悪の波動とは!? | 私のおべんきょうノート(ma-windのブログ)

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何でも自分で調べて、自分で考えよう。
本でもブログ記事でも、丁寧に読み込むことで新たに見えてくることがある。そういうものを少しずつメモしていこう。
分野は多岐にわたります。

 さて、先の記事 私達は1つの同じ意識。悪も善も同じ意識。ならばどうするのか…? に記したように、悪と敵対しててもしかたないんだと思ってから、私は陰謀論関係の本を処分した。ジョン・コールマンの300人委員会やタヴィストック研究所の本など何冊か持っていたけれど、もういらない…と思った。もちろん、知識として、彼らが何をやっているのか、やろうとしているのか知ることは意味があると思う。でも、それらを知って、彼らを恐れ、忌み嫌う、敵対心を持つ…ことは、結局何の解決にもならないのではと思うようになった。では、世界を牛耳ろうとする彼らはいったいどのような波動を持っているのだろう。

 

 先の記事で触れた日月神示のイシヤに、周藤丞治氏は波動を合わせてみたという。その時の様子がこのように書かれている。とても興味深い。周藤丞治著「いざ高次元世界へ」より。

 

   

 

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 早速イシヤの波動に自分の波動を合わせてみると、最初に感じたのはイシヤの波動ではありませんでした。過去の戦争で亡くなった人々の無念や怨念などの感情の波動が、幽界で渦巻いているのが感じられたのです、おそらくイシヤが起こした戦争だったのでしょう。そうした波動を掻き分けて覗き込むと、イシヤの波動が少しばかり垣間見えたのでした。

 似た波動は共鳴して繋がるという性質がありますが、このときほどそれを厄介に感じたことはありませんでした。無念や怨念といった負の感情の波動は、似たような負の波動を引き寄せます。負の波動というのは、ガムのように貼りつく感触があります。掻き分けたり引き剥がしたりしても、負の波動がどんどん引き寄せられて、ベタベタと貼りついてくるのです。

 そうして波動がある程度集まると、生き物のように振る舞い始めます。うねうねと不気味に動いたり、とぐろを巻いたりするのです。このような負の波動は、私には灰色の蛇に見えました。

 

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 結局、負の波動をどうにも引き剥がすことができなかった周藤氏に、指導霊から「正の波動で負の波動を消すように」という指示が降りてきたそうだ。正の波動とは「愛」なのだそうで、それで負の波動を包み込むのだとか。ただ、蛇の状態になっている負の波動は包み込むだけではダメで、手刀で腹を切り裂き、「愛」を送り込むということをしたのだという。そこまですると、蛇は納得してうれしそうに消えていったという。この辺り、何だか重要なことを示唆しているよう。

 でも、「愛」で包み込む…と言葉で言うのは簡単だけれど、自分たちに危害を加えたり、自分たちに不利益をもたらす人々を愛することはなかなか難しい。(今日も、一向に片付けない相方にぷりぷり怒っちゃったしなあ…)

 

 それにしても、波動がある程度集まると、生き物のように振る舞い始めるというのは、とても興味深い。例えば、911の後、煽動されて戦争に突き進んでいったように、個々の波動の単純な和以上のものになっていくような気がする。

 ここでは負の波動についての話だったけれど、「愛」、正の波動についても同じようなことが起こるのだろうか。戦争みたいな大規模な話は無くとも、例えば学校の子どもたちの間でいじめが無くなっていったりとか、そういうことはありそうだ。

 

そして、周藤氏がようやくたどり着いたイシヤの波動とは…。

 

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 こうして負の波動と向き合えるようになると、イシヤの波動を感じ取れるようにもなっていきました。彼らから感じたのは、キンキンに冷やされた氷にように冷たい、負の波動でした。

 そしてその波動は、彼らが煽った地球人類の不安や恐怖、嫉妬や怨念の波動と混ざり合って、幽界の底に沈殿していたのです。大量に集まった灰色の蛇がどす黒い塊を作り、その塊がもぞもぞと動いているように、私には見えました。これがいわゆる地獄界です。自我によって地球世界を支配しようとするイシヤの波動は、地獄界と繋がっていたのです。

 

中略

 

