私が裁判員になったときの事件と
発達障がいを多少なりとも
持っているお子さんと
中学受験準備が
なかなかうまくいかないお子さん
そんなお子さんをお持ちの親御さんたちへ
何かヒントになるものがあればと思いまして
今後もリンクを貼れる状態にして
残していきたいと思って書き直しています
どこから読んでいただいても
何かしらひとつご提示できればと思います
子どもが苦手とするものを
何の寄り添いもなく
強いるようなことをすると
どうなってしまうのか
また、強制してはいないことでも
寄り添ってそばで見ていたとしても
子どもの成長度を
無視するような
親の中に
「本当はここまで出来て欲しい」
という気持ちが強くあると
結局出てくる言葉は
お子さんに対しての
「否定の言葉」となります
たとえそれが
お子さんの前で言ってはいないにしろ
子どもはお父さんとお母さんのことが
大好きですから
悲しいかな
必ずキャッチしてしまいます
では
子どもに期待してはいけないのか?
と言われれば
もちろんそれはNOです
もちろんです
ただ、今の状況を見極めて
子どもの成長に合わせて
期待してあげて欲しいと思うのです
うまく言えないんですけれど・・・
結局お子さんの成長具合は
お子さんが今まで培ったものの上で
成り立っているものであり
完全なる個性では無いからです
完全なる個性に気が付かずに
事件を起こしてしまった例を
今日はお伝えしたいと思います
私が裁判員になったときの
被告の生い立ちについてです
~~~
被告人は3人兄弟の末っ子で
上に2人のお兄さんがいます
父と母の5人家族でした
お勉強はどちらかと言えば好きではない
でも体格に恵まれていて
部活は一生懸命やっていました
イヤだと思ったり
欲しいと強く思ってしまうと
極たまに
衝動的な行動をとることもあったようで
小学生のころ
万引きをしてしまい
親と謝りに行ったこともあり
お勉強については
本人が
「嫌いだからやらない・出来ない」
という程度より
もう少し深刻なように見え
高校に進学出来るか
心配したそうですが
幸い、
一生懸命やってきた部活で評価され
推薦で決まりました
高校に入学後
部活はハードになる一方なので
辞めたいと日々思っていたそうですが
このスポーツのおかげで
入学出来たのだから
もう少し頑張ろうと
励まされる毎日だったそうです
~~~
なんかね・・・
ここまでは普通にある話だと
思うんですよ
万引きについては
え!?
そこも一緒!?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが
お店から盗ってしまっただけで
(だけで、と言うと語弊がありますかね)
お友だちから文房具を取り上げるような
意地悪をする子もいるし
隠す子だっています
人から「盗る」ということに関しては
遜色ありません
いやむしろ
自分が欲しくて盗ってしまうのと
イジメてやろう
困らせてやろう
自分の強さを見せてやろうと
人の物に手を出す子のほうが
よほど問題があります
ただ、お友だちの物を盗っただけでは
警察沙汰にならないということですよね
~~~
その被告は高2のときに
どうしても辛いと訴えてるのです
部活も辛い
勉強は全く分からない
高校を辞めたいと訴えます
家族で散々話し合った結果
就職先を決められたらということで
倉庫の管理の仕事に就けることとなり
高2の終わりに退学します
その倉庫会社では
3年勤めたのですが
その間にお父さんが
病気で亡くなってしまいます
仕事先でも
何となく居場所が見つけられない被告は
辞めてしまいます
その後数年
定職に就くことができません
被告は実は
境界性パーソナリティー障害なのですが
子どものころには
気が付きづらいそうです
20歳前後に顕著に現れるそうです
小さなころから
なんとなく人間関係が長続きしなかったり
常に空しい気持ちを抱えていたり
そんな不安から
自分や他人を傷つけることが
あるんですね
まさにその年齢になってしまったのです
なかなか道の出来ない弟のことを思い
長男が何かと世話をしますが
仕事は続かない
長男は内装のお仕事をしていたので
自分の上司に話をして
自分が責任を持って育てるから
弟の就職を認めて欲しいと
お願いするのです
こういう世界ですし
小さな会社ですから
上司も事情を察してOKを出します
お母さんはホッとしますよね
お父さん亡きあと
長男が弟のことを思って
そばで仕事を教えてくれるとなれば
こんな嬉しいことは無いはずです
でもここから不幸が始まってしまうのです
母親の印象は
「働きづめ」という感じでした
体が小さかったですが
声はしっかりしていて
とても誠実な印象でした
どんな質問にも
真っ直ぐ答える方でした
横に長く座っている裁判員の質問には
目を見て答える必要は無いと
初めに裁判官に言われるのですが
その母親は
質問する裁判員に顔を向け
きちんと目を見て話す
とても誠実な人でした
母親なんだなぁ・・・
と思ったものです
この親だからこんな事件を起こすんだ
という印象もありませんでした
事件を起こしたことについて
もちろんびっくりしたけれども
経度とは言え
障害があったことも
本当にびっくりしたと言っていました
いかに自分が見ていなかったのか
とても後悔していると・・・
ここが人によって差はあるにせよ
発達障がいの
怖いところだと思うのです
世の中の多くの人は知らないんです
親も知らないんです
子ども自身は
もっと分からないでしょうね
分からないまま
生きづらさを感じているのです
誰にも気が付かれず
もちろん自分でも気が付かず
そのまま大人になって
今も困っている方が
きっとたくさんいらっしゃることでしょう
この被告の母親も
障害があったことにショックではあったが
いろいろ思い当たるところもあり
分かって少しホッとしたと言っていました
~~~
こんなことを書いて
私が裁判員になったときの事件と
発達障がいを抱えるお子さんと
中学受験準備が
なかなかうまくいかないお子さんと
どう繋がっていくかというと・・・
学習障害的な事に気が付かずに
子どもに無理を
強いている場合があること
ただの準備不足なのに
かなり過酷な結果を求めて
子どもの思考を
歪ませているかもしれないことなど
親からみて今の結果は本当に
「訳が分からない」のかどうか
お子さんをしっかり見て
ご自分の子育てを振り返って
冷静に判断して欲しいという話に
繋がっていきます
また書きます
今宵はこの辺で・・・
今後ともご興味ある方は
お付き合いくださいませ
今日も一日お疲れさまでした
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