BOSS SD-2 DUAL OVERDRIVE | 酔弦庵

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エフェクターです。
2004年くらいから使い続けています。今も第一線。

生産終了品なのですが、音に惚れて中古を探し歩き、衝動買いしました。


特徴はクランチリードの切り替えが可能な点。
ツマミもそれぞれで調整できるます。
クランチでバッキングを弾きつつ、ソロでリードに切り替えるというのがおいしいです。

ギターのボリュームなどで使い分ける人には不要かもしれませんし、歪みの質も高級なエフェクターには劣るのですが、これ一個で何とかなるのは大きいと思っています。

どんなアンプでもこれがあればちょうどいいセッティングになります。
音色はオーバードライブの暖かさをイメージすると後悔すると思います。
歯切れが良くジャキジャキしたクランチと、マーシャルのハイゲインのようなリード
まったくオーバードライブではありません。
丸みのあるまろやかな歪みや、ナチュラルに持ち上げるブースト効果を期待している人にとっては投げ出したくなる代物でしょう。

個人的に歪んだ音が大好きなのですが、いわゆるDS-1のようなジャリジャリしたような歪みは苦手です。
その点、目の詰まってギラギラしたハイゲイン感のあるリードは何かと便利です。
ハードロックもメタルもこなせるポテンシャル。

クランチはどうやってもジャキジャキしてくれるので、カッティングフレーズはこれを通すだけでそれっぽくなります。
ゲインを上げれば目立たないバッキングにもなります。

この両極端な性格のモードのおかげで、ソロしかギターが目立たないようなポップスも切り替えで対応可能です。
そこら辺のジャンルが好きなので、ニーズに合ったエフェクターなのだと思います。


特にラルクを演奏するときは、クランチ(orクリーン)⇔リードという切り替えが多いので歪み系はこれで割と何とかなることが多いです。

曲数の少ないライブや気軽なセッションもこれ一つで十分です。
これがなきゃやってられません。


検索すれば見つかる程度には中古市場に出回っていますね。


---2023年追記---
2in1の歪みとしては選択肢が多く出ており、JB-2が完全上位互換だと思ったので一線からは退き、思い出のコレクション枠となりました。
こちらのSD-2を使用した動画の評価がことごとく低いためあまり一般受けしない音色なんだろうなということが統計的な感触です。
クランチモードもリードモードもプレゼンスが強めでキンキンした歪み方が特徴なのがその理由かと思われます。
個人的にはその特徴が好きなのですが、評価の低さに屈したことと、歪みの好みが変わったということも使用しなくなった理由です。