 このような地獄界が、地球の物質世界と精神世界の間にあるのです。その外には光輝く精神世界や生命世界が広がっていますが、その光が物質世界まで辿り着くことはまれのようです。地獄界のどす黒い沈殿物が邪魔をするからです。

 本来ならば、物質世界と精神世界は繋がっていて、自由に波動をやり取りできるはずですが、現在の地球世界はそうなっていないのです。その邪魔な沈殿物を大量に増やしてしまったのは、イシヤの自我の波動に他なりません。

 イシヤはイシヤなりの理屈で賢明に考えて、計画を進めてきたのだと思います。しかしその結果、地獄界の沈殿物が増え、地球人類は精神世界や生命世界からほとんど切り離されてしまいました。

 

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 そうなんだ…。何だか絶望的な話にも思えるね。でも、ここでちょっと考えたい。「邪悪な沈殿物を大量に増やしてしまったのは、イシヤの自我の波動…」とあるけれど、多分、イシヤだけでなく、私達すべての自我の波動ではないかな。きっと、イシヤのそれに共鳴して、大量になったのでは…。

 それは例えば、今回のコロナ騒動で、あちら側の思惑に乗せられて稼いでしまったお医者さんたちがいたでしょ。PCR御殿と言われる医院が建ったり、おかげで外車ディーラーも忙しかったとか。もちろん、心からワクチンを信じていたお医者さんたちも多いと思うけれど、すっごい報酬もらって大規模接種会場で打ち子になっていたお医者さんたちもいた。こんなふうに、私達もあちら側の思惑に載せられてしまうことは多々あると思う。だから気をつけないと。常に本質を見失わないように…。

 だから、決して絶望的ではなく、私達一人一人の心がけで大量の沈殿物はほんのわずかずつでも減っていくのでは…。なんて希望を抱きたいので、そんなことを思った。

 

 そして、波動ということで思い出したのがヨーガ行者の成瀬氏の穏やかなバイブレーション(波動)を送る瞑想である。過去記事目に見えない世界の話(3) ヨ-ガ行者の話  瞑想の力から再掲。ヨーガ行者の瞑想の力で平穏なヴァイブレーションで空間を満たすことが次のように書かれていた。

 

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 桐生は毎日、空間旅行のテクニックを磨くべく、世界中を訪れた、とくにストリートチルドレンのいるような都市や、戦乱で一般市民が、まともな生活もできないような地域を訪れては平穏なヴァイブレーションを満たす瞑想を続けた。ときには、目の前に飢えた子供がいると、思わず手を差し伸べて、救ってあげたいという気になる。しかし、それは桐生の瞑想レベルを低下させるとともに、無責任な偽善者に成り下がってしまう行為なのは、身に染みて理解している。そういう光景を見せられるのは辛い。確かに辛いが、そこでめげずに淡々と瞑想することが、結果的にそういう地域を浄化する大きな力となるのだ。

 プラーナ・ギリ聖者の存在が、どれだけ世界を幸せに導いているのだろう。それでも、世界中には、まだまだたくさんの不幸が存在している。淡々と自分自身を磨き上げるヨーガ行者の存在が、この世界には必要なのだ

 

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 ここでいう空間旅行というのは、肉体を伴わない意識だけの旅行のことだ。そして様々な地域を訪れては、その地域を平穏なヴァイブレーション(波動)で満たす瞑想をするという。

 この本を読んだ当初、この意味がよくわかっていなかった。けれど、私達が一つにつながっていて、波動は共鳴するのだという性質があるのであれば、この平穏な波動で地域を満たすということの意味がわかる。平穏な波動というのは、「愛」そのものかもしれない。

 そして、これはある意味、周藤氏がイシヤの波動に合わせようとして、そこにたどり着く前に出会った人々の負の波動を消していくことに等しいのかもしれないな…。

 

 そして、これは私が思うこと…。悪には悪の役割があるから存在しているのではないか。彼らとて、宇宙の大いなる意思によって動かされている。例えば、私達が苦難を乗り越えて魂を磨くためには、私達に苦難を提供する役割が必要なのだ。

 とすれば、私達が魂を磨き、精神的レベルをアップさせれば、彼らの役割はだんだん不要になってくるのでは…?これも結局私達次第なのかもしれない。