100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ40回余。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと・感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

’26/05/11  しつこく快晴

 

迎賓館は外国からの賓客をお迎えする公邸で近年 一般に公開されるようになったという。同行のWさんが見てみたいというので私らも一緒に観覧することにし予約を取って見学に臨んだ迎賓館の森は宿泊ホテルから目と鼻の先にあり、ホテルの部屋からも見える。直線距離だと1km くらいか。しかし不運なことに、手持ちの地図にはその周辺の案内が乗ってなかった。

 

でも その方向に歩いたら行き着くだろうとタカを括っていたが、歩けど歩けどたどり着かない。最後は早足で歩いて、何とか受付の時刻に間に合った。

受付の西門から入ると 大勢が並んで荷物のチェックを受けていた。和風別館には予約が必要だが、本館と庭の見学だけなら予約なしでも入れるようで、ツアー旅行の団体客が大勢並んでいた。

 

別館は20名のグループ観覧となり、案内ガイドに付いて 一団で移動していく。団体の最後にも監視人がつく。別館や前庭は 一部を除き撮影禁止とされているが、一人が間違って庭風景を撮ったら、直ちに注意を受け 画像を消去させられていた。何でそこまで厳しくするのか? と聞くと、撮影している際に建物などに触れて傷つける恐れがあり、それを懸念して規制しているとのことだったが、本当は警備上の観点から 構造を写されたら具合悪いのでは? と推測する。

 

迎賓館はこの別館と本館からなるが、本館は100年以上も前に建てられたもので、内外の造りはヨーロッパの宮殿そのものである。ベルサイユ宮殿やエルミタージュなど ヨーロッパの宮殿やお城をあちこちで見てきたが、この本館もそれらと同じじゃないか、コピーちゃうんか?  という印象は拭えない。

欧米からの賓客は こんなのを見ても感動しないので近年になって和風造りの別館を改めて建造した(1974年)ものと想像する。和風別館は日本建築の粋を集めたもので、これならサッチャーやトランプにも喜んで貰えると思ったのだろうこれまでに 多くの各国元首を迎え入れたという

 

 

 ㊧ 本館と庭園               ㊨ 別館の和風庭園

'26/05/10  今日も快晴

 

午前中に小石川後楽園へ行く。10時半に入園したが、11時から園内ガイドがあるというので、木陰でその開始を待った。定時になるとボランティアガイドが 2名登場し、説明を希望する 9 名を2つのグループに分け 案内が始まった。

 

小石川後楽園は水戸藩の屋敷跡で、かつては広大だったものの のちに敷地の一部が東京ドームや区役所用地として削られ、狭くなってしまった。それでも今なお7万㎡を擁するという。

 

江戸時代初期に中国の西湖を模して造られたというが、西湖を偲ばせる景観はほとんどない。それより木曽や琵琶湖など 東海道の景色を再現しているのがよく分かった。一見しただけでは何の変哲のない日本庭園も、解説を受けながら巡ると 庭の造りの意味するところがよく理解できた。ただ庭園の借景がドームの大テントというのは無粋で、おまけに ドームから大音響(音楽)が漏れていたのは雰囲気ぶち壊しであった。過密都市はこれだから困る。

 

ところでこの庭園ガイドたるや 公園のホームページによると、ガイドになるには養成講座を修了した後 資格試験に通ることが必要らしい。その上で交替で週末ガイド(土日のみの実施)に当たることになるが、登録者が53人もいると なかなか順番が回ってこないだろう。東京くらいに人が多いと、ボランティアといえども過当競争である。

 

午後は小石川植物園に移動し、さらには皇居の東御苑にも行った。どちらも高低差のある雑木林の中を歩いたが、最後はクタクタで 足が動かなくなってしまった。

 

池の向こうに見えるは雪山じゃなくドームです

ローカルニュースで 須磨離宮公園のバラが満開を迎えたというのを取り上げていた。つい数日前に東京ガーデンテラス(赤坂)で綺麗なバラ園を目にして、そこが これまで見てきたバラ園の中で最高だと称賛したものだ。それならこの際, 須磨と赤坂でどちらがベストか 見比べてみようと、いそいそと須磨の離宮公園へ出かけた。

 

平日ながら そこそこの入園者があった。ただ高齢者がメインで、週末になると若いファミリーや学生が加わって、さぞ賑わうことだろう。

須磨は赤坂に比べると、バラ園の面積もバラの本数も圧倒する。300種類も咲くと言うから 誰でもが気に入りの一輪を見つけることができると思う。 

 

