6月5日、以下の情報について誤報であるとの情報が入りました。
残酷ながら、今年も犬肉祭は開催されるそうです。
しかしながら、情報がいろいろと錯そうしており、どちらが真実かわかりません。
混乱を招き申し訳ありませんでした。
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中国で犬肉の販売が一時的に禁止になったそうです。
それに伴い、玉林市(ユーリン市)で毎年夏至に行われていた犬肉祭が今年は中止になるとのこと。
これが今後、永久的な犬肉禁止に繋がることを願って止みません。
もちろん信じるよ
一緒に生きる
だって、ボクがそう決めたから
この人だって…
ボクが選んだあなただから
もちろん信じているよ
一緒に生きる今と未来を
これからもずっとずっと一緒…
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保護犬猫の存在も、今ではかなり知られてきました。
SNSはもちろんメディアなどでも取り上げられ、保護犬猫の譲渡会の開催も増えてきているのではないでしょうか。
その譲渡会に足を運ぶ人たちの中には、そこで運命と思えるような子との出会いをする人もいるでしょう。
たくさんの犬猫たちの中から、この子だと直感したり。
でも、本当は彼らの方があなたを選んでいたのかもしれませんよ。
そんな縁があなたと彼らを強い絆で結びつけてくれるのかもしれません。
オイラは元野良猫。今はある家で暮らしている。
オイラは外で生まれて、ずっと外で生きてきたんだ。
外は自由だけど、その日のご飯にもありつけるかどうかわからない、嵐や夏の暑さ、冬の寒さ、生きていくのは大変だったよ。
それに人間に虐められたり、殺されたりする仲間もたくさんいた。
車に轢かれて死んだ仲間もいた。
とにかく外の暮らしは過酷だったんだ。
それでも、オイラは外で生きていくことに誇りも持っていた。
でも、あの頃はいつもお腹を空かせていたな…。
※ ※ ※ ※ ※
ある日、いつものように食べ物を探してた時、ある家の庭に迷い込んでしまった。
家の人に見つかってしまって、逃げようとしたんだけど、その人はそっとご飯を置いてくれた。
オイラは人間は怖い生き物だと思っていたからかなり警戒していた。
だけど、その人はご飯を置いてすぐにそばを離れた。
オイラは慎重にご飯に近づいて、急いて食べた。
それから、毎日ご飯をもらいにその家の庭先に通うようになった。
そうしているうちに気づいたんだ、
家の中に若くて美しい猫がいることに。
その子は窓ガラス越しに、いつもご飯を食べてるオイラをじっと見つめていた。
その子は何か言いたそうにしていた。
オイラはその子のことが気になっていたけど、人間が住む家には近づきたくなかった。
そんなある日、その子はオイラの心に話しかけてきた。
「ご飯は美味しい?」
オイラはちょっとびっくりしたけど、すぐに答えた。
「うん、美味しいよ。ここでご飯をもらえるから、なんとか命をつなげてるよ。」
「そう、それは良かった。ここのお母さんは優しいのよ。
アタシも元は外で暮らしてた。
お母さんに拾われて今まで幸せに暮らして来たの。
ただアタシは病気で、外には出られないの。」
ちょっと悲しそうにしているその子のために、オイラは外で起きた出来事や仲間の話を聞かせてあげた。
その子は嬉しそうに目を輝かせてオイラの話を聞いていた。
そして、いつしかオイラはその子に恋をしていたんだ。
それから、オイラはご飯を食べた後は、窓ガラス越しにその子と話すのが日課になっていた。
その家に通うのが楽しみになった。
窓ガラスが邪魔で触れることは出来なかったけど、それでもオイラはじゅうぶん幸せだった。
そんな幸せがしばらく続いたある日のこと、その子はオイラに言ったんだ。
「アタシはもうすぐ死ぬわ。自分でわかるの、お迎えが来るって。」
「突然、何言うんだよ。死ぬなんて嫌だよ!」
「仕方ないの、寿命なの、生まれた時から決まってるのよ。
アナタと出会えて本当に良かった、幸せだったわ。
でね、ひとつお願いがあるの。
アナタと同じくらい大切なお母さんのこと、アナタに託したいの。
アタシが死んだら、お母さんきっと悲しむわ。
だからアタシがいなくなった後、アナタにこの家の子になって欲しいの。
この家で暮らしてくれない?」
お願いを聞いて一応約束はしたものの、オイラはどうしていいかわからなかった。
人間と一緒に暮らすなんて考えたこともなかったから…。
それから間も無くして、その子は死んでしまった、オイラを残して…。
悲しくて悲しくてやりきれない思いだった。
大切な何かを失うってこういう気持ちなのかと…。
あの子がいないあの家に通うのもやめていた。
でも、ふと思った…。
あの子を亡くして、あの家のお母さんも同じ思いでいるのかな。
きっと悲しくて寂しくて辛いだろうな。
オイラはやっと決心した。
そして、久しぶりにあの子の家の前まで行き、
「にゃ〜ん、にゃ〜ん!」
と、大きな声で鳴いてみた。
ガラガラと音がして戸が開いた。
中からお母さんが出て来て驚いたように言った。
「あんた、どうしていたの?
