細部に宿るもの | 『もの想い』macoto

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私たちひとりひとりは同じ

 

私たちひとりひとりは違う

 

そのどちらも真実になり得ます

 

 

 

たとえば木に茂る葉っぱたち

 

私たちは同じ葉っぱとしてみます

 

 

 

近づいてよく見比べてみれば

 

一葉一葉の色や形は違います

 

 

 

木を見て森を見ずでも

 

逆に全体ばかり見るのでも

 

見方によって変わり

 

捉え方によって

 

そのすべてが真実になります

 

 

 

私たちひとりひとりにも

 

同じようなことが言えます

 

 

 

私たちは同じ人間です

 

しかしひとりひとりが

 

みんな個性の違う人間です

 

 

 

同じ人間という大きな視点と

 

誰もが個性を持った特別な視点は

 

そのどちらも間違いなく真実です

 

 

 

私の日々綴っている言葉たちも

 

言うなれば先人の言葉の焼き直しで

 

同じようなことを言っています

 

そう捉えることもできますが

 

初めて読んだ人にとっては

 

その人にとっての初めての言葉で

 

人生を左右することもあるでしょう

 

 

 

「神は細部に宿る」

 

という言葉があります

 

 

 

細かい部分にまで拘ることで

 

神の創ったものに近づく

 

というような解釈です

 

 

 

しかし私はこの言葉をこう捉えます

 

 

 

一葉一葉が同じように見えて

 

近づいてみれば違うように

 

ひとりひとりも似てるけれど

 

お互いを理解し合えば違う

 

 

 

そんな違いを認め合い

 

共生できるように

 

神ならば世界を作るでしょう

 

 

 

もしも神がいるならば

 

そういう細部にまで命を吹き込み

 

完璧な調和を作るでしょう

 

 

 

私は人の形をした神の存在は

 

人が創り出したものと思っています

 

世界中にたくさんいる神は

 

人を中心に考えられている気がします

 

 

 

きめ細やかな気配りや心配りのある

 

この世界で創られたものにこそ

 

その魂は宿ると信じています

 

 

 

そしてこの心のなかにこそ

 

調和の魂は宿ると感じています

 

細部に宿るものを大切に

 

 

 

 

 

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202012130300初稿 もの想い

202012152000ブログ投稿

202012160800推敲・修正

 

あとがき

私は無宗教なので

いわゆる神の存在は

信じてはいません

 

それでも各々の教えで

良いと思うことは

先人の知恵として

自分の人生に取り入れ

成長に繋がれば良いと

思っています

 

もちろん人それぞれ

なにを信仰しても

それは個人の自由です

 

他人の信仰については

否定も肯定もありません

のであしからず^^;

 

※追記

細部に魂を宿らせるため

推敲・修正をしました

 

 

 

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