再び耳鳴りを考える(片耳日記) | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

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2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
試しにgoogleで、「片耳日記」と検索してみてください(^^)

体調も気分も山あり谷ありです。

9月後半〜10月と“帯状疱疹”の影響も大きかったのですが、季節も安定しない時期に重なって、気持ちの浮き沈みが激しかった様にも思います。

 

 

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前回の“スイーツ・ドライブ”は、ちょっとでも気分がいい時に好きな場所に出かけて、好きなものを食べたりと、“良い気分”を増強しようという作戦です。コレはまずまず上手く行っています。


さて、そんなふわふわした気分の時に、私のブログの読者の方から、ご質問のメッセージをいただきました。


ご質問は「耳鳴り」の件でした。

「耳鳴り」は、私のような聴神経腫瘍や突発性難聴などにより、「片耳失聴」や「片耳難聴」の人には必ずと言ってよいほど起きる症状でもあります。もちろん、他の原因によっても耳鳴りは起きますが、この方も聴神経腫瘍を患っているということでした。


経験されている方はよくご存知だと思いますが、「耳鳴り」はとても辛い症状です。とにかく、眠っている時以外の意識のある間は、1年365日コレを意識せずにはいられない訳ですから…。


耳鳴りを感じ始めた頃は、一日中コレが気になって、それこそ疲れ果てて知らない間に寝てしまうまで、コレを感じ続けていました。朝起きると耳鳴りはすかさず再開し、毎日がその繰り返しでした。正に地獄の日々。そのうち頭がおかしくなるんじゃないかと、真剣に心配していました(泣)


でも大丈夫。“耳鳴り歴”は、4年以上になりましたが、まだ頭は正常です(^^)


ご質問いただいた方にも、回答になっていない回答だとは思いますが、『耳鳴りを“無くす”ことは出来ませんが、耳鳴りには必ず“慣れる”ことが出来ます。』というお返事をしました。


実は今、この瞬間でも、「耳鳴り」に意識を向けた途端に「耳鳴り」を感じます。でも他のことに注意を向けると、すぐに「耳鳴り」が“気にならなく”なるまでになりました。もっとも、体調や疲れ具合や気分によってもその程度は違いますが…。



恐らく、人によっても「耳鳴り」が気にならなくなるまでの期間は様々だと思いますが、必ず“気にならなく”なるものと思います。


専門家の方の『“耳鳴りの治療の主体”は耳鳴りを「無くす事」ではなくて、「気にならないようにする事」』というのを何かで読んで、ガテンがいったものです。


耳鳴りを感じ始めた頃は、なかなか理解出来なかった、「耳鳴りを感じても、気にならなくなる」という感覚は、今では自然にわかるようになりました。


ご質問いただいた方にも、そのようなことをお返事させていただきました。

それでも、最初のうちの辛さは、自分でもどうしようも無いことも分かっていますので、そういう時は我慢しないで、心療内科の医師に相談して、向精神薬を処方してもらうのも一つの対応方法だと思いますとも。


「耳鳴りの専門外来」というのが、大学病院などに少数ながら開設されているようですので、こちらにご相談されるのも良いかと思います。かく言う私も、いよいよとなったらそちらに相談しようと思っていたぐらいなので。今のところはお世話にならずに済んでいますが…(^^)


私の「耳鳴り対応法」は、“気にしないようにすること”、“悲観的に考えないこと”、“耳鳴りは必ず気にならなくなると思うこと”です。それにはいくらか時間がかかりますが、気長に待つことです。


以前書いた記事ですが、こちらもご参考にどうぞ