何にも策が無いままで、俺が王をしているわけねぇだろ?
みてな・・・)
「はぁあああああああぁ!!!」
一定の気が集まったところで、頭輪はその気を死界じゅうに、放出させた。
ミシミシと、死界が音を立てる。
頭輪は、死界の命を急激に成長させているのだ。
自らの気を死界そのものに注ぎ込み、死界の栄養分にしている。
・・・まるで、頭輪が死界の一部と化したかのように・・・。
死界の石や岩は宙に上がり、地面はミシミシとひび割れて、広がった。なぜか、うまいこと、牢屋部分
や人が縛られている場所には、亀裂が入らない。
実はそれらの不思議な現象は、頭輪の力のコントロールが成した、「技」で
あった。
そして・・・
さらに、そこには、ジワリ・・・ジワリ・・・。新たな「地」が現れ出した。
それらが、グイグイと、ひび割れた部分を埋めていくのだ・・・。
何とも不思議な光景・・・。
確実に、死界の規模は広がっていた。最初の「倍以上」にはなったのではないだろうか。
しかも、新たにできた部分の地面は、粘土質のように、まだまだ縦・横に
広がっていく。
まだまだ、育ち盛りの子供のような、死界。
「と、頭輪様は・・・やはり、すごい・・・。」
手下の兵たちは、あちらこちらでそう呟いた。
牢屋や人々が縛られている場所で、自分の担当区域にいる「魂たち」が混乱しないように、見張りや
管理をしながらも、今まで見たことのない、頭輪の力を目の当たりにして、あっけにとられていたのだ。
暫くすると、頭輪は瞳を開いた。
(これで、大丈夫だ。「成長することをこの世界自体に、覚えさせる。」それに、成功したからな・・・。
思ったより、頭のいい世界じゃねぇか。まぁ、これは岩砕の管理がよかった
おかげだな・・・。ルースとやら、お前もこれで、安心だろう?
さすがちょっくら、疲れちまったぜA=´、`=)ゞ)
心の中でそう呟くと、頭輪は息を切らして座り込んだ。
今もなお、死界になだれ込む人々は、後を絶たない状態である。
しかし、この世界が成長したということは、「スペース自体が大きくなった」、
と、いうことに加え、浄化の機能も上がり、「死界のサイクル」、その効率が
UPしたということなのである。
死界の王、頭輪。彼には、こんなにも秘められた力があったのである。
頭輪、彼がいなかったら・・・死界は危機を乗り越えていけなかったかも、
しれない。
「日本の、麺?」-年越しに、蕎麦を食べる理由とは!?-
ブログネタ:そば派?うどん派?日本の「国麺」はどっち? 参加中
国麺。ずばり、蕎麦も。うどんも。両方、だと思うな。
年越しに食べられるのは、蕎麦。でも実際。それは「国麺」だから、とか。
そう言う理由じゃ、なくって。
こんないわれが、あるみたい。
↓↓↓
1,「運そば説」
鎌倉時代、博多の承天寺で年末を越せない町人に「世直しそば」と称してそば餅を振る舞った。すると、その翌年から町人たちに運が向いてきたので、以来、大晦日に「運そば」を食べる習慣になったという。「運気そば」あるいは「福そば」とも言う。
2,三稜(みかど・三角)縁起説
ソバは一晩風雨にさらされても、翌朝陽が射せばすぐに立ち直る。それにあやかって「来年こそは」と食べる。
3,「細く長く」の形状説
そば切りは細く長くのびることから、家運を伸ばし、寿命を延ばし、身代を永続きさせたいと縁起をかついだ。「寿命そば」(新潟県佐渡郡)「のびそば」(越前)とも言う。
4,「切れやすい」ことからの形状説
そばは切れやすい。そこから、一年の苦労や厄災をきれいさっぱり切り捨てようと食べるという説。「縁切りそば」「年切りそば」とも言う。また、一年中の借金を断ち切る意味で「借銭切り」(岡山県賀陽町)とも。どちらも残さずに食べ切らないといけない.
