認知戦という言葉をよく聞くようになりました。
情報戦と一緒にしがちですが、全くの別物。
苫米地英人博士がわかりやすく解説する動画をご紹介しますが
長い動画なので(27分)、文章でもまとめておきます。
情報戦
国家権力がコントロールして、相手国中枢の判断ミスを誘うのが目的
事実を遮断(知らせるべきことを知らせない)するのが基本で、フェイクニュースは基本NG
認知戦
他国や超国家権力が世論にはたらきかけて、民意をコントロールして、その結果、政治指導者の判断までコントロールするのが目的
真実か否かは関係なく、逆にフェイクニュースを意図的にばらまきます。
(今回のロシア・ウクライナ問題でも、映画の1シーンや過去の映像が拡散されています)
認知戦のターゲットは全世界の一般市民です。
そこにプロが紛れ込んで、フェイクニュースで感情を煽り、世界に拡散していきます。
自らの正当性と敵対者の不当性を事実として人間の認知に刷り込むから認知戦です。
わたしたちは、最初に聞いた情報を正しいとしてしまうので、ひっくり返すのが非常に難しくなるのです。
認知戦が我々に仕掛けられていると認識すべき。
「認知戦」を理解してより良い世界を構築せよ!
(by 苫米地英人)
コントロールの例として、イベルメクチンが臨床試験に入るとニュースになった話が取り上げられていました。
確かに、そのとおりで、
少し前までは、イベルメクチンの効果を話しただけで、YouTube動画が消されることもあり、関連動画に上がらない、Google検索でも上位に出ない、SNSではイベルメクチンについて発信するお医者さんをしつこく叩くなど、ネガティブキャンペーンが非常に強かったです。
そしてメディアは、イベルメクチンを全く無視するか、報道する場合はネット上のネガティブな反応だけでした。
臨床試験に入るということは、国も効果を認めるなど論議もあったでしょうが、その報道がなかったので、ニュースはいきなりという感じでした。企業が完全に世論をコントロールしている印象です。
それでなくても、我々日本人は、テレビや新聞・雑誌への信頼度が高く
最初から刷り込まれやすい状態にあります。
メディアが一斉に同じ論調になるときは、一緒に感情的にならずに用心したいものです。
■わたしたちは、さまざまな勘違い・思い込みにとらわれて、自分自身を低く見積もり、心の自由を自ら手放しています。