100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ40回余。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと・感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

8月28〜31日に北海道の胆振、後志、石狩地方を車で旅行した。パークゴルフとローカル博物館を巡る北海道の旅は、十分に楽しめるものであった。

 

8月28日㈮ 室蘭へ

嫁さんと神戸空港で待ち合わせた。嫁さんの地元から神戸空港までの直通バスは1時間に1本しかない。飛行機が発つ40分前に到着する便でも間に合ったのだが、万一に備えて1便早いバスで来てもらった。1時間40分という待ち時間は長く、嫁さんが作ってきた弁当を食べて過ごした。

 

神戸空港は夏休みのためか大賑わいで、かつての寂しい姿を知るだけに、その混雑ぶりには感慨深いものがある。しかし神戸空港は飛行機の発着枠がすでに限界であり、三宮からの連絡交通も飽和状態にあるため、これ以上の利用者増は難しいのではないか。

神戸は曇天であったが、東北上空まで来ると視界が開けてきた。青森・下北半島がくっきりと見え、どこが恐山かと目を凝らした。

 

新千歳空港でレンタカーを借り、室蘭を目指す。レンタカーの係員に室蘭までの所要時間を尋ねている横から、嫁さんが「クマは出ませんか」と尋ねたが、そんな話は聞いたことがないと笑われてしまった。

 

ウトナイ湖で白鳥と戯れた後、室蘭では白鳥大橋とその記念館を見学した。夕方だったためか 他に観覧者はおらずそれなりに楽しむことができた。室蘭の旧市街は寂しく雁木のシャッター街が続く。鉄鋼の街に人の気配はなかった。

 

機上からくっきり見えた下北半島

いつもは午後一でプールへ行く。だが、今日は朝から昼まで用事があり、午後から夜にかけては仕事が入ってしまった。結局、いつもの時間帯にジムへ行くことはできなかった。

習慣をスキップすると なんだか落ち着かず、夜8時を過ぎてから、やっぱり行くことにした。現役時代は夜に通うのが普通だったが、リタイアしてからはすっかり昼型だ。夜のプールに足を踏み入れるのは、本当に久しぶりだった。

 

館内は若い熱気に満ちていた。ハツラツとした若い世代がプールを泳ぎ回っているのは、昼間のヨレヨレのシニア層とはまるで別世界だ。すっかり忘れていた夜のジム風景だが、ただ眺めているだけでも不思議と元気が湧いてくる。

 

結局、その日は夜9時まで体を動かした。このジムは夜11時まで開いているらしい。そんな深夜に近い時間帯はどんな具合なのか、興味が湧いてきた。

ちなみに、今のジムの開店は朝9時だが、以前通っていたジムは朝6時から営業していた。どうしても昼~夜の都合がつかないとき、早朝の枠を使ったことがある。人もまばらで、朝日を浴びながら汗を流すのは爽快だった。

 

最近街でよく見かけるチョコザップなどは24時間営業を売りにしている。真夜中や未明に体を鍛えるのは一体どんな人種なのか。それもまた気になるところだ。

リタイア生活が長くなると、どうしても昼間の狭い世界に閉じこもりがちになる。しかし、いつもの行動を少し時間帯を変えてみる。それだけで 新しい世界が目の前に広がっていく。

 

毎年 この時期にスカイマークから下半期分のチケットが売り出される10数年来北海道へスキーに行ってたので、発売されるやすぐに 千歳行きチケットを購入するのが恒例だった。しかし昨冬 ついにスキーの習慣も途絶え、冬の札幌行きは終わった。

 

それでもスカイマークのチケット売り出しの報を聞くと、つい どこかへ行きたくなる。それで昨冬は 札幌に代え沖縄にしたが、沖縄も何度目かになると あまり面白くなかった。それならどこにしようか ?

