デフレの期間が長かったので、これまで預貯金の目減りを気にすることはなかった。しかし この2-3年は生鮮食品や石油を中心にモノの値上がりが激しい。他方で賃金が上がらないから 皆の生活は苦しくなっているし、せっかくの蓄えも超低金利で目減りするばかりだ。
これに対処するため 人は節約に努めたり、いつまでも働いて稼いだり、または預貯金を運用するなどの方法に頼る。私も節約をしているし、それなりに働きもしている。そして運用であるが、退職後は基本的に守りの体制に入っているので、若い時のように積極的に投資するのは避けようと思っている。
株式や外貨やモノへの投資はもうやりたくない。さりとて預貯金は人をバカにしたような低金利である。そんなとき頼りにしたのが ロボットアドバイザーによる資産運用である。ロボットアドバイザーとは設定した金額の範囲で 資産配分先の選定や銘柄の選択、実際の売買までのすべてをロボットが行い、自分は何もしなくても運用が進んでいくというもの。運用のレベルは保守的なものから積極的なものまでを選択できる。
私の場合は保守的な運用を選択した。要は少しでもインフレによる目減りをカバーできたらいい,という考え。こんなのは運用とは言えないが、過去の実績を見る限り銀行預金よりはマシだ。
ロボット運用に頼るメリットは、余計なことを考えずに済むことだ。反対にデメリットとしては、全てをお任せ(一任)しているだけに、本人にとって(投資に対して)何の知識や経験にもならないということだ。