一昨年にルーマニアでバラ園を見たが、隣国のブルガリアと同じく、向こうはバラの種類が少なく、植え方も単調である。言い方を変えるとあまり手間とカネがかかっていない、工夫も足りない。あとエジンバラでも見たが、そこも然りであった。それらをもって万事を推しはかるワケじゃないが、バラを見るなら日本で!!  という気がする。

 

そして須磨 vs 赤坂の勝敗の行方であるが、須磨だって負けてはいない。華麗さの赤坂に対し、ボリュームとバラエティの須磨ということで 甲・乙つけ難しであった。

 

 

 いずれも須磨離宮公園で  ('26/05/15)

’26/05/09  快晴

 

地下鉄で上野公園まで行こうと、路線案内で示された赤坂見附駅を目指す。赤坂見附駅は最寄りの永田町駅と地下でつながっていると聞いたので探したが 見つけられない。それで人に聞くことになるが要領を得ない返答が多いたとえそこで働いていても地理に不案内の人が多いのは元々がお上りさんか。

 

何人かに聞いて ようやくたどり着いたが、かなりの距離をムダに歩くことになった。その経路は起伏が多く、体力を消耗する。ホテル前の商業ビルは、表玄関が1階で 裏出口が4階になっているから、言うなれば崖地に建っているようなものだ。そんな地形を徘徊するのだから疲れる。 

 

上野公園では西洋美術館と国立博物館を観覧した。西洋美術館では印象派画家の作品を多く観たが、例えば “モネといえばこんな絵”といったステレオタイプの画だけでなく、若い頃にはいろんな絵を書いていて、画風を確立するまでの変遷がよく見て取れた。

 

国立博物館では座ってばかりで、裏庭で1時間もボーッとして過ごした。裏庭に茶室がたくさん並んでいるのは小さな発見であった。博物館には外国人観光客が多い。中国人韓国人もいるのだろうが、それは見かけ上 分からない。欧米系がすごく目立つ。 これがインバウンド4000万人の現場か。上野公園の両館とも何回目かの訪問になるので、新鮮味はなかった。

 

夜に歩数計を見ると17,000歩にもなっていた。美術館内での牛歩や坂道、さらに人混みの中の歩行なので、タダの17,000歩ではない。都会の勤労者は、もっぱら車で移動する田舎の人より足腰が鍛えられているというが、自身で東京歩きを実践してみると そのことがよく分かる。

 

 

 ㊧ 西洋美術館で              ㊨ 国立博物館、前庭

’26/05/08  曇り

 

午後便で神戸から羽田に飛んだ。赤坂のホテルにチェックインしたのが 午後も3時半を過ぎていたのでその時刻からは観光に出かけにくい。せめて国会議事堂前の庭園だけでも見ようと ホテルを出た

ホテルからその公園まで直線距離だと直ぐだが、くねくね曲がる道を行くので 20分もかかった途中、自民党本部や国会議事堂横を通って行くが、やたらに警備の警官が多い。平時でもこれほどの体制で警戒に当たっているのか。

 

ホテル前にきれいな建物(東京ガーデンテラス)があったので 立ち寄ってみると、前庭がバラ園になっていて 何人もの人が植栽の手入れにかかっていた。庭園はすごくきれいで 花の種類も多くこれまで見てきた中で一番の華麗さでないか。神戸の須磨離宮公園のバラ園が最高だと思っていたが、その考えは簡単に覆った。カネと手間のかけ方が違う。思いがけずに見つけたバラの庭園で30分も過ごすことになった。

 

国会議事堂前の庭園は広くて木立が茂るが、工夫されているとは言い難い。木々の種類は多いが 花は咲いておらず、人が誰もいなかった。代わりにカラスがカーカー鳴きながら飛び交う。いうなれば こちらは”東京ガーデンカラス”と言ったとこか。そこからさらに 皇居の二重橋まで足を伸ばすつもりだったがなんか疲れてしまって ホテルにUターンすることになった。

 

国会議事堂は小学校の修学旅行以来だが、今 改めて見るとすごく小さい。ビル群の中に埋没してしまっている。そこに国会議事堂が建っていることの目印は、警備車両と警官の配置密度の濃さである。 

 

見送りの言葉が路面に書かれているのが、ボーディング ブリッジから見えた

 

東京ガーデンテラスのバラ園