画紋(gamon) -861ページ目

桜束文様

本日の画像は、「桜束文様」です。
桜が好きだった豊臣秀吉より早く、桜の華宴で有名な逸話を創ったのが、足利幕府成立の功労者でもある佐々木導誉(1296-1373)です。
それは、西行桜で知られる大原野の勝持寺での花見の会の出来事です。
本堂前の4本の桜に、高さ3mの花瓶を鋳掛けさせ、立花と見なし、一斤(600グラム)の名香を一気に炊きあげて、参加者を驚かせたと言われています。
室町時代、桜の精や桜を愛した人の亡霊を登場させて王朝の華を描いたのに対し、新興の武士は、現世の刹那を綺羅に華々しく演出したようです。

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桜波

本日の画像は、「桜波」です。
波の構図に、波紋を入れた背景。
桜がアクセントです。
弥生時代の頃から、桜の華は稲作作業と深い関わりがあったようです。
桜の華が早く散ると、その年の稲の実りは「凶」となり、花が長く咲けば豊作の吉兆と判断されたようです。
春、山の神が田の神となって、桜の華となり、稲の収穫が終わる冬に、田の神は山の神となって帰るものと信じられていました。
桜の木は、神が宿る依代。神である稲穂の豊饒霊が降りてきて座る神座と見なされたようです。
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四方枝桜

本日の画像は、「四方枝桜」です。
桜の咲く頃は、気候が荒れます。
花冷え・春疾風・菜種梅雨・春霖。・忘れ霜などの季語が示すように、寒暖の差が大きく春の嵐が吹き抜けます。
奈良時代には、春の季節は、疫病がはやる為、疫神を鎮める為に、花の散るのを鎮める鎮花祭りが行われました。
花見の起こりは、霊を鎮める花鎮めのお祭りが基となっているようです。
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