自閉症ながら独自の言語化を使う事が出来るようになった東田
そんな彼が書いた本により自閉症の人たちにも光が当たり始める
彼らの声は何をもたらすのか?
鑑賞日 2021年5月16日
映画館 キネマ館
人間は大なり小なり個性を持ったもの。
とはいえそれがハンディとなる場合も。
本作は自閉症を題材にした作品。
意思疎通が難しいと言われている自閉症ですが、意思の疎通ができる場合もあるようで?
元々は自閉症を持つ東田直樹氏によるエッセイ本。
彼が書いた本により題材に自閉症の人たちの世界が見れる作品となっています。
本作のポイントは自閉症の言葉。
本作では自閉症を持った人々が何人か登場するのですが、その多くは言語板という文字が書いた板を使って会話をしています。
そして彼らからや東田氏の本から自閉症の世界を語ってくれるのですが突然意味不明な言葉を喋るのは反射だそうで。
これだけでも結構な驚きだったりします。
見どころは前半、自閉症の世界。
東田氏のよる本の一説になるのですが、彼が見た世界が分かるシーンとなっており、印象的な描写となっています。
気になった点はタイトルにもなっている跳びはねる理由がさっくり説明されてしまう事。
一応理由は説明してくれるのですがあまり印象に残らないのは勿体ないかと。
勿論自閉症にも程度があるため本作に登場した人たちのような文字盤でコミュニケーションが出来ない人も。
とはいえ、会話ができると世界が広がるもの。
そして一人の人間として向き合う事の大切さをを感じます。
やはり意思疎通が困難とされた青年がコミュニケーションの手段を手に入れる話。
彼の場合は独自な言語を使うものになっています。