ほこり | 『もの想い』macoto

『もの想い』macoto

詩人・エッセイストmacotoの作品を綴っています。
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床に灰色の埃の塊が転がっています

 

その埃はなぜ灰色なのでしょう

 

その正体は小さな砂や

 

着ている服の擦れた繊維や

 

花粉やダニの死骸やカビや髪の毛など

 

それらが風に舞い絡みあって纏まります

 

 

 

「纏」という字を調べてみると

 

まとう・まといつく・からまる・まつわる

 

という意味があるそうです

 

 

 

さらに分解して「糸」と「廛」

 

「糸」(いと・シ)という字は

 

細長く1のようになっているもの

 

繊維を細長く引き伸ばしてヨリをかけたもの

 

琴や三味線などの弦楽器の弦

 

比喩的に物事を結びつけるもの

 

 

 

「廛」(みせ・やしき・たな・テン・デン)

 

という字は漢字音符で発音を表す字で

 

その読みの通り屋敷や宅地やお店など

 

人の住む家や営みのための店という意味を持ちます

 

 

 

興味深いのはそのどれもが

 

人との関わりが深いものばかり

 

ということでしょう

 

 

 

家や店にはいろんな人が居ます

 

その人は服などの繊維を着ています

 

その服などが擦れて細かい繊維が抜けます

 

髪の毛も常に生え変わり抜けています

 

家や店の出入りの際には花粉やら

 

砂やらカビの胞子やらダニなども

 

風に乗ったり人にくっついて入ってきます

 

 

 

服は白黒赤青黃緑茶紫ピンクなど

 

様々な色の糸で仕立てられています

 

その糸の繊維が擦れて床に落ち

 

風に舞いひとところに集まり

 

絡まり合って纏わりつくことで

 

様々な色が混ざると灰色の埃になります

 

 

 

子供のころにいろんな色の絵の具を

 

混ぜ合わせると灰色になってしまった

 

という経験はありませんか

 

それと同じ原理だということでしょう

 

 

 

「埃」は人の営みがあるところに

 

必ず発生するものだと思います

 

人と人が出逢って結びつくことで

 

それぞれの個性も混ざり合います

 

 

 

物事にも白と黒では割り切れない

 

濃い灰色や薄い灰色もあります

 

さまざまな色が混ざり合って

 

私たちも生きているのです

 

 

 

いままで生きてきた人生で

 

出逢ったひとに別れたひと

 

そのどれもの経験が

 

「いま」のあなたに必要だった

 

 

 

たとえ「いま」がつらくとも

 

その出逢いたちに感謝をして

 

「誇り」を持って生きることが

 

私たちに必要なことなのではないでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

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202007112000エッセイ『もの想い』

あなたとわたしも作品を通して

心で結びついていると信じてます^^

 

11:51 推敲して修正を入れました^^;

 

20:00 あとがき・過去作品を追記しました

 

各地の被害を心配しています。

まだ来週くらいまでは

予断を許さない状況ですが、

どうか命を守る行動を心掛け

ご無事でありますように

心よりお祈り申し上げます。

 

日記的なことは今日から始める

認知行動療法日記の方に

書くことにしました。

あとがきがあまりにも長くて

どっちが本編か判らなくなるので^^;

 

作品は今後はできるだけ

朝→作品のみ公開

昼→推敲・修正

夕→あとがき・完成 

夜→認知行動療法日記

という形で行きたいと

思っています。。。が

がんばりすぎるのが

macotoの悪いクセなので

一応の目標として

できないときは無理せず

がんばりすぎずに

がんばります(笑)

 

そんなわけで今日の

エッセイ『もの想い』は

これにて完成となります。

 

これから認知行動療法日記を

書いたら公開して

寝る準備へ移行しますm(_ _)m

 

いつも読みに来てくれたり

「いいね!」してくれたり

初めてのご訪問のひとも感謝です

どうもありがとうございます^^

 

よかったら過去のエッセイも

読んでくれると嬉しいですニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

macotoのライフワーク

エッセイ『もの想い』目次はコチラ↓