総選挙5期目の挑戦(後編)
(前編からのつづき)
4期12年、与党の一員として仕事をさせて頂き、関わってきた政策課題は多岐に渡ります。その中から厳選して、今回の総選挙では、特に、次の5つの政策を掲げさせて頂いています。
1.デフレ脱却と強靱な経済の実現
安倍政権以来、デフレからの脱却、強い日本の再生を政策の最重点課題として取り組んできましたが、少しずつその成果が現れてきました。インフレに見合う経済成長と賃上げ、そして新たな産業の創出を政策的に後押ししつつ、強靱な経済を実現し日本を再生します。
2.世界に貢献する外交・安全保障
安全保障の対象は従来の陸・海・空だけでなく、サイバーや宇宙など新たな領域へ拡大しています。また、エネルギーや資源の確保など経済分野にも展開しています。防衛力を強化しつつ、世界に日本のプレゼンスを発揮する外交を同志国との連携を通じて実現します。
3.安心をつくる社会保障制度改革
暮らしの安心をつくることは、私の政治家としての原点です。自民党の厚生労働部会長の経験を生かして、病気や障害があっても、身寄りがなくても、安心して暮らせる社会保障制度改革を進め、誰もが仕事にやりがいをもって生き生きと活躍できる社会をつくります。
4.未来を拓く教育・科学技術政策
国づくりは人づくりから。技術者や大学教員などの社会経験をベースにしつつ、経済産業大臣政務官で取り組んだことをさらに発展させ、教育改革や科学技術政策を推進して未来を拓きます。財政的な支援だけでなく、環境整備や必要なサポートを充実させて参ります。
5.デジタル化による利便性の向上
デジタル副大臣で取り組んだデジタル化の推進と様々な規制改革をさらに加速させます。新しい時代を切り拓き、利便性と付加価値の高い社会をつくります。もちろん、デジタルが苦手な方々へのサポートも充実させて、誰一人取り残されないデジタル化を推進します。
これら5つの政策を実現するために、尽力して参ります。
総選挙5期目の挑戦(前編)
この度の総選挙への立候補にあたり、私の政策を述べさせて頂きます。
地元の皆さんからのご支援により、2012年の初当選以来4期12年、衆議院議員として全力で仕事をさせて頂きました。これまでデジタル副大臣や経済産業大臣政務官といった政府の仕事をはじめ、自民党内では副幹事長や厚生労働部会長などの要職を務め、多方面で、この国のために尽くして参りました。
そして、この度、5期目の挑戦をする決意を致しました。これまでの経験をいかしつつ、さらなる高い次元へと活動の幅を広げ、この国の発展に尽くす覚悟です。
しかし、今の自民党は国民からの信頼を失っています。私自身は初当選以来、派閥には属さない「無派閥」議員として活動することで、常にお金の掛からない政治を心がけておりました。しかし、今般の政治資金を巡る問題では、同僚議員達の失態に同じ党の議員として、その責任を重く感じています。
政治改革をさらに進めて信頼される政治へと刷新します。そして、強い日本を取り戻すため全力で政策課題に取り組んで参ります。常に改革に取り組んで、後生のために新しい日本をつくっていくことをお約束します。
○刷新:まずは政治改革から
国民から信頼され、納得してもらえるクリーンな政治風土をつくります。お金の掛かる古い政治からは脱却して、合理的で効率的な新しい政治へと刷新します。また派閥順送りの人事ではなく、実力のある人材を適材適所で活用して、スピード感をもって改革を推進します。
○奪還:強い日本を取り戻す
強い日本を取り戻すため、多様な政策課題に取り組みます。まずは強靱な経済を実現し、外交・安保においても確たる防衛力に裏付けられた外交政策を推進。日本のプレゼンスを高めます。さらに、これまでの経験を生かし社会保障や教育の改革、デジタル化を推進します。
○漸進:真の保守改革を推進
これまで先人から受け継いできた伝統や経験を生かしながら、穏健的・漸進的な改革を着実に進めます。大きな時代の変化を見据え、未来への責任を果たす上でも、その歩みを止めず行動します。保守にとっても今がまさに正念場。これからも全力で挑戦し続けて参ります。
これら3つのお約束を果たすために精一杯、頑張って参ります。
(後編につづく)
能登半島地震の被災地視察
議員の有志で能登半島地震の被災地の視察に行って参りました。以前に厚生労働委員会でも視察(主に医療福祉関連の課題の聴取)に行きましたが、今回は別の視点です。
朝市通りや和倉温泉などを回りました。マンパワー不足や復興予算など数値で具体化できる課題もありますが、今回は地域のコミュニケーションの難しさなどの見えにくい課題を多く伺うことができました。
これまで考えてきた「防災」だけでなく「災害復旧の準備」も平時から必要です。被災してから急に集まって復興に向けての意見を集約することは簡単ではありません。日頃から問題意識をもってコミュニケーションをとることが大切で、このような視点も、今後の政策に生かして行きたいと思います。
視察の合間に解体の準備作業のお手伝いもしてきました。倒壊住宅の公費解体と言っても、解体までに私財の整理が必要で、高齢者にはなかなかの重労働です。
また、富山県にも寄って建設中の利賀ダムを視察。長期間に及ぶ大きなプロジェクトですが、豪雨災害を防ぐ上で重要なダムになります。ダムを計画段階から見ることは初めての経験で、大変勉強になりました。