まちなか自遊生活 -8ページ目

海ぶどうはどんなところで?

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 ■ハーブ・野菜・野草 大好き!食う植物
  -食う植物の育て方、楽しみ方


 食虫植物との劇的な出会いを果たした筆者が、
 ハーブ・野菜・野草などの「食べられる植物」に
 こだわり執筆する異色のグルメ&園芸ブログ


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沖縄名物の「海ぶどう」。


はじめて食べたのは、新宿の沖縄料理店で。独特のぷちぷちした歯ごたえ、

海を凝縮したような潮の香りに、すっかり気に入りました。


海ぶどうが売っているのを見かける度に買って帰り、山芋をすって、やまかけにして

その上に海ぶどうを散らし、海ぶどう丼にして食べていました。


どんなところに天然のものがあり、養殖のものもあるのか気にはなっていましたが

知る機会がないまま時間が経ち…石垣島に行った時に、

ついに海ぶどうの養殖場を見学する機会に恵まれました。


さて、どんなところで海ぶどうは育てられているのか…。

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こんなところです。


ハーブ園と併設されている、海ぶどう養殖場。

海水を引っ張って、ここで大きく育てているのだそうです。


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「うちの海ぶどうは長くて、太いよ」と、おじさん。

確かに立派です。美味しそう!


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このように、生け簀に入っています。

石垣島市内にある、まぐろ専門居酒屋で「海ぶどうの軍艦巻き」を食べたことがありましたが

美味しかったです。石垣島の海ぶどうは美味しい。


石垣島では、美味しい魚料理にはまだ出会ったことがありません。

どこか大味で身が柔らかいものが多く、南の島だからだろうか、とも思うことが多々。


しかし、海ぶどうは(もちろん魚ではありませんが)文句なくおいしいです。

なすとピーマンのみそそぼろ炒め煮 (野菜が主役の『優しい』食卓)

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 ■野菜が主役の『優しい』食卓
 -フードコーディネーター・ミックのおうちごはん


 毎日の『おうちごはん』こそ、時に丁寧につくり、
 時に手間をかけてつくることがモットー。
 心から味える野菜料理のユニークレシピを多数掲載。


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なすとピーマンをたっぷり使った料理をご紹介します。

みそ味なので、ごはんのおかずにピッタリです!


ひき肉がダマにならないように、ポロポロに炒めるコツは、

ひき肉と調味料を先に混ぜてから、火にかけます。


■なすとピーマンのみそそぼろ炒め煮


なすとピーマンのみそそぼろ炒め煮


【材料 (4人分)】
 なす・・・・・4本
 ピーマン・・・・・5個

 しょうがのみじん切り・・・・・1かけ分
 豚挽き肉・・・・・150g

 みそ・・・・・大さじ2


 A
 酒・・・・・・大さじ2
 砂糖・・・・・大さじ2
 しょうゆ・・・・・大さじ1
 赤唐辛子輪切り・・・・・1本分


【作り方】

①なすは縞目に皮をむいて乱切りにし、水に10分ほどつけてアク抜きする。
 ピーマンは縦半分に切って種を取り、乱切りにする。


なすとピーマンのみそそぼろ炒め煮


②鍋(または深めのフライパン)に豚ひき肉、しょうがのみじん切り、

  Aを入れて混ぜる。


 火にかけて、豚肉を赤い部分がなくなるまで炒めて、

 なす、ピーマン、みそを加えて炒める。
 蓋をして中火で4~5分煮る。(途中1~2回混ぜます)


③蓋をとって、余分な水分を飛ばすように強火で1~2分炒め煮する。


なすは縞目に皮をむいておくことで火が通りやすくなります。

水につけてアク抜きするひと手間を忘れずに!

クラブ・ヴィオロニスト

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 ■ハーブ・野菜・野草 大好き!食う植物
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私の好きな短編小説集『ごくらくちんみ』(杉浦日向子さん著)に

「がん漬け」という珍味が紹介されています。


『ごくらくちんみ』は、

お酒に合いそうな珍味をタイトルとテーマにした短編小説集で

色々な年齢、性別、境遇の登場人物が珍味を軸にストーリーを展開させます。


どの話にも人情がこめられていて、あたたかく、それでいてどこかさびしい

極上の小説なのです。


この作品に出てくる珍味はどれも美味しそうなのですが、

特に気になったのが、前述の「がん漬け」。


漬けというくらいだから、漬け物なのですが

では、何の漬け物なのかというと、シオマネキの漬け物なのです。


かたっぽのハサミが大きい小型のカニを活きたまま潰して、

塩と唐辛子で熟成させたものだそうです。

聞くだけで、お酒が進みそうではないでしょうか??


作品にこんな下りがあります。


「濃褐色の破片に、小雪状の斑点が浮かぶ。ざりざりと歯に当たる感触は

食品離れしている。きつい塩気に唾が湧き、干潟が満ち潮になるごとく口一杯に海が広がる。

ついで、辛い刺激が夕陽の照り返しの具合に顔を包み、眉間がかすかに汗ばむ。

テキーラを含むと、ゆるやかに甘露になった」


読んでいるだけで、つばが湧いてきそうな描写です。

美しく、確かで、それでいて、……美味しそう!


ところが、私はシオマネキを見たことがありませんでした。

それが石垣島の名蔵アンバルにある干潟にいたのです。


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まさしく、シオマネキ。


かたっぽのハサミが体に比して異常に大きいです。

固有種だそうで、オキナワハクセンシオマネキではないでしょうか??


シオマネキは、杉浦さんの本によると、「クラブ・ヴィオロニスト」ともいうそうです。

ハサミを振っている姿をヴァイオリンを弾いている姿に見立てての名前だとのこと。


ロマンチックです。


ちなみに、がん漬けは、佐賀の郷土料理で、料理の隠し味にも使われるそうです。

がん漬けを食べる機会があれば、ぜひテキーラに合わせたいなぁ。


杉浦日向子さんのご冥福を祈りつつ。