勢いで入手してしまいました。
BOSSのBD-2とJHSのAngryCharlieを2台詰め込んだペダルとして発売当時話題になりましたね。
オーバードライブの王者でもあるBD-2ですが、BD-2wと比較してみたところほぼ遜色ない感じです。
どちらかと言えばカスタムモードに近い気がしましたがBD‐2らしい音です。
AngryCharlieはMarshallのJCM800をモデルにしたディストーションです。
JCM800はよくスタジオでも利用するアンプで、好きな歪みなのですが、結構雰囲気が出ていると思います。
私がイメージするディストーションサウンドそのものです。
JCM900やJCM2000のようなクリーミーでブワーッというようなモダンハイゲインとは違って、クラシカルでイナタイ感じ。
モダン路線はDS-1XやらSuhrのRiotあたりに軍配が上がると思いますが、無難に使えるディストーションです。
人それぞれ好みはあると思いますが、癖のある定番が手を組んだ感じが強いです。
一番の特徴は2軸のツマミでそれぞれの音色をコントロールでき、
・BD-2単体⇔OFF
・JHS単体⇔OFF
・BD-2単体⇔JHS単体
・BD-2→JHS直列⇔OFF
・JHS→BD-2直列⇔OFF
・パラレル⇔OFF
という凄まじい組み合わせで音作りが可能です。外部スイッチを組み合わせると、さらに動的にコントロールできます。
無敵。
私の大好きなSD-2の完全上位互換ですね。
SD-2の出番がなくなった瞬間です。(だから買うのを控えていたのですが・・・)
ついでにBD-2Wの出番もなくなりそうです。(売ってもまた買いそうなので売りませんが)
これと外部スイッチがあれば歪みはどんな曲でも行けると思います。
モードの選択と切り替えの慣れが必要ですが、アナログ操作なマルチエフェクター(歪みのみ)として使える感じです。
特に、BD-2をブースターとして利用している直列モードはいずれも超ジューシーで気持ち良い音がします。
個々のエフェクターの良さはそれぞれありますが、「これを持っていればOK」という総合力は群を抜いているし、超えるものは当分出てこないでしょう。
オーバードライブとディストーション、どちらを買ったら良いのか・・・という初心者はOD-2よりこちらをオススメします。
2軸ツマミは慣れが必要ですが、オーバードライブとディストーションの特徴が良く分かるし、同時に繋げることの効果も分かり、曲の途中で音色を自在に切り替えられるという全部入り。
LEDの色もJHSは赤、BOSSは青、MIXは紫と非常に綺麗です。
BOSSの中ではまあまあ値段が張りますが、無理してでも買う価値はありそうですね。
何でもできてつまらない、他のエフェクターを買う理由がなくなる、という点が短所です。