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まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,248号)

○桂雀三郎さんは「親子酒」で「水を沸かした物」を「湯ゥ」と言う。「大阪はね、一字のもんでも、伸ばすの。蚊ァとか、目ェとか、歯ァとか、毛ェ……ないけど。放っとけ!(笑)」

 

○一音で意味がわかる言葉を「一音語」というらしい。世界的に見ても珍しいという。一音語で自分を分析する。

 

○「我(が)」=強い。他人と同じでは嫌。「気(き)」=弱い。典型的なアカンタレである。「間(ま)」=悪い。絶妙の悪さで現われたり言う。

 

○「目(め)」=悪い。視力悪いし眼つきも悪い。「血(ち)」=薄い。薄情で血圧も低い。「知(ち)」=低い。知力も知能も知性も低い。「絵(え)」=下手。母親が元絵の先生で、自分も中学は美術部なのにだ。「手」=小さい。そして遅い。

 

○「尾(お)」=振る。すぐに振る。「歯(は)」=悪い。並びも歯茎も悪い。「湯(ゆ)」=湯割りは好きだが烏の行水だ。「火」=なかなか付かない。(大人の)火遊びに興味がないことはないような少しはあるような気がする、むふ。

 

○「無(む)」=ないものはない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,247号)

○夕方の電車内。10人が視界に入っている。7人がスマホ、1人がボゥとし、1人が寝、1人が読書。

 

○事程左様に社会(車内)の7割はスマホに暇を預けている。本来何もしない人もスマホを持ってしまった。私は7人には入っていない。寝たりボゥっとしたり、本を読んだりする。

 

河島英五に「何かいいことないかな」という歌がある。1972年に発表された。「若者」と呼ばれはじめてから今まで「つぶやきあるいは叫び続けた」言葉が「何かいいことないかな」だ。

 

○そういえば、最近小児が「えぇこと考えたっ!」と叫ぶシーンを見ない。一部記憶が美化されてはいるが、昭和ではそこら中で「えぇこと考えたっ!」が聞かれた。その瞳は輝いていた。

 

○今はそこまで至らない。そこまでの間にスマホを見る。河島英五は「僕の中の歯車が狂ってる」ので、最期に「何かしとけばよかった」と言い続ける、と。

 

○私は常に「何かいいことないかな」と問い続けたい。常に「えぇこと考えたっ!」と叫び続けたい。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,246号)

○映画「アナウンサーたちの戦争」。新聞は印刷や配達に時間がかかる。媒体特性を考えると、戦時のラジオは最先端だ。だからこそ為政者はラジオの「電波戦」を仕掛けた。

 

○国内では戦意高揚・国威発揚の放送、国外では敵に戦意喪失させ、誤情報で混乱をさせた。

 

森田剛演じる和田アナと高良健吾の館野アナ。開戦ニュースと玉音放送に関わった。同僚は占領地に赴き、現地の日本化を進めた。

 

○ミッドウェー海戦、アッツ島戦、インパール作戦、レイテ沖海戦で日本は負けていたが、放送では連勝を伝えた。ビルマで従軍報道を試みた館野は「言葉は何の役にも立たなかった」と泣く。

 

○国民を扇動する放送を求められた和田は「信用のない言葉ほど、みじめなものはない」と泣く。森田剛は、和田が言う「虫眼鏡で調べて望遠鏡で喋る」を常に意識して演じた(16日朝日新聞)。

 

○桂竹丸の落語「ホタルの母」では、知覧から散った兵士を見送った食堂の「母」が玉音放送を聞き「こんなことになるんだったら行く必要はなかったんじゃないか」と泣く。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,245号)
 

中村雅俊「盆帰り」(作詞・小椋佳)では、里帰りをした後の寂しさを歌う。「ひとときを故郷のふところに遊ぶ」と。

 

○一泊で琵琶湖まで行った。かつては大阪にもあった「ホワイト餃子」を食べ、近江八幡の長命寺から琵琶湖を拝む。それ以外は喰う→飲む→寝るの「寝盆」であった。「寝正月」はあるが「寝盆」という言葉はないので、発明しておく。ラジオで「お盆玉」という言葉を聞いた。盆に半強制的に実家に連れて行かれる孫が発明しやがった。

 

○琵琶湖から戻り「大相撲部屋対抗!大食い&歌うまバトル」を見た。人気力士が大食いにチャレンジし、自慢の歌も披露する。

 

○パリ五輪では「ブレイキン」が新競技として行われ、日本のAMIが優勝した。最近ではスケボーやクライミングも競技に加わった。ロス五輪からは「SASUKE」が加わる。

 

○こうなったら「大食い」を五輪新競技として採用して欲しい。「体重別」「団体戦」「男女混合」などで盛り上がる。見たいっ!

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,244号)

桐野夏生『オパールの炎』。「中ピ連」の榎美沙子をモデルに描く。中ピ連は「中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合」。

 

○1972年に結成。経口避妊薬の規制を「女性への抑圧」と捉え、女性解放運動として展開した。ピンクヘルメットで常に揉めている姿をTV等で見た。中学生(私)には主張がよく分からず、際物的に見ていた。私の「女性はこわい」思いに拍車を掛けられた。

 

○本書では彼女に関わった人へのインタビューとして語られていく。桐野夏生は本人の「ノート」として、ピルの解禁を主張するのは「優生保護法を撤廃すべきだ、と。それは女性から中絶する主体性を奪うことだし、障害者を差別することでもあるからだ」と言う。

 

○先日、旧優生保護法は憲法違反とする最高裁の判決があった。中ピ連は50年以上前からその問題点を正確に指摘していた。

 

