人は自分のしてほしいことを相手に求める | 『もの想い』macoto

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自殺をした有名人の影響は

 

その人だけでなく

 

いま自殺をしようか悩み

 

踏みとどまっている人の背中を

 

押すほどのインパクトがあります

 

 

 

特に有名人ともなれば

 

インターネット上での誹謗中傷

 

見えないところでの嫌がらせや

 

同業からの足の引っ張り合いなど

 

表には出ないようなこともあるでしょう

 

 

 

目に見えているだけがすべてじゃない

 

国と国との情報戦なども

 

ニュースで流されていることなど

 

きっと氷山の一角なのでしょう

 

ひょっとすると蜃気楼のような

 

実際にはそこにないものを

 

見せられていることもあると思うのです

 


 

目に見えている優しさだけを

 

鵜呑みにしていると

 

実はその裏には

 

その逆の支配が待っている

 

 

 

人と人の関係でも

 

一見耳障りの良い言葉でも

 

実は相手に対して

 

自分がこうしてほしいという

 

精神的支配が隠れていることに

 

気付いていない人も多いのです

 

 

 

本当は自分がしてほしいのに

 

それが叶わないから

 

相手にしてほしいことを求める

 

そんな言葉を投げかける

 

 

 

きっと自分の発する言葉は

 

誰かのためを思ってても

 

そのなかには自分のためも

 

少なからず含まれているのでしょう

 

 

 

「情けは人の為ならず」という言葉の意味は

 

情けをかけるのはその人の為にならない

 

という誤った解釈をする人もたまにいます

 

 

 

本来の意味は情けをかけることは

 

その相手の為だけではなく

 

やがてその報いは巡り巡って

 

自分に戻ってくるという意味です

 

 

 

しかし私はその意味にも

 

少なからず違和感を覚えるのです

 

 

 

情けや親切にするのは

 

そうしないと自分が嫌だからで

 

情けをかけたり親切にすることは

 

自分のためにしていること

 

 

 

だから人の為じゃなく自分の為で

 

巡り巡ってくる徳ではなく

 

その場で情けをかけることや

 

その場で誰かに親切にすることは

 

自分の徳を積むことになるのです

 

 

 

情けをかけたり親切にできる場面に

 

もしも遭遇したならば

 

自分の為に進んですることが

 

「情けは人の為ならず」

 

「情けは己の為になる」

 

そんなふうに感じるのです

 

 

 

情けから始まったことでも

 

そこに愛がなければ

 

人を傷つけてしまうこともある

 

 

 

誰かに発した言葉は

 

自分に発した言葉となって

 

戻ってくるのだと思います

 

 

 

有名人でも一般人でも

 

人の心を持つ人間です

 

 

 

その人に対しての言葉は

 

あなた自身が自分に向けて

 

言っていることと気付かず

 

自殺へと追い込むことも

 

あるのだと私は思います

 

 

 

あなたがその人の死に

 

直接関わる言葉を投げかけた

 

それを目の当たりにしたとき

 

その言葉はあなたに襲いかかる

 

 

 

どんな言い訳や言い逃れをしても

 

その罪悪感からは逃れられません

 

自殺に追い込んだという事実は

 

あなたの手でその人を

 

殺したも同然なのですから

 

 

 

人もさまざまな考え方や想いがあり

 

あなたも私もそれぞれの人生を歩み

 

さまざまな経験をしてきた人間です

 

 

 

どちらが正しいということもなく

 

どちらが間違っていることもない

 

ただそれぞれの価値観や生き方が

 

少しだけ違うだけなのでしょう

 

 

 

その違いに伝えたいことが伝わらず

 

思わず投げかけてしまうこともある

 

お互いにすれ違い傷つけ合う日もある

 

それでもそこに愛があることが大切

 

 

 

「言葉は人の為ならず」

 

私たちが普段使っている言葉も

 

自分事として他人にも使う

 

その言葉は自分自身をも

 

傷つける言葉になるのだと

 

私は心に刻んで生きねばならぬ

 

反省の意も込めて強く想うのです

 

 

 

 

 

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202010281600 初稿 エッセイ『もの想い』

 

あとがき

最近、鬱が酷くて

心が悪い方に悪い方に

捉えてしまいます

 

ブログを始める前から

ホームページや作詞など

想いを書き続けていたのは

きっと自然と認知行動療法を

行っていてそのときの記録を

客観的な視点で書いていたのでしょう

 

言葉を生業にしようと

自分の言葉には責任を持って

書いているつもりですが

実際のコミュニケーションや

人への思いやりは伝えるのが

下手で傷つけることも多いです

 

そのことで自分も傷つき

自己肯定感がさらに低くなり

自分への不信感が増します

 

きっと私の人間不信や女性不信

の源は不器用な表現しかできない

自分自身への自分不信なのだと

気が付きました

 

最近はうつ病だけじゃなく

「愛着障害」もあるかも

しれないと感じる出来事がありました

 

うつ病を寛解するには

まずは自分を知ることから

焦って動くと事故を起こす

自分のペースで歩くことが

人生でも散歩でも大事ですね

 

今後とも未熟者のmacotoですが

読んでくれる誰かに寄り添った

言葉を綴って生きたいと願って

PCの画面を閉じます😌

 

 

 

 

 

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