私が裁判員になったときの事件と

発達障がいを

多少なりとも持っているお子さんと

中学受験準備が

なかなかうまくいかないお子さん

 

そんなお子さんをお持ちの親御さんたちへ

 

 

何かヒントになるものがあればと思いまして

今後もリンクを貼れる状態にして

残していきたいと思って書き直しています

 

どこから読んでいただいても

何かしらひとつご提示できればと思います

 

 

IMG_7670.jpg

 

 

 

お勉強が出来ない

 

そう一言で片づけるのは

とても難しい

 

環境なのか

精神論なのか

身体的な問題なのか

何かしら問題があるケースが

ほとんどだと思うのですが

 

例えば、目の動きが悪いなと

思う子がいます

 

漢字が書けない

文字が汚い

書くことが遅い

読むことや書くことに

付いて来られない

 

 

前回はそのことに関して

手先が不器用過ぎるからかも

 

ということを書きました

 

今回は

目の動きについて

 

前職では

胎児から対象とする

能力開発教室の講師をしていました

 

その中で

ベビークラスから園児までは

ろうそくに火をともし

その火を目で追わせるという

取り組みがあります

 

ろうそくの火が

円を描けば

当然子どもたちの目も

その火を追うので

くるんと1周見ています

 

右から左へ移れば

子どもたちの目も追いかけて

右から左へ動かします

 

何も言わなくても

この火を見てね~というだけで

そういう動きをしてくれます

 

我が子のとき

当然のように出来たので

その取り組み自体を

そんなに重要に

考えてもいなかったのですが

 

私が小学生クラスを持っているころ

ある先生から

 

最近の子ね

この火が追えないんだよ

ちゃんと追ってね

ほらほら火を見てねー!

と何度も言わないと

直ぐにぼけ~として

視線を外しちゃうの

 

困った子が増えたよ

 

と言われました

 

何が困るかというと

要するに身の回りにあるものを

じっと見ることが出来ない

ということなんですよね

 

うまく表現出来ないのですが

物をふんわり見ている感じです

特徴を捉えることもなく

きちんと焦点を当てて

しっかり見る力というか

集中力というか

 

そういうことが足りないのだと

いうことです

 

視力そのものに問題があるのではなく

見る力が無いんです

 

よく卓球選手が

動体視力がいいと言ったりしますが

あの逆です

 

サッと動くものを追えない

 

へ?今なんかあった?

 

そんな発言をする子がいます

 

いろんな原因があると思います

 

生後3か月の赤ちゃんの視力は

0.05とかなり弱いのですが

一番近くにある自分の「手」を発見して

これはなんだ?と観察していきながら

じっと見ることを覚え

(情報を取る)

自分の意志で動かせることを

確認します

(情報の処理)

 

この一連の動作を

『ハンドリガード』というのですが

私はこの

見る力の弱い今の子どもたちは

ハンドリガードの時間が

短かったのではないかと疑っています

 

目で見ることと

手を動かすことの関係性を

自分で感じていく時間

 

それはある程度

放っておかれる時間が必要なわけで

その時間が少なかったのではないか

 

また

ハンドリガードは

目でじっと見たものを

動かすだけでなく

舐めたり

味わったりするのですが

 

今は赤ちゃんが手を口に入れたら

直ぐに汚いからやめなさいと

言わんばかりに

相手が赤ちゃんですから言いませんよね

口から外してしまうだろうし

おもちゃを舐め出したら

やはり汚いからやめなさいとばかりに

外してしまうことが

増えてしまったのではないでしょうか

 

だから目で見たものが

どういうものなのかを

確認する時間を

取り上げられてきたではないかと

思ってしまうのです

 

もちろん親は良かれと思って

していることなのですが

 

こうなってくると

子どもは観察する力を失っていき

今度は見たいものが無くなるわけです

 

見たものを知りたいと思っても

汚いからよしなさいとばかりに

取り上げられてしまうのですから

周りのものに対して

興味がなくなってくるのは

必然かと・・・

 

見る力というのは

見たいものをとらえることから始まります

 

見たいものは

単体で存在しているのではなく

周りにたくさんの物があって

その中から見たいものを

探し出さなくてはならないですよね

 

