2020年のクリスマス飾り
今年は新型コロナ禍の影響でミュンヘン・クリスマス市が中止になってしまった。
そんなわけで、今年は新しいクリスマス飾りは無しかな、と残念に思っていたのだが、たまたま買い物に出かけた時に見かけたサンタの木彫りの像が面白かったので買ってきた。
サンタが黒猫を抱いている。
これは西洋には無い発想かもしれない。西洋では、異端審問に絡めて猫、とりわけ黒猫が迫害された歴史がある。(ところが、猫狩りが徹底して行なわれた地方では、その後、ペストが猖獗を極めたとされる。)
どうも、人間の思考は自然から離れる方向に純化されるほど、狂気を帯びてくるように思われる。そして、自然に近しい存在に対して敵意をむき出しにするようになるのではないか。
元々クリスマスのような祭りは、キリスト教の布教の都合で古代宗教の祭祀を一部許容したところから始まっているのだから、どうせなら自然と交感して健全な思考に戻す文化的装置のようなものにすれば良い。
というわけで、黒猫とサンタの取り合わせも「有り」なのだ。
ちなみに、我が家のめぼしいクリスマス飾りは、ほとんどがクリスマス市で買ったものだ。
面白そうな祭りだったら、背景に拘らずに楽しんでしまう日本。やっぱり良いなあ。