5,そば効能説
「本朝食鑑」(元禄十年・1697)に蕎麦は「気を降ろし腸を寛(ゆるく)し、能(よ)く腸胃の滓穢積滞を錬る」とあるように、そばによって体内を清浄にして新年を迎えると言う説。薬味のネギは、清めはらう神官の禰宜(ねぎ)に通じる、との俗説もある。
6,捲土重来説
室町時代、関東三長者の一人であった増淵民部が、毎年の大晦日に無事息災を祝って「世の中にめでたいものは蕎麦の種 花咲みのりみかどおさまる」と歌い、家人ともども「そばがき」を食べたのがはじまりとする。
7,金運説
金箔を打つとき、打ち粉にそば粉を使うと金箔の裂け目を防げ、裂け目が出来ても一箇所に寄ってくっつく。また、金銀細工師は飛び散った金銀の粉を掻き集める時にもそば粉を使う。そこから、そばは金を集めるという縁起で食べるようになったとする。
(柴田書店刊 「そば・うどん百味百題」 より抜粋)
こういった風習が、今も続いていて、「年越し」には蕎麦を食べるみたいだけどね。
うどん職人も、蕎麦職人も、修行して、丹精込めて、作ってると思うし、外国の
食べものでは・・・ないよね。
ちなみに、地元では、「味噌煮込みうどん」や、チェーン店だと、「若鯱屋」っていう
カレーうどん屋さんが有名だったよ。うどん寄りの地域だね。
でも、わたしは。どちらかというと、蕎麦が好き、かな。
「月見蕎麦」だいすき(^^)あと、「山菜蕎麦」。その日の気分も、あるけどね。
結論は。
両方、愛そう!! ジャパニーズ!!!
・・・って、ことだと、思います!
でも、蕎麦アレルギーの方は、どうしても。うどんがいいだろうね^^;
それは、仕方ないよね~。
小説NO.89 ~ 朱音、帰還の時 ~ 後編
ついに、実行のときが来たのだ。
朱音は朱鳳凰を天にかざした。
朱鳳凰は、これまでにないほど、大きく羽ばたき、燃え上がると・・・
キュイィイィィィイーーーーーーーン・・・・・・・!!!
声が嗄れるのではないか、というほどの声を振り絞っていた。朱鳳凰、最後の、鳴き声。
その声を聞くと朱音は切なくなった。再びこれまでの思い出が、ドッと彼女の心の中にあふれ出す。
(苦しいことが沢山あったわ。でもね?本当に、ここに来れて・・・よかった。
今だからわかるの。ありがとう・・・心から、ありがとう、ここの世界で出逢った、
みんな!!)
泣かない。最後、この世界を去る時は決して泣かない。
朱音はそう心に決めていた。
「シュリ、まず。魂を、死界に送る呪文を唱えるわ。
で、続いて2つめ、私が現世に帰る呪文も間を置かずに唱える。
2つめの呪文を唱えて、私が霞みはじめたら、さっき言ったこと、おねがいね?」
朱音の言葉に、シュリは頷く。
「分かった。気を、高めるよ。思いっきり。」
シュリも集中し始めているのだ。必要最低限のことしか、話そうとしない。
変に色々と考えてしまったら、朱音を引きとめてしまいそうで、そうしなかったのかも、しれない。
そして・・・。シュリが見守る中、朱音は一つ目の呪文を、唱えた。
「魂・此処・有・送・全・死界・除・君・シュリ・我・子!!!」
(ここに有る魂のすべてを、死界に送りたまえ。あなた自身の命、そして
シュリ、私、私たちの子供を除いて!!!)
そのとき、朱鳳凰は炎と化、した。本当に、炎そのものとなった朱鳳凰。
バサバサと揺れ動き、大きく舞い上がったかと思うと、朱音たちの視界は、朱色の空間に包まれた。
朱鳳凰が、この世界中を包み込んだのだ。
まるでそのときの世界の色は、朱音のペンダントと、シュリの義眼の色、その物のように思えた。
「朱音!早く!次の魔術を!!世界が傾いて、崩れかけているよ!!」
シュリの声に朱音はハッとする。
ガラガラと音がしたかと思うと、地面にはヒビが入り、壁は斜めに歪んでいるではないか。そして、
崩れ落ちた様々な物の、粉じんや、破片がバッ・・・っと舞い散り、顔や体に当たり始めた。
(いけない、つい世界の色にボンヤリしてしまったわ!(´Д`;))
そして急いで、しかし決して間違えないよう落ち着いて、次の・・・そう、最後の、呪文を唱えた。
「・・・。帰・我!!!」
(私を、元の世界に帰したまえ!!)
実に短い呪文。しかし、一番、言うのがつらい・・・呪文であった。
世界の色がますます濃くなっていった。朱音の視界はくもり始めていた。彼女からは世界の様子
が見えなくなっていっていたし、音も小さくなっていくように思えていた。そして、意識も徐々に、
薄れていった・・・。
シュリから見た朱音は、半透明になりかけていた。まるで、レースのカーテンのように・・・。
(さっきまで・・・ここにた朱音が・・・もう、消えかけている・・・・・)
驚きを隠せないシュリ。しかし、まさに今が、シュリの気を高めるときなのだ。
シュリにもそれが分かっていた。
シュリは瞳を閉じた。様々なものが、自分にぶつかり、時に突き刺さった。血が、流れていたのかも
しれない。しかし今彼は、そんなことに気を向けている余裕はなかった。
朱音やルースと交わした約束を、守らねばならないから。
そして、朱音の中から、子供を引き寄せ、無事に彼女を帰還させなくては、ならないから。
シュリは全身からは青い炎が立ちのぼっていた。
彼の心身では、これまでに起こしたことがないほど強い「気」が、高まって渦を巻いていた・・・。
-詩- 「スイマ」。の、「忘れ物」?