○この作品は、有吉佐和子『悪女について』と同形式で描かれている。榎美沙子は「悪女」の富小路公子とはあらゆる意味で正反対の「賢女」ではなかったか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,243号)
 

天気予報電話サービス(177)が来年3月で終了する。携帯やネットが無かった頃、よく使った。

 

○同じく電話による番号案内(104)は再来年3月で終了する。これも昭和の時代によく使っていた。懐かしい。

 

○電話帳(ハローページ)は2021年に廃止されていて、店舗や企業の番号が載るタウンページも再来年で廃止となる。公衆電話ボックスに分厚い電話帳が設置してあって、気になる人の番号を見つけたことがある。

 

○NTTの社長は、電報サービスを「どこかのタイミングで終了させる」と述べた。明治2年から開始されていて、朝ドラなどでも「スグカヘレ」や「チチキトク」などが出てくる。今は祝電や弔電が9割という。ネットや携帯で事足りるので、利用者が激減しているという事情は判る。

 

○終了し、廃止となるのは「声」と「紙」だ。私は社会から「声」と「紙」が無くなるのは嫌だ。

 

○そして今覚えておかなければいけない番号は災害用伝言ダイヤル(171)である。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,242号)

○映画「Mommy(マミー)」。1998年の「和歌山毒物カレー事件」の林眞須美死刑囚は本当に犯人なのか。事件から26年。衝撃の作品だ。

 

○以前見た番組で、夫の林健治が「眞須美は金にならんことはせん」と断言していて、私はその言葉が本当なんだと思う。逆に「保険金詐欺」は繰り返した。あまつさえ、夫の健治にもヒ素を飲ませたとされている。本人は「自分で飲んだ」と言うが、映画では坂道を下る健治の車椅子を押す長男に「眞須美やったら手ェ離すで」と言う。私はここで笑った。

 

○映画では、有罪の決め手となった「目撃証言の信憑性」と、ヒ素の「化学鑑定の妥当性」が共に「嘘」であったことを伝える。

 

○カレーの現場に眞須美が一人で居たことになっているが、次女も居たことを長男が証言するが、無視されている。

 

○あの人の娘であることを隠して暮らしていた長女は、娘と共に関空連絡橋から飛び降り自殺した。それでも長男は「母は、無実だと思う」と言う。私はこの言葉も本当なんだと思う。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,241号)
 

有吉佐和子『悪女について』。1978年の作品だが、悪女は時代を超える。27章で27人が悪女=富小路公子について語る。27人と言うのは野球で9イニングでの対戦人数ではないか。

 

○公子が死に、世間は「虚飾の女王、謎の死」と騒いだ。会社を数十社持ち、不動産や貴金属で巨万の富を築く。騙された人も恩恵を被った人も居る。

 

○十七歳で最初の子を産み、結婚や離婚を繰り返したが、戸籍上ではまた違ったストーリーが紡がれている。それだけを知るとまぁ悪女である。

 

○TV局は田園調布のシャンデリアだらけで、中庭のひとつがカナリア用の巨大な鳥籠になっている豪邸に住む公子を出演させた。局手配の車には乗らず、ベンツ、リンカーンで乗り付けた。併せて医者と看護婦、美容師、メーキャップ専門家、有名デザイナーとその弟子、「アラン・ドロンみたいな若い男」も付いてきた。

 

○番組内では打ち合わせた事は言わず、終始「愛ですわ」「夢ですわ」と持論を述べる。それが大反響となる。

 

○佐和子、そうきたか。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,240号)

○今、花の都パリでオリンピックをやっている。行けないので、テレビを見なければならない。一昨日の淀川花火も拙宅にも音は届いているが、暑いので行けない。テレビで見た。

 

○オリンピックはパリなので、大阪とは時差がある。今は夏時間で時差は7時間だという。午前10時からの競技は午後5時で、午後5時からの競技は深夜12時だ。ライブではなかなかにキツい。

 

ティーバーというサービスを使えばほとんど競技を見直せるという。情報化が進んだ今、結果を知ってしまってから見る競技は少し詰まらない。

 

○昨年のプロ野球日本シリーズでも中継が見られない日は番組を録画して、勝敗を知らない状態で見る。ややもすると電車内の会話で知ってしまったり、家人が「残念やったね」などと悪気なく言い、超がっかりする。

 

○淀川の花火も音は原音で入ってくるので、花火はテレビ画像で見て音は生で聞こうと思っても打上場所から9キロ離れている。その花火の音は約30秒後に「どん」というのである。こちらも時差に悩むのである。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,239号)
 

○プロ野球オリックスバファローズが、引き分けを挟んで9連敗した。本日ロッテに負けると10連敗になる。明日負けると11連敗になる明後日も負けると……。

 

○ようく思い出していただきたいのは、オリックスはパ・リーグで3連覇しているチームだで。松井稼頭央監督が5月に休養する程に西武が不振だったが、今や野牛は獅子を笑えない。

 

○私は近鉄ファンだった。ゴタゴタがあって2005年にオリックスと一緒になる。「消去法」でオリックスファンになった。

 

○近鉄時代も連敗連敗で、中々勝てない。梨田監督時代の2001年、北川博敏が代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打を放ったが、日本一にはなれなかった。

 

○かつての藤井寺球場日生球場大阪球場などでは閑古鳥も鳴かぬ程の不人気時代があった。1961年の近鉄は10連敗を3回やらかし、南海に50ゲーム差の百敗で撃沈した。

 

○しかし、だ。柳井正は『一勝九敗』で、安藤忠雄さんは『連戦連敗』だ。弱いときでも応援を続けるのが正しいファンである。のであるが、どうにかならんか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。