Mac mini でリビングPC -112ページ目

iTunesでLAN Tankを利用する(3)

LAN Tank は付属のCDからインストールを行うだけでファイル共有(WebDAV)や MUSICサーバ(DAAP)、wizdサーバなどが自動的にセットアップされ使えるようになる。玄箱ではこれらのサーバソフトは後から自力でインストールする必要があったが、LAN Tank が NAS ではなく「ストリーミングサーバ組み立てキット」と称しているのはその辺にある。

しかし、いざ、サイズの大きなメディアファイルを転送してみようと思うと、WebDAVの転送速度が遅くてイライラすることになる。これは WebDAV の仕組み上仕方のないことなのだが、ファインダーやエクスプローラによるファイル転送ができるのであれば、そっちの方が便利で楽なのはいうまでもない。ということで、LAN Tank に samba をインストールすることにした。

debian

LAN Tank の OS は「debian GNU/Linux」で、apt-get もあらかじめ入っているためインストールは簡単だ。ちょうど先頃、debian のバージョン 3.1(sarge) がリリース され、samba3.0 が使えるようになったのでそれを入れてみることにする。/etc/apt/sources.lst のコメントを外して

# apt-get update
# apt-get install samba

とするだけで大した苦労もなく入ってしまったのには拍子抜けした。あとは、smb.conf を適当に修正してリブートすればOKだ。samba3.0 の大きな変更点はネットワーク上の文字コードが Unicode に変更されたこと。MacOS X と WindowsXP との間で文字化けすることなく利用が可能だ。

smb.conf 設定例(一部抜粋)
[global]
# code setting
unix charset = EUC-JP
display charset = EUC-JP
dos charset = CP932

OS9 を使っている人も dos charset に UTF-8 を指定すれば文字化けを起こさず使えるようになると思われるが、筆者は試していないので自己責任で。

さて、実際に 7GB ほどのファイルを転送して速度を測ってみたところ、およそ 41Mbps 出ているのを確認した。まずまずの速度と言ったところか。玄箱HG(GbE版)との速度比較をしようと思ったが、玄箱で使っていた HDD を LAN Tank へ流用してしまったので、それはまたの機会ということで。:-p

ioPLAZA - 挑戦者「LAN Tank (SOTO-HDLWU)」


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iTunesでLAN Tankを利用する(2)

前回まででとりあえず Mac mini の iTunes から LAN Tank 上の音楽ソースにアクセスできるようになったので、残りのハードディスクを追加してミラーリングディスク(RAID1)を構成することにした。

LAN Tank RAID Setup

追加したディスクの構成作業は Web の管理画面を開けば設定画面(写真)が表示されてリストから選ぶだけでできるのかと思いきや、画面は表示されなかった。どうやら、この RAIDモード設定の画面はインストール直後の最初の一度しか表示されないらしい。そこで、仕方ないので telnet でログインしてコマンドを直接叩いて構成することになった。

各所で調べた結果、次の順でコマンドを実行すると後から RAID を構成することができるということがわかった。

# /var/www/raid/cgi-bin/setraid.sh mirror
  …RAIDを構成するシェルプログラム
# raidhotadd /dev/md0 /dev/hdb1
  …ディスクを追加するコマンド
# cat /proc/mdstat
  …RAIDの状態を表示

3つめのコマンドで recovery = 100% と表示されれば構成終了だ。

さて、2台もハードディスクを内蔵すると発熱でHDDの温度が気になるところ。そこで、hddtemp というハードディスクの情報を表示するコマンドをインストールして調査してみた。LAN Tank にはメーカー違いのハードディスクを2台収容したのだが、室温27℃程度でしばらく稼働させた状態での温度は

Seagate ST3200822A ~48℃
Western Digital WD2000JB ~39℃

という結果だった。

実は最初、Seagate のHDDを2台入れる予定だったのだが、LAN Tank には最大合計4A(アンペア)までのディスクしか入れることが出来ないことが判明。急遽、消費電力の低い Western Digital のHDDを2台目として購入したのだ。さすが、消費電力が低いだけあって、温度もあまり高くならないようである。Seagate に5年保証のアドバンテージさえなければ、両方共に Western Dirgital で揃えたんだが。:-p

TO BE CONTINUED ...

