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ロンドン7日目 バスで行ってみようか



今日は録音の中日なので、準備のためにスタジオに。そういえば家とスタジオを往復しているだけで、ロンドンに来たのにまだどこも見てない。これじゃあ日本にいるのとまったくかわらないじゃないか。ということで、今日は地下鉄を使わず、バスだけでスタジオに行ってみることに。とりあえずバスで行き方をニックに教えてもらい、バス停に。


(目の高さにあって見やすい信号)



まずは「19」のバスでナイツブリッジまで、中心街付近を抜け、ハイドパークまで行くバス。ロンドンを東西に横切る感じ。まっていると来ましたダブルデッカー。さっそく2階へ。



すいすい走っていたのは少しの間で、渋滞にはまる。ロンドンも他の大都市とおなじく昼は結構渋滞する。結構どころかオックスフォードストリートなんてバスが繋がって走るはめになって、電車みたいになっていることもある。なので、こんなこともよくあります。


(バス車内からのショット。ちなみに僕がのっているバスも「19」)

昼間の時間のバスの時刻表がなく、だいたい何分おきにバスが来ますよ~たぶん。みたいなことがバス停に書いてある。時間によく遅れる僕にとってはとても言い訳に好都合で好きです。

なんてことを思っていたら、途中のホルボーンで運転手が「このバスだけここが終点になるから降りて」なんてことを言い出す。お~。よくあることなんだけど、みんなぶつぶつ言いながら降りる。バスを降りて、行き先表示を見るとたしかにホルボーンと書いてある。まあ天気もいいしちょっと歩こうとキングズウェイを南に下る。



このまま歩いてスタジオまで行くのもいいなあとぼんやり歩き続ける。ふと時間を見ると家をでてから1時間近くたってるのに気づき、ふと我に返りまたバスに乗る。こんどはナイツブリッジを通る「9」のバス。



今度のバスは古いダブルデッカーでワンマンカーではなく車掌さんのいるツーマンカー。後ろからのるやつ。




トラファルガースクエア、ちょっと観光できてよかった。

そんなこんなでナイツブリッジで下車、今度は「137」にのってスタジオに到着。さあ仕事仕事。





こんな経路でスタジオに通ってます。

本日2パイント。

7日目合計11パイント






ロンドン6日目〜ビールとスティーヴィー・ワンダー

今日も昼からセッションがあるので、朝はボーカリスト、ミュージシャンのブッキングをしたり、他の曲のプロダクションをしたりした。




今日は主に2曲目の録音。いろいろなアイデアを試しながら約4時間。いい曲に仕上がりました。



セッション後、今日の作業のDVDを焼いていると、週末にジャズカフェであるスティーヴィー•ワンダーのバースデーパーティー(といってもスティヴィー本人はこないのですが)に出演するエリックが、歌詞を覚えるのが大変なんだよなあと言いつつ、Do I Doを鼻歌で歌っていると、おもむろにニックがベースをミキサーにつないでプレイし始めた。すると最初は鼻歌だったエリックもだんだん本気になっていき、大セッション大会がはじまる。二人とも本当に楽しそう。スティーヴィー愛があふれてました。飲めや歌えやの大宴会とはこのこと。そういえば最近録音ばかりで、演奏する楽しさを忘れかけていたなあ。




その後エリックと別れ、北ロンドンのハムステッド・ヒースで夕食&ビール。


(北ロンドンの結構高級な街)


(外庭が広いパブ)

実は今ロンドンで自分がどれだけビールを飲むのかを数えてます。日本ではあまりお酒を飲まないんだけど、なにしろ種類が多くてうまい。こっちはパイントグラスという中ジョッキぐらいの大きさでビールを飲む。1パイントはおよそ500ml。

本日2パイント。
6日目合計9パイント

ロンドン5日目~いよいよ録音開始

いよいよ今日から本格的に録音がはじまります。
今日はエリック ロバーソンとの初めてのボーカル録音、たまたまサウスポートウェーケンダーで来英していた彼を捕まえることができて、1週間前にオファー。今日に至りました。

http://www.myspace.com/ericroberson

それではいい音でとらないとと、ニックがノイマンU87という、ちょっと聞いたら潜水艦みたいな名前の高級マイクを友人から借りてくれることになり、テームズ側を地下鉄で南へわたり、マイクをゲット。そこからバスでニックのスタジオへ。


(ロンドンは公園が多い)


これから1ヶ月月弱をすごすことになるスタジオに到着。落ち着いた感じのスタジオですべてそろっていて、ナイス。よく考えたらニックの協力がなければ、毎日違うスタジオに通うことになり、道も不案内ななか、大変だったと思う。ホームグラウンドがあるってすばらしい。



さてさて、なんとか機材のセッティングも終わり、エリックが来る時間だけど、来ない。。しょうがないので、昼飯をとりに近くのレストランに。よく聞く話、イギリス人は味音痴で有名なんだけど、ニックはかなりの食通で、彼と行く店に間違いはない。ここでもおいしいサンドイッチを頂きました。



ロンドンでは知らないレストランにふらっと入るなんてことは、札束をチラつかせながら、歩いてはいけないのと同じく、どれだけおお腹がすいていてもやってはいけないことの一つ。ぜひ、これは観光案内のはじめに書いてほしい。とにかくおいしくないんです。2年前、ロンドンに来たとき、どうしても米がたべたくなり、入った中華料理はすこかった。。。麻婆豆腐は醤油の入った湯豆腐だったし(悲しそうにグリーンピースものってたけど。。)、チャーハンは味源(化学調味料)をかけた、ふりかけご飯だった。これから旅行に行くかたは、レストランだけはしっかり調べてから行った方がいい。これ重要です。

閑話休題。昼食後、いよいよエリック登場。ナイスガイという言葉がこれほど合う人はいないぐらいナイスガイ。まあ録音は3時間遅れでスタートしたのですが、スイッチが入るとさすが早い。ほとんど歌い直すことなく、どんどん録音は進む。歌詞もばっちり。しかも声がいい。いいとは知っていたけど、間近で聞くとさらにいい。うーん、やるなあ。この声があれば、女性にもてるだろうなあなんて思っているうちに、3時間で1曲目の録音が終了。スウィートで洗練された声と僕のトラックがどう混ざるのかは聞いてのお楽しみ。録音の風景は6日めの日記で。。明日もあるので、とりあえず今日はここまでにして、スタジオ終了

ニックが他の用事で先に帰ったので、ひとりバスに乗りセンターへ帰る。ロンドンの夜は東京とちがって、がらんとしている場所が多いので、なんとなく切なさアップ。最高の一日でした。