義務と愛【認知行動療法】 | 『もの想い』macoto

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「義務」と思った時点で

お互いにとっての「自由」が

奪われるものだと私は思います

 

義務教育とか扶養義務とか

「義務」とついたら

そこに「愛」が置き去りに

される気がしませんか?

 

「義務」のために

子供を産んだ訳でもないし

育てるのはその子に対しての

「愛」があるからでしょう?

 

 

 

 

 

映画『ミッドナイトスワン』でも

水川あさみさんが演じてた

母親がネグレクトしてたのは

その愛の向く先が子供でなく

「自己愛」の強さが勝った

 

草彅剛さんが演じてた凪沙は

その子に対しての本物の「愛」が

あったから「母親になりたい」と

その子のために尽くしたのでしょう

 

これは映画の話しであって

必ずしもネグレクトをするのが

「自己愛」とも言い切れません

 

ネグレクトをしてしまうには

その母親の生育状況や環境など

一概には言えない難しい問題です

 

「自己愛」とは言えども

自分が愛されていると感じず

満たされぬまま大人になった者は

他人への愛どころか

自分への愛すらを満たせず

誰かを傷つけていることにすら

気づかぬまま偽の愛に繋がる

 

自分を満たせぬままの心は

ときに誰かを傷つけ

ときに我が子にも愛を注げない

そんな大人になるのでしょう

 

自分で自分をコントロールできず

もがき苦しんでいる人は

私に限らず少なからずいるはずで

 

あの母親もある種の

「愛着障害」を抱えて

娘よりも男に縛られる

 

物語上では悪役ですが

あの母親も可哀想な人

なのかもしれないと思います

 

 

 

ここで「愛着障害」について

自分もそうではないかと

感じる出来事が続いたので

チェックしてみました

 

・人に気をつかいすぎる

・親しい関係が苦手

・依存してしまいやすい

・発達障害と似たところがある

・意地っ張りで損をする

このような感覚を感じたことが

ある人は一度チェックしてみて

はいかがでしょうか?

 

「愛着障害」についての著書が

多い精神科医の岡田尊司さんの

回避性愛着障害の本を元にした

愛着スタイル診断テストを

私もやってみました

 

するとここでもまた「不安」

のキーワードが出てきました

 

 

 

私の場合は

「不安型  愛着スタイル」

愛着不安が強く、

対人関係に敏感なタイプ

 

なるほど

とにかく不安が大きくて

愛着のあるものを

誰かに奪われるのではないか

そう思うと周りの対人関係に

敏感になり敵に見えてくる

 

それで自分が冷静になれずに

対人関係を壊してしまう

そんなことを若いときから

繰り返してきたことを

思い返すと腑に落ちます

 

思えば赤ん坊の頃に

私は三人兄弟の末っ子で

体重も他の二人より重く

とにかく眠る子供だったので

(HSPの影響と思われる)

幼少時代の私は母親に

抱っこされる機会がほぼなく

母乳で育てられていません

 

母乳かそうでないかは

特に問題ではなく

母乳を与えるときの抱っこや

接触機会が重要な時期に

与えられなかったことが

原因なのかもしれないと

私はいま感じています

 

そんな幼少期の接触機会の

極端な少なさが「愛着障害」

を抱えていてもおかしくない

とそう感じました。

 

 

 

これからこの本を読んでみて

「愛着障害」の理解を深めてから

私自身も今後どうするかを

判断したいと思います

 

 

 

子供を産んで育てるのは

「義務」ということを

仰る方もいますが

「愛」に恵まれないが故に

子供を授かる行為に

愛着を求める人がいても

その心までは責められない

 

ただそこに互いの「愛」を

育むことができれば

血が繋がっていなくても

確かな心の繋がりは生まれるはず

 

そういう「愛」ある視点も

考えられるようになりたいと

勝手に私が作った

毎日ブログを更新するという

「義務」のようなものを

横目にこの記事を締めます

 

 

 

 

 

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202010281900 認知行動療法