機械受注予想上回るが・・・
注目された3月の機械受注が予想外の前月比プラスとなったことで一旦は日経平均が前日比プラスとなる局面もあったがそれも瞬間的ですぐに売りが出る展開となり結局日経平均、TOPIX、店頭平均ともに前日比マイナスとなった。ただ、機械受注の反応について、4-6月期の見通しが3%減となったことを考えれば素直な反応ともいっていいのではないか?あと、前日に減収減益とはいえ予想を上回る今期業績見通しを出した東京エレクトロンはきちんと上昇している。したがって、『3月の』機械受注が予想を上回ったのに反応しないということでネガティブに判断しない方がよさそうである。また、店頭や東証マザース指数はマイナスだったがヘラクレス指数はプラスである。冴えない大型株と対照的に、まだまだ新興市場の「堅調さ」がみられる状況が依然として続いております。
ただ、何度か指摘してますが、海外市場や国内の大型株の状況を見ていると警戒感を持たざるを得ません。特にここへきて一部ヘッジファンドの破綻の噂まで流れてきており、信用収縮まで懸念する向きも出てきている状況。これについては以前のLTCMの時のようなことは起きないので問題ないとする見方もあるわけですが、どうなんでしょうか?数年前は一部の大手ヘッジファンドの影響が大きかったと思いますが、今はむしろ、数は膨大に膨れ上がって分散が進んでいるといえます。だからといって、数年前のLTCMのようなショックを伴う金融市場へのインパクトがないことと楽観視していいこととはイコールでないと考えるべきと思います。ヘッジファンドの信用収縮に伴うショックが予測可能ではありません。というか誰にも現時点で予想できないでしょう。それにヘッジファンドの投資手法が多様化しているとはいえ、モメンタムどおりに投資するマネージャーが多いこともまた事実でして、原油を含めた商品市場やクレジットリスクを取るクレジットデリバティブ商品に傾いた運用をしてきたことを考え合わせると、原油が50ドルを割り込んできたにも関らず株が上がらないどころか下げてきているのはとても恐いなと・・・。原油とクレジットデリバティブにリスクをかけているヘッジファンドが少ないとはとてもいえません。5月5日にグリーンスパンが、そして12日にはNY連銀理事がクレジットデリバティブに対する懸念を表明してします。
そういう意味で米長期金利がどんどん低下しているのが非常に気になります。いわゆる「信用度が最も高い国債に資金が集中している」ことを示唆しているかもしれないからです。今後はインフレでも景気でもないことが相場のカギを握ることになるかもしれません
ダラダラと下げ幅を拡大、そして嫌な円安
12日の株式市場は寄り付きからダラダラと下げ幅を拡大する動きとなり、日経平均が4日続落の42円安の11,077円、TOPIXもほぼ同率の下落となった。日本電気硝子やスズキなど予想外の減益決算見通しが出た銘柄については容赦なく売られるなどちょっと嫌な動きになってきたと思います。
引け後に東京エレクトロンが減益決算を出してきているだけに明日の動向にも注意したい。ただ、東京エレクトロンにつきましては減益決算は予想に織り込まれている点を考慮すべきでしょう。むしろ今期見通しは予想よりもやや良いだけになおさら同社株の動向が素直にそれを反応するかが重要と思われます。もし予想以上の業績見通しが出たにも関らず「減益決算」を嫌気して下がるようだとよほど相場の状況が悪化していると見ているべきだからです。まあいずれにせよ、注目ですね。東京エレクトロンについては米国のADRの動向次第である程度読めるとは思います。
東証一部や大型株を見ていると目を覆いたくなるような状況になってきているのだが、新興市場や中小型銘柄群はわが道を行くというか・・・恐ろしく相場が強いですね。店頭指数も東証マザース指数もいずれも前日比プラスですから、ここまで来ると異様なくらいの強さ。これがずっと続くのかどうか・・・
あと、再び円安が加速してます。嫌な感じです。基本的に今の相場にはマイナスと考えてます。なにしろ外国人投資家からみて円安は良くないですから。
堅調な相場でした
米国株の大幅安を受け、どうなることかと思いましたが予想以上に堅調な相場展開でした。日経平均が38円安の11,120円、TOPIXが4ポイント安の1145でした。前日のシカゴ日経平均先物の11,075円よりも高い水準で引けたということや新興市場も下落したとはいえ、それほどダメージのある下げ方でもないので総じて底固い展開だったといえる。注目していた直近IPO銘柄も総崩れとはならなかったことで個人投資家の買い意欲は依然として強いといえそう。
一方、ファンドの方はといえば、どんどん株を売っている状況です。昨晩のNYでヘッジファンドの破綻に噂で大幅下落しましたが、その噂が本当かはともかく海外勢が徐々にリスク許容度が低くなっていることは否定できないと思われます。事実、外国人投資家もずっと売り越し基調ですし・・・。国内株式市場だけをみていれば、それほど懸念することはないほど底固い展開が続いているわけですが、ふと海外に目を向けると懸念材料が盛りだくさんなこと(当ブログでも取り上げてきましたので詳細については説明しません)がどうしても気になります。無理することはないと考えます。
今日の相場の着目点
10日は一言で言えば、寄り付きより前日比変わらず近辺で推移したが午後からダラダラと下がる展開。TOPIXが0.3%安、日経平均は11円安となった。また新興市場もこれまで先導してきた直近IPO銘柄(ガンホーやぐるなびなど)が崩れ出してきた注目したい。ただ、ここ数日、堅調だった感がある全体市場を考えると一日冴えないからといって何か結論を結びつけるのは早計だろう。
その意味で、今日のNYダウが100ドルを超える下落したということで、本日11日の国内株がどうなるか見極めたいと思いますね。日経平均やトピックス、新興市場の株価指数はもちろんですが、ガンホーなど直近IPO銘柄群の動向にも注目と思います。特に売買高も少なくなって、板も薄くなっているのが気になりますので・・・。上げ方も尋常でないと下げ方も尋常でなくなる可能性もあります。それらに投資はしてませんが、もしそうなった場合、個人投資家の資金の回転が止まるので新興市場や中小型銘柄全体に影響を及ぼす懸念があります。でも急落してくるとまた買いが入りやすくもあるので相当変動が大きくなってくることも確かでしょう。こういう相場から距離を置きたいのが正直な ところです。