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iTunesでLAN Tankを利用する(1)

LANTANK on iTunes 6月初旬に挑戦者 から「LAN Tank 」が発売され、筆者も発売と同時に手に入れてみた。なかなか時間が取れずにセットアップできないでいたのだが、やっと iTunes から参照できるようにまでなったのでレビューしてみたいと思う。

LAN Tank はハードディスクを2台内蔵可能なNASであり、2台をミラーリング/スパンニングできるのが特徴。筆者は 200GB のディスクを2台使用したミラーリング構成にする予定である。だが、とりあえずは1台のみでテスト稼働させることにした。

同様の製品で玄人志向から「玄箱」というHDD組込型NASが発売されていて、筆者も持っているのだが、今回この LAN Tank を組み上げてみて感じたのは“玄人志向の玄箱より玄人向けだ”ということ。セットアップの面倒さと、必要とする知識レベルは LAN Tank の方が上なので、パソコンを自作したことがない人には正直言ってこの製品はオススメできない。また、セットアップの際にパソコンへハードディスクを接続してCDからインストールする必要があるため、Mac mini しか持っていない人もやめておいた方がいいだろう。

さて、幾たびか躓きながらも何とか iTunes から参照できるようにまでこぎ着けたのだが、LAN Tank に転送しておいたMP3ファイルのID3タグ情報が文字化けしてしまう現象 がでている(Windows環境で作成したMP3ファイルのため)。これは iTunes に同じMP3ファイルを直接読み込ませたときにも発生していた問題で、そのときは iTunes の ID3タグを変換する機能にて対処していた。しかし、iTunes から LAN Tank 上のファイルは直接変換することができないようなので、あらかじめ、手持ちのMP3ファイルはすべて変換してから LAN Tank へ転送する必要がでてきた。些か面倒ではあるが、他に対処法が見つからなければしかたないだろう。ちなみに、ID3タグを UTF-8 へ変換するには「SuperTagEditor」の改造版 (Windows用フリーソフト)を利用すれば一括変換できる。

TO BE CONTINUED ...

挑戦者 - LAN Tank (SOTO-HDLWU)
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Mac対応のセキュリティーUSBキー

Zenkey テクノスコープから USBポートに抜き差しするだけでセキュリティーを確保できる USBキー「Zenkey」が発売された。価格はオープンプライス。

Zenkey は USBポートに抜き差しするだけで簡単にセキュリティーの解除とロックが行える、いわゆる「鍵」で、Windows用としては同様の製品が存在していたが、Mac用としては珍しい。

以前、Mac mini 用セキュリティー製品として「Mac mini security pad 」というものを紹介したが、オフィスで Mac を使用している場合などで、ちょっとした離席時に他人に操作されないようにしたいというニーズにぴったりの製品だ。

Zenkey は Mac OS 9.1/9.2 用とMac OS X 10.2 以降用とで製品が分かれており、MJSOFT Online Shop ではすでに販売が開始されていて、それぞれ 12,810円 / 13,965円となっている。

テクノスコープ 「Zenkey」製品ページ
MJSOFT Online Shop - Zenkey for Macintosh

IDE-USB変換ケーブルキット

IDE-3525 エバーグリーンから発売されている「DN-IDE3525」という、内蔵用ハードディスクなどの IDE 機器を USB で外付けして使用できるようにするキットを購入してみた。

筆者はPCを自作していて、容量の少ない古い世代のハードディスクが現役を引退し使われずに余っている。IDE機器は1つのバスに2台しか接続できないし、また、たくさんPCに内蔵すると電源や発熱の問題もあり、そのように使われなくなってしまうHDDが出るわけだ。
しかし、それではもったいないので、玄箱に内蔵して使ったりしてはいるのだが、それでも余りが出てしまっているのが現状である。古いハードディスクは信頼性も落ちているので、あまり重要なデータを入れたりはしたくないが、一時的な保管庫としては利用価値もあるのでもったいない。かといって、そんなものにわざわざHDD外付けケースを買うのもムダだ。

そんな中、見つけた便利なアイテムが「DN-IDE3525」(写真)だ。これは、3.5インチ/2.5インチのIDE機器を USB2.0 としてPCに接続できるキットで、使いたいときだけプラグアンドプレイで接続することができるスグレモノ。ハードディスクは大容量ストレージとして追加のドライバなしに使用できるため Mac mini でも接続することが可能である。試しに繋いでみたが、案の定あっさりと認識された(フォーマットされていなかったので、ファイルのコピーまでは試していないが)。余ったハードディスクもこれで無駄なく利用できてメデタシ・・・といいたいところだが、1つ問題が。
ハードディスクによってはかなり熱を持つものがあり、クーリング無しで使用するとかなりの高温に達してしまう。短時間のファイルコピー程度ならいいが、少し時間のかかる作業をする場合は、ハードディスク本体を冷やす何らかの考慮が必要である。

また、最近 NOVAC からも「IDE HDD つなが~るKIT USB 」という類似の製品が発表されている。こちらは価格がやや高めだが、コネクター本体に電源スイッチがあるのがポイント。DN-IDE3525 にはスイッチがないため電源ケーブルの抜き差しでON/OFFしなければならず少々不安があったのだが、後発の NOVAC はその部分がちゃんと考慮されている。シリアルATA版の「SATA HDD つなが~るKIT USB 」という姉妹品もある。

ハードディスクの入れ替え作業などでも重宝するこの手の製品、PC自作派の方は1つくらい用意しておくと便利でいいと思う。

DONYA ダイレクト - 「エバーグリーン DN-IDE3525」
NOVAC IDE HDD つなが~るKIT USB
NOVAC SATA HDD つなが~るKIT USB