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外科医のゴッドウィンの手で蘇ったベラを観察するマックス

そんな折、ベラに一目惚れしたダンカンは彼女を連れだす事に

刺激的な旅の最中、ベラの成長は加速していく

 

 

 

 

 

 

 

鑑賞日 2024年1月28日

映画館 セントラル

 

R18+対象

 

 

性行為描写

 

 

ゴア表現

 

医学の究極かつ禁断の目標、死んだ人間を蘇らせる。

もっともできないからこそ神の御業だのと言われる所存です。

 

本作はそんな蘇った女性の話。

しかし、その復活の中身が偉い事になっています。

エマ・ストーンが偉いけしからんことをしでかす事で話題になり、アカデミー賞にもっとも近い作品とも言われています。

 

 

ポイント

 

本作のポイントは成長。

天才外科医のゴッドウィンの助手となったマックス。

そんな彼の役割はゴッドウィンの手で蘇ったベラの成長を記録する事。

そしてベラは自殺した女性のお腹の中にいた赤子の脳を移植されたため徐々に思考が成長。

そんな折、性欲に目覚め始めたベラに一目惚れしたダンカンは彼女を旅に連れ出してしまう。

欲にまみれた旅の最中、様々な出会いがベラを変えていく。

 

果たしてベラの成長はどうなっていくのか?

 

最初は言葉もろくに話せないベラですが旅を続けるにつれ、自我や苦悩、そして生きる意味を見い正していくことに。

とはいえ、中盤までの振り回しっぷりが次第におとなしくなっていくのは寂しい?

 

見どころ

 

見どころは後半、元の人格を超えて。

後半にベラの正体が判明するのですが、何やら訳ありだったようで。

しかしある事実を知ったベラはその上を行く行動をとることに。

ベラの成長が限界突破したシーンとなっています。

 

気になったところ

 

気になったところは船でダンカンに迷惑をかけた行動は流石にやり過ぎかと。

金銭欲を捨て去ったとも言えますが。

 

最初は奇妙な女性が周りを振り回す展開だったのが次第に自分を作り出していく展開に驚かされる本作。

昨年色々物議をかもした「バービー」とは違ったアプローチの女性の成長と権利の話となっています。

余談ですが、時折のぞき窓から見ているようなシーンがあり、これについて説明は無いのですが、ベラの元の人格なのかと。

 

アカデミー賞を占う意味でも見ておきたい作品です。

 

 

 

監督の代表作。

・・なのですが、非常に奇妙な作品という代物です。