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鉱物採集を巡る話題(「瑠璃の宝石」と幻の二階堂TVCM)

ニアという程ではないが、むかしから鉱物は<好物>だった。
また、子供時代に出会ったヴェルヌの『地底旅行』やドイルの『失われた世界』のようなSF冒険譚には、大人になった今でも胸が躍る。自らの足で驚異の世界を探検し、発見した物やデータを持ち帰り研究する。その意味では、ささやかではあるが、このブログで公開しているフィールドワークのレポートの一篇一篇が、自分にとって小さな探検記であると言えるかもしれない。

最近観たアニメ「瑠璃の宝石」や連載中の原作の漫画は、それらと同質のワクワク感を与えてくれるものだった。鉱物の発見・採集に至るまでのプロセスがしっかり描かれているし、産地やそこまでの道程の風景も丁寧に描写されている。

 

 

 

 

 

 

16年程前、同じような気持ちを抱かせてくれたテレビCMがあった。
当時のブログ日記から。

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2010-07-29
ノスタルジア

 二階堂酒造「大分むぎ焼酎二階堂」のTVCF。2009年「大地のささやき」篇は鉱物学者らしき人物が主人公。2004年の「詩人の島」篇はそのプロローグか。

  むぎ焼酎二階堂 TV-CMライブラリー 2009年「大地のささやき」篇[リンク]
  (該当頁削除に付き、撮影シーンデータをサルベージ (2010.08.29))

 

C-1 福岡県久留米市草野 旧個人病院 現草野発心堂(骨董店)店内
C-2 福岡県久留米市草野 旧個人病院 現草野発心堂(骨董店)
C-3 福岡県久留米市草野 旧個人病院 現草野発心堂(骨董店)
C-4 福岡市東区箱崎 九州大学総合研究博物館内にてセット
C-5 熊本県 阿蘇山 仙酔峡 花酔い橋付近
C-6 福岡県飯塚市古屋敷 採石場にて
C-7 熊本県 阿蘇山 火口東展望所から中岳への登山道
C-8 本の上の輝安鉱
C-9 鉱石ラジオ
C-10 福岡県糟屋郡宇美町 個人邸
C-11 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽 京都大学火山研究センター内
C-12 福岡市東区箱崎 九州大学総合研究博物館内
C-13 塩化アンモニウムの結晶
C-14 熊本県 阿蘇山 砂千里ヶ浜
C-15 福岡県 白州灯台 北緯:33度59分01秒 東経:130度47分30秒

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冒頭の場面では、机に座って左手で薄緑色の蛍石らしき鉱物の結晶を持って眺めながら、万年筆でノートにメモを取っている鉱物学者の手元が映される(C-1)。続いて、「鉱物研究所」の看板(C-2)、鉱物学者が居るであろう夜明け前の洋風の一軒家(C-3)、そして、机に座っている鉱物学者の後姿が映される(C-4)。このつかみで、このCMの世界観に一気に引き込まれる。続いて、鉱物学者の巡検の往路(C-5)、鉱物採集の様子(C-6)、帰路(C-7)が描かれる。そして、C-8では、鉱物の結晶が描かれた薄い書物のページの上に採集された輝安鉱が置かれている。

二階堂のCMシリーズでは、この「大地のささやき」編が一番気に入っていた。何と言っても、自分の憧れが凝縮されて結晶化したような映像作品だ。しかし、年度の途中で突然放映が打ち切られた。その理由について詳細は公表されていないが、C-9の鉱石ラジオのシーンで、現代の芸術家がデザインした鉱石ラジオを誤って使ってしまったことが原因ではないかと噂された。

ちなみに2004年の「詩人の島」篇については、二階堂酒造がYouTube公式チャンネルで公開している。このCMでは一瞬だが鉱物学者の机の上らしきシーンが登場する。(何故かオウムガイの殻が目立っているが。)

 

YouTube:
大分むぎ焼酎 二階堂 TVCM「詩人の島」篇

 

 

 

写真は、以前の鉱物採集のスナップから。

 

鉱石海岸

 

 

 

水晶と黄鉄鉱(黄銅鉱)。

 

 

OA鉱山

 

 

 

菱マンガン鉱。

 

 

手稲鉱山

 

 

 

重晶石のクラスターの中に小さな水晶が一本紛れ込んでいた。

 

 

RS鉱山

 

 

 

ここでは小さな水晶が採集できた。