マークレスターのブログ
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保湿剤として、ワセリンとへパリン類似物質(例:ヒルドイドソフト軟膏)の使い分けについて

乾燥肌とは、角質層の水分が少なくなったり、皮脂の分泌が低下する

ことにより、皮膚の表面が乾燥した状態です。乾燥肌だと皮膚の
バリア機能が低下して痒みを引き起こしたり、アトピー性皮膚炎の

症状を悪化させたりします。そこで、スキンケア用に使用されるのが

保湿剤です。


ワセリンもへパリン類似物質(例:ヒルドイドソフト軟膏)も保湿剤として

使用されるわけですから、使用方法や使用部位に大きな違いはありま

せんが、保湿作用の違いによる使い分けが必要です。


ワセリンの効能・効果は「軟膏基剤として調剤に用いる。また、皮膚

保護剤として用いる」であり、ワセリンによる保湿作用とは、皮膚の

表面に油の膜を作り、肌の水分を逃がさないようにする作用です。

したがって、乾燥した肌に塗るのではなく、お風呂上りの角質が十
分に水分を含んだ状態で使用することが大切です。
そのためには、入浴後10分以内の使用が勧められます。

 一方、ヘパリン類似物質製剤の効能・効果は、「皮脂欠乏症、

進行性指掌角皮症、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、

血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、

血栓性静脈炎(痔核を含む)、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・

血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)」
であり、血流改善作用に基づく多彩な症状の改善効果が期待できますが

保湿作用を期待しての使用のほうが多くなっています。

 ヘパリン類似物質による保湿作用は、乾燥肌の角質層の水分保持機能と

バリア機能の低下を改善します。

 すなわち、ワセリンが油の膜として水分の蒸発を防ぐ作用から、入浴後の

使用に重要な意味があるのに対して、ヘパリン類似物質製剤の使用は

入浴後だけではなく、乾燥肌の機能改善のために頻回に使用するのがよい

といえます。できるだけ持ち歩き、乾燥が気になったら使用するぐらいの

こまめな使用がより効果的といえます。手洗いのたびに使用するように

勧める医師もいます。

保湿剤の塗布の仕方ですが、人差し指などで保湿剤を取り、その指で

塗る人が多いようですが、皮膚に刺激を与えないやさしい塗り方として、

塗布する部位に保湿剤を等間隔に置き、手のひら全体で軽く塗るとよいと

されています。

ゴム手袋による接触皮膚炎について

水仕事をすると手が荒れるため ゴム手袋をはめて仕事をすると

手荒れがひどくなった人はいませんか?


ゴム手袋による接触皮膚炎の可能性が考えられ、ステロイド軟膏などで

炎症を抑える必要があります。


原因としては、弾性や強度を確保するために硫黄等を加える時に

反応を早くするための物質(チアゾール系等)や天然ゴムラテッ
クスによるアレルギーについても注意が必要です

一般の人でも1~6%の人が、ラテックス抗原に対する抗体を持ち、

感作されているといわれています。


症状としては、天然ゴムラテックスに触れた部分の痒みや赤みのほか、

顔の腫れや鼻水、くしゃみ、喉の痒み、全身性の蕁麻疹、喘息発作などが

みられることもあり、稀に重篤なアナフィラキシーショックを起こすケ
ースもあります。

症状が皮膚に限られる場合は、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬、

ステロイド剤の内服により症状は軽快しますが、大切なのは予防であり、

アレルギー症状を起こさないようにすることです。


ゴム手袋は、医療用、介護用、炊事用などとして様々な場面で使われる

ので、特に注意が必要です。ゴム手袋の中には、手袋の内側にコーン

スターチパウダーを塗布したものがあります。これは、手袋同士が

くっつかないようにし、滑りをよくするために施されているのですが、

そのパウダーには多量のアレルゲンが吸着しています。

それを吸い込むことによって、症状を発現することも少なくなく、

手が荒れている人では、傷口からアレルゲンが入り込み、

感作されやすくなることも考えられます。

そこで、最近では、パウダーフリーの手袋の使用が勧められています。


ラテックスアレルギーを示す人のうち「ラテックスフルーツアレルギー」とか

「ラテックスフルーツ症候群」と呼ばれ、クリ、バナナ、アボカド、

キウイなどの果物で、口の中の痒みや違和感、蕁麻疹といったアレルギー
症状を生じることも知られています。

これらの果物に含まれる蛋白質とラテックスに含まれる蛋白質が

類似しているために起こる交差反応によるものとされています。

制汗スプレーの使用上の注意する事は?

制汗スプレーを、皆さんはどのように使用していますか?

シャツやブラウスの胸元から手を入れてシューッ・・・。
制汗スプレーというと、ついそんな使い方をしがちですが、
これは誤った使い方です。多くの制汗スプレーには、次
のような注意が記載されています。「肌から10cm以上
離してお使いください。同じ箇所に連続して3秒以上
スプレーしないでください。凍傷のおそれがあります。」
肌から離す距離の記載は製品によって若干異なりま
す(15cmぐらい、10~20cmなど)が、いずれにしても
着衣のままでは、至近距離からスプレーすることになっ
てしまいます

現在、スプレーの噴射剤としては、LGガス(プロパン
やブタンを主成分とする液化石油ガス)やDME(ジメ
チルエーテル)がよく使われています。これらは圧力や
冷却によって液化しやすく、スプレー缶の中では液体
として存在しています。噴射される際に気体に変わります

が、このとき周りから熱を奪うため(気化熱)、噴射された

皮膚の温度は急激に低下します。
 国民生活センターが2006年に行ったテストでは、製品
の表示どおり(肌から10~20cm離して3秒噴射)に使用し
たときの皮膚の最低温度は
-33~-25℃、

0℃以下の状態は5~6秒続きました。
これを5cmの至近距離から5秒噴射したところ、最低
温度は-36~-30℃とさらに低くなり、0℃以下の状態
が10秒以上続いた製品もあったと報告されています。
 すなわち、至近距離からのスプレー、3秒以上の連
続したスプレーでは、皮膚の温度が一気に下がるだけ
でなく、その状態が長く続くため、凍傷を起こす危険性
が高くなります。スプレーを横に寝かせて噴射した場合
も、LGガスが液体のまま勢いよく出るおそれがあり、注
意が必要です。脇の下は皮膚も弱いため、何度も至
近距離から噴射したのでは皮膚を損傷してしまうこと
が考えられます。
 近頃は、冬でも制汗スプレーを持ち歩く人が増えま
した。1日に何度もスプレーする人も少なくありませ

んが、朝1回の使用で効果はほぼ1日持続するとされる

製品も増えていますので、過度の使用は控えるように

しましょう。


医薬部外品に分類され、コンビニエンスストアなどで
も気軽に購入できる制汗スプレー。そんな身近な製品
でも、使い方を誤ると凍傷につながることもあります。
医薬部外品であっても、注意書きをきちんと読むこと、
そして、そのとおりに正しく使うことをしっかり守ってください。



      ●肌から10~20cmぐらい離して
        
スプレーする。
      

      ●同じ箇所に3秒以上続けてスプレーしない。
        

      ●スプレー缶は立てた状態で使用する。
        

      ●通常は1日1回で十分。汗をかいたときは、
        
汗を拭き取ってから再度スプレーする。
        

      ●こまめに使いたい人はスプレー以外

       (ロールオンタイプやティッシュタイプ)

       の剤形の検討を。

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