 

神戸空港からは国内外の10数ヶ所の地に飛んでいるが、そのうち まず近隣国へは行く気がない。次に北海道,東北地方は熊が出るから除外。残るは関東以西になるがその中から出発と帰着時刻の都合から、長崎か鹿児島にしようとなった。どちらでもいいのだが、今回は鹿児島を選んだ。

 

鹿児島へは 5年前にも旅行していて、鹿児島市内と指宿を回っている。そのため今回は同じエリアへ行く気はない。それで霧島と出水あたりを車で回ろうかと思っている。両者は観光地としてあまり耳にすることはないが、もし観るものがなくても 温泉やパークゴルフ場はあるので、それで過ごせる。そして密かな目的は 前回 気に入った桜島小みかんを入手することだ。

 

古い友人に電話したら、開口一番「がんになってしまった」と言われて仰天した。 昨日, 手術したばかりで、部位は咽頭がんとのこと。どうやら酒の飲み過ぎが原因らしい。

これで、自分の周りのがんサバイバーがまた1人増えてしまった。そんな報告の直後に「久しぶりに一杯どう ? 」などとさすがに誘えるわけがない。

 

しかし、ここまで破滅的な飲み助は、本当に少なくなった。今の時代、お酒を飲む習慣がある人は減る一方だ。データを見ても、週3回以上飲む人は 全体の 3分の1にも満たないらしい。特に若者の酒離れは顕著で、これは世界的な傾向でもあるそうだ。

 

駅前のマンションに住んでいるからよく分かるが、最近の飲み屋はどこもガラガラである。大勢のグループで騒いでいる光景など すっかり見なくなった。たまに飲んでいる人がいても、レモンサワーやハイボールなどアルコール度数の低い「軽い酒」ばかりだ。

 

こうなった背景には、コロナ禍がある。歓送迎会や付き合いの酒という習慣がプツリと途切れ、そのまま元に戻らなくなった。さらに健康志向の波が押し寄せ、「翌日のパフォーマンスを下げたくない」という理由で、飲み会よりも自分を労わる選択をする人が増えた。みんな無理に他人に合わせることをやめたのだ。

 

世間がそんなヘルシーでスマートな生活にシフトする中、私はといえば毎晩 ひとりで暗い部屋に籠り安酒をあおっている。その傍ら 友人の一件もあって、がんやほかの病気を患わないかとビクビク怯えている。

 

国内外を何百回と旅行してきた。それだけ回数を重ねると、旅のスタイルも自然とパターン化してくる。国内旅行で最近の定番といえば 「パークゴルフ」と「ローカル博物館」の2点セットである。

 

パークゴルフ場は東日本に多く、発祥の地である北海道にいたっては 500か所もあるというから驚きだ。まさに選り取り見取り。
本物のゴルフの10分の1程度の費用しかかからないため サイフにやさしく、どこでも用具をレンタルできる手軽さもいい。2時間ほどサクッと楽しむにはうってつけのスポーツだ。

 

近々北海道へ旅行するさっそく「胆振(いぶり)・後志(しりべし)エリア」でパークゴルフ場を探してみたが、選択肢がありすぎて どこにしようか決めかねている。

しかし、最近新たに問題が発生した。パークゴルフ場は山際などに立地していることが多いため、嫁さんが二言目には「そこはクマが出ない?」と怯えるのだ。ここ1〜2年のクマ騒ぎに、すっかり影響されてしまっている。

 

2年前、帯広で庭園巡りをした際、某庭園の奥方ゾーンでクマが出没したため 一部を閉鎖していると言われたことがあった。当時は「ふ〜ん」くらいで済んでいたのだが、今の嫁さんは「クマ」と聞いただけで「もう行くのをやめよう」となる。この恐怖心をいかに引き剥がすかが今回の旅の成否を握りそうだ。

 

もう一つの定番であるローカル博物館も、同じエリアで探してみると結構な数が見つかった。ローカル博物館はいつ行ってもほとんど人がおらず、現地の歴史や文化を深く理解できるので 割りと気に入っている。こちらも2時間ほど時間を過ごすには最適のスポットだ。

ちなみに、余市にある「ニッカウヰスキーの工場」も見学候補に入れてみたのだが、こちらは1か月先まで予約で満席だった。同じローカル博物館のくくりとはいえ、やはり知名度のある有名スポットは別格のようである。

 

嫁さんのクマへの恐怖をなだめつつ、今回はどのパークゴルフ場とローカル博物館を組み合わせようかと、贅沢な悩みは尽きない。