本日の画像は、「桜束文様」です。
桜が好きだった豊臣秀吉より早く、桜の華宴で有名な逸話を創ったのが、足利幕府成立の功労者でもある佐々木導誉(1296-1373)です。
それは、西行桜で知られる大原野の勝持寺での花見の会の出来事です。
本堂前の4本の桜に、高さ3mの花瓶を鋳掛けさせ、立花と見なし、一斤(600グラム)の名香を一気に炊きあげて、参加者を驚かせたと言われています。
室町時代、桜の精や桜を愛した人の亡霊を登場させて王朝の華を描いたのに対し、新興の武士は、現世の刹那を綺羅に華々しく演出したようです。
