明治7年に神戸-大阪間に鉄道が開業してから150年になるのを記念するイベント「プロジェクション・マッピング」が隣の神戸駅で開かれるという。それを見ようと 夜8時の開始前に神戸駅まで行くと、予想に反し ものすごい人出である。ガードマンもいっぱい出ていて 誘導されるままに歩いて行くと、「ここが最後尾」のプラカードを持った人が人員整理をしていた。
よくわからないまま並んでいたが、列は全然進行しない。駅前は広場になっていて その向こうの道路は広い歩道もあるのに、なんでこんなトコで並ばなあかんねんと列を抜け出し その方向へ歩いて行った。
思ったとおり 歩道でも大勢が開始を待っていたが、ガードマンがいて「通行の邪魔になるから歩道で立ち止まらないでください」と叫んでいる。あ~そういうことだったのか、鑑賞エリアを駅前広場だけに限定し、客をそこへ誘導するための行列だったのだ。しかしそんなのは無視し、道路傍に立ってマッピングを鑑賞した。
プロジェクション・マッピングは東京駅々舎をスクリーンにして照射していたのを 何年も前のニュースで見たことがある。その時はもっと鮮明でダイナミックだった記憶があるが、今日のは映像が不鮮明で、ストーリーもよく分からなかった。照射もたった5分間だけだった(これを何度も繰り返す)。
なんや こんなもんかと文句を言いながら駅に向かったが、帰りがけに見ると、次の入場者が大行列をなしていた。それほどに前評判が良かったのは分かる。皆は第2のルミナリエを夢見てきたのかも知れないが、実態は期待に反したものだった。