■黒柴ひなた、黒柴あおい、赤柴そら

自己紹介2、みんな7歳

 

■父と3兄弟の歴史

父、犬を飼う~ 犬嫌いだった男が、柴犬3匹と暮らすに至った物語

 

 


犬が泣いている
鳴いているのではなく泣いている

その日、赤柴がなぜか泣いていた

ソファに座っても
床に横になっても
悲しい声で突然泣く
なにかが痛いようだ

その声に他の犬たちは敏感に反応する
不穏な空気が流れる
でも争いには至らない

飼い主はどうしていいかわからない
しばらく赤柴を眺めてみる
左手がおかしいことに気がついた

左手をかばっている
散歩では気づかなかった
でも今はなぜか痛そうだ

立っている方が楽らしい
その日はずっと立っていた赤柴
でもときどき悲しい声で泣く

痛そうだからといって毎回病院に行くわけではない
人間だってそうだ
ちょっと怪我したくらいでは病院には行かない
お腹が痛いぐらいでは病院には行かない
でも犬の事だとすぐに病院に連れて行こうかと考える

どこが痛いのか聞けないから
どう具合が悪いのか聞けないから
だから心配になる

手を触ってみる
痛いのかすぐに逃げていく
見た感じは怪我はない
とりあえず放っておこう

しばらくすると再び不穏な空気が流れた
みると嘔吐物があった
だれかが草を吐いていた


犬は吐きたいときに草を大量に食べて吐く
誰が吐いたかわかならいがなぜか安心する
具合の悪いものを吐いたなら良いことだ

赤柴は丸1日ぐらい具合が悪かったが
そのあとは普通に戻っていた
左手を触っても嬉しそうに見つめてくるだけだ

かなり健康な3匹だけど
犬だって具合の悪いこともあるだろう
その中でも赤柴はひ弱なほうだから

犬の具合が悪い時どうしていいか迷う
自然に治るのか悪化するのかわからない
2日以上続くなら病院ということにしよう

 

 

 


元気になって散歩も問題なし


父が更新
 動物病院にも夜間診療所というものがあることを知った。
 

草をはむ~柴犬ひなあおそら

草を吐いたのが赤柴かはわからないが、赤柴だったなら草を食べてお腹を調整したのかもしれない。左手は関係あるのかわからないが。

 

 

 

柴犬3兄弟ひなあおそら写真集

Kindle版いい感じでした。