うーん・・・へんだな。
スイマ。こないんだ。今夜。
why?
ウチにくるの。忘れたの、かな。
スイマ。よ。
キミの「忘れ物」?ワタシ。
何だか。さみしい じゃない。
さみしい、よ。
暗い、し。I wanna cry。。
カラダが、ね。むしょうに、醒めてる。ぽっぽ、暑い。
あ。風邪ぢゃ。ないよ? お風呂。長すぎたのかも、ね。
あつい。アツイ・・・
も 一度。
横になって。スイマ。待とう。
スイマ。が、私を纏う、のを。ね。
try。
AGAIN !!
自力で、溶けていこう。スイマ、来なくても。
ゆめで、逢いたいから。
ど、しても。愛たい、から。
カラダの熱よ、おいで?ココロに…。
こんな。日。
ときどーき。あるかな。
子供のころから。寝起きはいいけど、寝つきが悪い子。だったんだって。
どんなに疲れてても。しばらくは、起きてる。いまでも、そうだな~。
「1分あれば寝られる」っていう。
そういうの、体感してみたい、なぁ。
小説NO.88 ~朱音、帰還のとき・・・~ 前編
さて。死界でのお話に、キリがついたところで、シュリと朱音の話に戻ろう。
朱鳳凰から、「いつでも大丈夫だ」そう言われた朱音たち。
ついに、この世界をやり直す時が来たのである。
・・・そしてそれは、朱音が現世に帰る、時でもある。
「さぁ、朱音。準備ができたなら・・・。やろうか。一刻も早い方がいいだろう。」
シュリは冷静にそう言った。
心中、穏やかなわけではない。これからほぼ、ひとりでこの世界を守っていくのだ。不安はある。
そして何より、朱音が帰ることも、正直悲しかった。
初めて、愛を教えてくれたひと。初めて家族だと思えた、ひと。大切な・・・ひと。
しかし、その「大切なひと」を守るには、彼女を現世に帰すのが、一番なのだ。
「わかったわ・・・。」
朱音も涙ぐんでそう言った。
彼女にとってもシュリはかけがえのない存在。この世界にきて、彼がいなかったら一体今、
朱音はどんな生活を送っていたのだろうか…。王に捕らわれていたら、と思うとぞっとする。
それを救ってくれた、そして愛する気持ちを思い出させてくれた、大切なひとなのだ。
しかし時間はない。
時は止まることを知らず、ひとにはやるべきこと、しなくてはならない時があるのだ。
朱音はシュリの手を握ってこれからのことについて話し始めた。
「私は、今から父さんの教えてくれた魔術を2つ、唱えるわ。ひとつは、この
世界の住民、あなたと、この世界そのものの命以外を、死界に送る魔術。
そして、もうひとつは、私自身が現世に帰るための魔術。この、2つの魔術
を唱え終わった時点で、私は自然と・・・現世へとつながる通路に飛ばされ、
帰ることになるわ。
私が消えかけたその時、シュリ、あなたには自分の「気」を思いっきり高めて
ほしいの。そうすれば私のお腹の中の子は、シュリの方に魂を引かれ、この
世界に残ることができるの。」
一瞬、シュリは「ん(°д°;)?!」という戸惑った様子を見せた。
やや、理解に苦しんでいるようだ。
朱音は他の説明方法を考えた。
「えっと・・・、そうだ、磁石と同じ原理よ。シュリがS極で、私がN極だとする
わね。
この子の中には私の気とあなたの気、両方が含まれているわ。S極とN極が
混在している状態。つまりね、私が飛ばされて気を使えない状態になってい
る時に、あなたが最高に「気」を高めることによって、この子のN極部分が、
あなたの強いS極部分に引き寄せられる。そうして、この子はこの世界に魂
を残すことができるよ。
・・・分かる?例えて話しちゃったけれど・・・。
私がこの子のS極(シュリから来た部分の遺伝子)を引く力をはるかに超える
力で、N極(朱音から来た部分の遺伝子)を引き寄せてほしい。そういうことな
のよ。」
シュリは不思議そうな顔で、考えていたが、磁石を思い浮かべてしばらくすると、理解できたようだ。
「うん。わかった。難しかったけど、理解できたよ。」
朱音はホッとした。
実際、この世界に「磁石」が存在するのかさえ分からないまま、説明してしまっていたからだ。
あとは、朱鳳凰の力を借りて、実際に今説明したことを、実行するのみである。
「じゃ、じゃあ、やるわよ?」
朱音は緊張した面持ちで、朱鳳凰をかざした。
シュリも同じく緊張した様子で「ああ。」とうなずいた。
ついに実行の時がやってきた。この先は、次のお話に、つづく・・・。