この目の運動のことを

「跳躍性眼球運動」というのですが

 

見る意志がない

見るものをよく認識していない

そんなに探したいと思っていない

 

などは

意識の問題であり

後発的な問題点だと思うのです

 

学芸会でステージに上がったとき

ステージの上から

観客席にいる家族を

直ぐに見つけられるのは

この眼球運動が

正常に働いている証拠です

 

逆に

窓から見えるあのビルの○○を

教えてあげようと思っても

白いビルの上から○番目くらいで

こんな形のもの

と伝えたときに

 

直ぐに「あ、あれね」

と言える子と

これだけ説明しても

まだ分からないのかと思う子がいます

特徴をとらえることが

難しいんですよね

 

この機能が

正常に働いていない障がいのある場合

つまり先天性の場合

すばやく正確に見たいものを

探し出すことができない

 

そのため、音読をさせていると

読んでいる文字がどれなのかが

分からなくなってきたり

 

板書を取るときも

黒板から一度目を離して

ノートに集中して

いざまた黒板を見たときに

さっきまで見ていたところに

直ぐに視線が

合わなかったりするのです

 

目から入った情報に対して

手や体の動きはどう反応するのか

 

生活や学習の中で

手や指の動きは正しく動けないと

いけないのはもちろんですが

 

中学受験の学習においては

そこにスピードが加わります

正確に早く動かさなくてはならない

 

 

だからこれらのことが

小さなころからの

経験の少なさが影響しているのか

 

本当に眼球運動に問題があるのか

 

見極める必要がありますよね

 

もともと運動機能が弱いのに

書くのが遅いよ

正確に書けていないよ

などと叱られてしまうのは

可哀そうです

 

でも子どもの指導をしている中で

目が先端を追う性質があることを利用して

読むときは鉛筆で

文を追いながら読みなさいと言えば

ほとんどのお子さんが

きちんと読むことが出来るし

 

国語の書き抜きも

一度本文に書き抜く部分に

屋根カッコを付けなさい

と言えば

ちゃんと付けたときには

きちんと書き写すことが出来ます

 

算数の数字も

空いている左手で

書き出す予定の

数字を抑えなさいと言えば

ちゃんと書ける子がほとんどです

 

ですから

ほとんどの場合

後天的に見る力を

奪ってしまった可能性が

ある子であり

 

そこは中学受験準備には

足りなかった力として

鍛えなくてはいけないところとなります

 

ですが

その眼球の運動機能に

問題がある場合には

まぁ、注意することは

同じ内容ではありますが

 

完成度の低さは目をつぶって

その子なりの得点の取り方を

探っていく必要があるわけです

 

~~~

 

こう書いていくと

 

発達障がいを

多少なりとも持っているお子さんと

中学受験準備が

なかなかうまくいかないお子さんとでは

外からの見え方が

一緒だったりするんですよね

 

要するに

点数もあまり変わらないんです

 

でもそれは

高度な受験を目指しているから

困ることなのであり

 

そもそも機能として

出来ないことがあるのだったら

それはそれなりに

子どもを理解し

子どもを傷つけず

無茶をしない学校で

手を打っていく必要があるのです

 

 

親からみて今の結果は本当に

「訳が分からない」のかどうか

 

お子さんをしっかり見て

ご自分の子育てを振り返って

冷静に判断して欲しいです

 

 

今後ともご興味ある方は

お付き合いくださいませ

 

今宵はこの辺で

 

今日も一日お疲れさまでした

合格合格合格

 

 

~~~

 

ご入室、ご相談をご検討の方は

必ずこの記事を読んでからお願いいたします

↓↓↓

 

 

 

ブログの応援もお願いします!!

 

 

どちらかをポチッとして頂けますと

私も嬉しいですし

皆さまにもとっても

他の講師の情報が探せるので

デメリット無しです♪

↓ ↓ ↓ ↓

 

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ  にほんブログ村 子育てブログ 子供の教育へ

 

 

悔いのない受験にしましょう!

 

 

中学受験・個別指導塾M-Apes(メイプス) 【目黒駅前】

 

 

PVアクセスランキング にほんブログ村