ミミが亡くなって1ヶ月も顔を見せないで。
心配してたんたよ。
あんた、もしかしてうちの子になりに来てくれたの?
これもミミのお導きなのかねぇ…。
お腹空いたろ、さぁ、入りなさいな。」
お母さんはそう言うと優しくオイラを招き入れてくれた。
オイラはもう一度、鳴いてみた。
「にゃ〜ん。」
これが今、オイラにできる精一杯の甘え方だけど、それでもいいよね。
オイラ、約束守ったよ。
君の分もこの家で生きてみせる。
そして、君の大切なお母さんのことずっと守っていく。
坊やは小さいままでいて
育っちゃだめ
大きくなっちゃだめ
冬毛に変わっちゃだめ
だって、そうしないと
坊やの命が奪われてしまう
だから、坊やは小さいままでいて
無邪気なままでいて
それが母の願い…
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毛皮農場で春に生まれた子は、その後最初に冬毛に生え変わった頃には殺され毛皮にされます。
毛皮にするためだけに繁殖し、残酷な方法で殺し毛皮を奪う。
その毛皮が冬のコートの襟や袖口、帽子、バッグ、アクセサリーなどになるのです。
人間のファッションのために無残に殺される動物のことを知ってください。
毛皮は動物の命そのものです。
私たち消費者が欲しがらなければ、彼らは殺されなくて済むのです。
寒くなる前に、彼らの毛が冬毛に生え変わる前に、ぜひ『No Fur ‼︎』の声をあげましょう。
私たちの生活に毛皮は必要ありません。
彼らの命を救えるのは私たち人間の意識と行動なのです。
「こんにちは。いつも母がお世話になっています。」
私は母が入所している老人ホームを訪れていました。
介護職員さんに挨拶をして、母の部屋に行こうとしたとき、職員さんに呼び止められました。
「こんにちは。これからお母様のところに行かれますよね。
実は最近、よくハナに会いたいって仰るんですよ。ハナという人にお心当たりありませんか?」
「ハナ…ですか?う〜ん、子供は私ひとりですし、誰のことでしょうね。ちょっと思いつかないですけど…。」
私の母は認知症を患い、今はこの介護付き老人ホームでお世話になっています。
母が80歳の時に父が他界、それから少しして認知症の症状が出てきました。
当時、母は一人暮らしでしたが、だんだん症状が進み、私も家庭を持ち、母を引き取り介護するには難しい状況がありましたので、実家を売却しこのホームに入所させたのです。
母は認知症を発病して以来、すべてにおいて意欲がなくなり、口数も減り表情も乏しく、一日中ボーッと座っていることが多く、ホームにいる今でもその状態は変わりませんでした。
そして、母はすでに私という娘のことすら忘れてしまっていました。
そんな母がハナに会いたいと言うなんて、私はハナという存在が気になって仕方がありませんでした。
私は実家を売却した際、不用品などを整理し処分したのですが、古いアルバムは持ち帰っていたことを思い出しました。
もしかしたら、アルバムの中にヒントがあるかもしれない、そう考えたのです。
押入れに仕舞い込んでいたアルバムを取り出し、一枚一枚、写真を確認しました。
そこには若かりし頃の母、父、そして子供だった私の姿がありました。
懐かしい写真を見ている内に、いつしかその頃の自分に戻ったような気分になっていました。
何ページ目かをめくった時、その真ん中に貼ってある写真に目が止まりました。
まだ30歳前後の若い母とその膝の上にちょこんと座っている一匹の白い猫が写っていたのです。
私は一瞬にして記憶が蘇ってきました。
「そうだ、この猫だ。
この猫の名前が確かハナだった。」
母がとても可愛がっていた猫でした。
それがある日突然いなくなってしまい、母はあちこち探し回り、近所にも迷子猫の張り紙をしたりしましたが、結局ハナは帰ってきませんでした。
母の落胆ぶりは本当に見ているのも辛く、子供だった私はそんな母の姿が悲しくて、ハナのことは無意識に記憶から消し去っていたのかもしれません。
そして、それから母はハナという名前を口にすることは二度とありませんでした。
私はアルバムを見た日から、白い猫を探し始めました。
白い猫を連れて行けば、もしかしたら母の慰めになるのではないかと考えたからです。
愛護団体や自治体で定期的に譲渡会が開催されていると知り、足繁く通いましたが、なかなか白い猫には巡り会えませんでした。
そんな譲渡会通いが3ヶ月を過ぎた頃、ついに見つけたのです。
ハナそっくりの白い猫でした。
私はその猫の里親となり、名前をハナと名付けました。
ハナが我が家にも慣れた頃、私はハナを母に会わせることにしたのです。
ホームには事情を話し、私が面会に来ている時に限り、またお部屋からは出さないという条件で許可を取り付けました。
私はハナを連れて母の部屋を訪ねました。
「こんにちは、今日は可愛らしいお客さんを連れてきたわよ。」
私はハナが入っているキャリーバッグを開けました。
