この大樹は樹齢何十年です
何百年と生きる樹木もあるので
それと比べたらまだ若い木です
しかし今年はじめて
種から芽吹いた木と比べたら
もう成長しきった老いた樹です
樹齢何十年という大樹は
人間の年齢で言えば
もう老いた中年に例えられるでしょうか
しかしこの青々とした新緑の葉
その葉は今年になってから
新しく芽生えた葉っぱたちです
一本の木なのに
老いと若さが
共存しているではないですか
あと数ヶ月もすれば
花を咲かせ実をつけ
種を落とします
老いとはなんでしょう
年を取ることだけでは
語り尽くせない現象です
たとえば65歳のお笑い芸人さん
常に全身を動かして楽しそうに話す
自分だけでなく他人をも明るく照らす
そんな人には老いのイメージは薄いです
逆に若さとはなんでしょう
なにをもって若さと呼べるのか
高校生は若いのでしょうか
たとえば17歳の天才将棋棋士
まだ高校生とは思えない落ち着き
冷静で淡々と話す様や仕草は
あんまり若さを感じられない気がします
高校生といえば世間では若い
しかし小中学生からみたら
もうおばさんと呼ばれることもある
しかし大学生や社会人からすれば
高校生はまだ子供で若いなぁ…
なんて羨ましがられたりもします
そこまで詳しくはなくとも
相対性理論という物理理論と
舌を出した写真で有名な
アルベルト・アインシュタインという
人物は知っている方も多いでしょう
彼は特殊相対性理論について
このように記述しました
等速運動する慣性系の間において
物理法則は互いに不変であるはず
という原理(1905年)
その後に一般相対性理論も発表し
物理の世界の基礎を築きました
私が小難しいことを説明するのは
苦手なので簡単にいうと
人それぞれ感じ方もそれぞれで
たった1秒の出来事でも
1000年に感じることもある
…というような感じだと思います
すなわち人によって
老いや若さの感じ方もそれぞれで
100年生きている人でも
毎日楽しく生きていれば
あっと言う間の人生だと感じるでしょう
逆に15〜6年の人生でも
いつも苦しみに囚われて
なにも楽しみがないのならば
鬱々とした日々が延々と続く
牢獄に閉じ込められたようでしょう
楽しいことは一瞬に感じて
苦しいことは永遠に感じるのが
人間といういきものなのでしょう
そんなときには大樹を見習って
老いた体でも若葉となる楽しみを
花を咲かせ実をつけましょう
そして心に種をまきましょう
そこに若さが芽生えるのでしょう
年齢は木で言えば年輪のようなもの
年を重ねた分だけ知識と経験が増やせます
芽吹いたばかりの若木も
天に向かってそびえ立つ大木も
花も咲かなくなった枯れ木でも
与えられたたったひとつの生命です
そんな私も老いを感じる年齢
それでも心が楽しいと思えることを
年齢に囚われすぎずにやりたいものです
Copyright macoto All Rights Reserved.
202007042000エッセイ『もの想い』
ちなみにうつ病になってから
日本の相対性理論というバンドに
惹きつけられるかのように
Youtubeで聴くようになりました♪
「ミス・パラレルワールド」や
「LOVEずっきゅん」を延々と
リピートしてた時期があります(笑)
けっこうアニメなどにも
タイアップしてたりするので
聴いたことある人もいるかも?
機会があったら聴いてみてね😉
相対性理論に興味ある方は↓
過去作品への目次はこちら↓