基礎縫い 【ミシン編 12 】
マジックテープの縫い方とコツ
マジックテープとは(株)クラレ社の面ファスナーの登録商標だというのはご存知ですか?
下の写真のように袋に入って「マジックテープ」として売っているものには必ず裏にこの事が書いてあるのです。
日本語の総称では面ファスナー。
その他の呼び方ではベルクロがあります。「ベルクロ」もベルクロ社の面ファスナーの登録商標なのです。
面ファスナー = マジックテープ = ベルクロ 3つとも同じものを言っているのです。
ここでは一般の方がわかりやすいようにマジックテープという呼び方で説明していきます。
マジックテープはフック(硬い方)とループ(軟らかい方)に分かれています。
現在は両方一緒のものもありますが、それはちょっと置いておいて・・・。
注意
マジックテープを縫い付ける場合は接着タイプで無いものを購入して下さい。
接着タイプは糊の部分が縫うと針に糊がくっついて目飛びの原因になります。
どちらにフック(硬い方)とループ(軟らかい方)を付けるか悩むことはありませんか?
上の写真は上側赤い部分の蓋側にループ(軟らかい方)が付いています。
下側のプリントの部分にはフック(硬い方)が付いています。
通常は物を出し入れする時に引っかかりの無いようにループ(軟らかい方)を蓋側に付けます。
次は縫う時のコツです。
マジックテープをミシンで縫ったときに糸が
フック(硬い方)に引っかかって糸切れが起きた経験のある人はいませんか?
付けるサイズにマジックテープをカットした後、両端のミシンで縫う箇所(1列か2列)の
フック(硬い部分)をハサミでカットして下さい。
それでも縫うと糸がフック(硬い部分)に引っかかってしまいます。
その解消法です。
付けるマジックテープは白です。下にあるのがわかりますか?
縫う時は別のマジックテープ(ピンクの=何色でも)を用意して
相手側をかみ合わせて縫うところだけずらして重ねます。
四角に回して縫い進むときに上にのせたマジックテープ(ピンクの)も回していきます。
そうすることによって糸が引っかからずにスムーズに縫えるのです。
ループ側(軟らかい方)はデザイン上でクロスのステッチが入っているものもあるかと思います。
その縫い方です。
ループ側は糸が引っかかることは無いのでそのままでも縫い進めます。
四角に縫い回ってきた後にクロスに縫い進める場合は
上に別のマジックテープ(フック硬い方)をクロスにのせて、それを案内に縫っていきます。
注意
クロスにステッチを縫うのはループ側(軟らかい方)だけにしてください!
クロスのステッチが入ったものです。
写真のシューズケースの縫い方のリンクも貼っておきます。
https://ameblo.jp/m5o1m3o1r2e9o6r2e0o/entry-10812672621.html
今の時期、入園グッズを作っているママ達の参考にとシューズケースの作り方を書こうかと作ってみたのですが、いざ作り方を初心者の方にも解りやすく説明することを考えて写真撮りをしたらスゴイ枚数になってしまって、前回の「持ち手の縫い方」 今回の「マジックテープの縫い方」と分けて書いてみました。
なので、次はこのシューズケースの作り方を書きます。
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