中からハナが顔を出した時、母の表情が変わりました。
「ハナちゃん?ハナちゃんなの?今までどこに行ってたの。随分探したんだよ、さぁ、ハナちゃん、こっちにおいで。」
そう言って母はハナに向かって手を差し伸べたのです。
ハナはバッグから出るとニャ〜と一声鳴いて、母の方へゆっくり歩いていきました。
そして何のためらいもなく、母の膝の上に飛び乗ったのです。
まるであのアルバムの写真そのもので、私も写真の中に入り込んだような感覚になりました。
もしかしたら今、目の前にいるハナは、母が可愛がっていたあのハナの生まれ変わりなのかもしれない、そんな気さえしたのです。
じっと立ち尽くしている私に母は、
「どなたかは存じませんが、ハナを見つけてくださってありがとうございます。本当に親切にしていただいて感謝申し上げます。」
母にとっては、まだ私は娘ではなく親切な他人なんだということに、寂しさはありましたが、それでもハナを連れてきて良かったと思いました。
それからは時間を見つけては以前よりも頻繁に面会に訪れるようにしました。
もちろん毎回、ハナを連れていきました。
すると、母は見違えるように表情も明るくなり、笑顔も多くなりました。
それはホームの職員さんも驚くほどでした。
ハナを連れて行くようになって半年が過ぎたある日のことです。
いつものようにハナと一緒に面会を終え帰ろうとした時、
「ありがとね、百合子ちゃん。ハナを探してくれて。本当に嬉しかったわ。」
母が私にそう言ってくれたのです。
何年ぶりでしょう、母が私の名前を呼んでくれたのは。
ただ私を百合子ちゃんと、ちゃん付けで呼ぶのは子供の頃でしたから、母はきっとハナと暮らしていた昔に戻っていたのでしょうね。
母にとって私はまだ小学生の百合子ちゃんのままなのかもしれません。
それでも私は、私を娘の百合子だと思い出してくれたことが嬉しくて、こう言いました。
「私、お母さんのために一生懸命、ハナを探したんだよ。」
母はニッコリ笑って、
「そう、百合子ちゃん、頑張ってくれたのね。ありがとう、さすが私の娘だわ。」
そう言う母の言葉に、
「うん、うん、私、頑張ったよ…。」
私もあの頃の子供の私に戻っていたのかもしれません。
でも、それがとても心地よく母と久しぶりに親子になれた、そんな気がしたのです。
今日はこどもの日、私は母から贈り物を貰ったようで、嬉し涙が溢れそうでした。
そして、もうすぐ母の日です。
私は母の好きなピンクのカーネーションの花束を持って、ハナと一緒にまた会いに来ようと思います。
大きな桜の木が見えてきた。
あれはワタシとパパの約束の桜の木。
懐かしいな、お花がいっぱい咲いてる。
ワタシ、このピンクの花びらが大好きなの。
ありがとう、お母さん、ワタシをここに連れてきてくれて…。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
今年も桜の季節がやってきました。
私は桜が満開になったら、ヒナタをここに連れてこようと決めていました。
実は去年、佐伯さんとあの病院の駐車場で会った時、佐伯さんが話してくれたのです。
毎年、この桜が満開になったら、この木をバックにヒナタの写真を撮っていたことを。
私たちにヒナタを渡す前日にこの木の下でヒナタと一緒に過ごしたことを。
だから、ヒナタと佐伯さんにとってこの場所は特別な場所なんだって。
私は、この桜をバックにヒナタの写真を撮ろうと思います、佐伯さんがそうしていたように。
そして私はこれからも毎年ここに来ます、ヒナタを連れて…。
佐伯さん、見てくれていますか?
ヒナタを連れて来ましたよ。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
パパ、あの日お空に帰る前にワタシに会いに来てくれたよね。
パパはワタシにさよならって言った。
でもワタシ、こう言ったよね。
「パパ、違うよ、さよならじゃなくて、また会おうねだよ。」
パパはちょっと照れ臭そうに笑って、そのままお空に帰って行った。
お別れはほんの一時のこと、魂には永遠の別れなんてないんだよ。
ワタシたち動物はそのことをずっと前から知ってる。
だからパパとはまた会えるの、必ず…。
でもね、パパ…
それでもワタシ、時々寂しくなる時がある。
そんな時は、この桜の木の下でパパにくっ付いてたこと思い出すの。
するとね、とっても温かい気持ちになるんだよ。
あぁ、パパが会いに来てくれてるって感じるの。
パパは約束守ってくれてる。
ありがとう、パパ。
今日、ここでパパにワタシの気持ちを伝えることができて、すごく嬉しい。
お母さんがここに連れて来てくれたおかげだね。
今のお母さんもお父さんも優しくしてくれてるよ、だから安心してね。
ヒナタは幸せだよ…。
あっ、お母さんが呼んでる。
ワタシの写真を撮ってくれるんだって、まるでパパみたいだね。
しっかりポーズ決めないとね。
それじゃ、パパ、またね!