長く読者でいてくださる方には

毎度のことでごめんなさい

 

いつかアプローチの仕方を変えて

もう一度書いて残したいと思っていました

 

私が裁判員になったときの事件と

発達障がいを多少なりとも持っているお子さんと

中学受験準備がなかなか

うまくいかないお子さん

 

そんなお子さんをお持ちの親御さんたちへ

 

 

何かヒントになるものがあればと思いまして

今後もリンクを貼れる状態にして

残していきたいと思いました

 

当時は勢いに任せて

書いていることもありますので・・・

 

~~~

 

私は学生のころ

ある算数教室でアルバイトをしていました

 

いつも

「字は丁寧に書きなさい」

「式を書きなさい」

「出来る子で字の汚い子を見たことないよ」

などと言っている私ですが

 

本当は一度だけ出会ったことがあります

 

その算数教室でした

 

その子はとにかく字が汚い

マスにおさめて書くことが出来ないし

漢字も低学年レベルが

なんとかというところ

算数に関しては

あちらこちらに

ちょろちょろ計算はするものの

式は一切書きません

 

 

でも「算数を解く」ということに関しては

びっくりするほど抜群で

 

開成に合格しました

 

字は汚かったですし

漢字も書けませんでしたけれど

 

開成の国語で

漢字が書けないことで

大きく差を付けられることは

ないでしょうし

ちゃんと考えられる子でしたので

会話も大人相手に出来る子でしたから

勝負になるのだと思っていました

 

主宰している先生も

まぁ、当日はなんとかマスの中に

答えを書いてくるんじゃないかな?

さすがに受かりたいだろうからねぇ・・・

というくらいでした

 

 

当時、もう40年近く前になりますが

その子はいわゆる

「読み書き困難」だったと思います

今なら分かるんですけれど・・・

 

当時はみんなが

そのことを知りませんから

周りからたくさん

「字が汚い!」って叱られていて

今思えば本当に可哀そうでしたよね

 

 

私は一応教育学部卒業ですが

そんなことは習っていませんでした

 

だから

見た目には分からない

困難を抱えている子を

見つけることも出来ませんでしたし

(当事者が困難だと思っていたかは分かりません)

ちょっと大変そうだなとは思っても

それに対してどう対処すべきかも

分かりません

 

また、ほとんどの方が

ちゃんと書かない子や

漢字の出来ない子のことを

「さぼっている」と

思うのではないでしょうか

 

残念ながら今でも

その傾向はあると思います

 

注意して欲しいのです

漢字の出来ない子

いつまでたっても覚えられない子

適切に毎日コツコツしているはずなのに

どうしてもポロポロ落としていく子

 

その子はもしかすると

「読み書き困難」かもしれないし

「書字障害」や

「注意欠陥多動性障害」とか

 

障がい名をつける必要は無いのですが

『そっちより』の傾向が

あるかもしれません

 

バランスの悪さが確実にある場合には

この中学受験を進めるにあたって

少し注意してあげないと

いけないと思うのです

 

 

・手先がとても不器用

・眼球運動がスムーズでない

・音と文字が結びつかない

・抽象概念が理解できない

・文字の形を思い出すことを苦手とする

・一時的な記憶が出来ない

・情報の処理速度があまりに遅い

 

 

これらはすでに

学術的にも医学的にも

発表されている内容です

 

「漢字が苦手です」言っても

いろんな理由があるんですよね

 

そしてこれらのことを

「我が子に当てはまる!大変だ!」と

直ぐに動かなくては

ならないものでもありません

 

中学受験の準備をしていて

残念ながら下位層にいるお子さんは

上にあげたような傾向がありませんか

 

この判断の難しいところは

中学受験の目指しているところが

高いということにあります

 

 

他の中学受験講師が

よく取り上げているように

思考力的には

大学受験にまで匹敵するような

高度な頭の使い方を

要求されているんですよね

 

そんな高いところを

要求されているのですから

上にあげたように

 

抽象的概念が理解できないとか

難しくて経験値も無いのに

ちっとも記憶出来ないとか

まだまだ高校生並みの思考が

出来ないのに

情報処理が出来ないなどと

言われるのは

そこに障害があるからではない

ということは

お分かりいただけますよね

 

ゴールがそこにあるから

それに対して「出来ない」だけで

 

年齢的にはどうかということとは別問題です

 

みるべきは

他のことと比べて

何か突出してここが出来ないということが

あるのかどうか

 

 

「手先がとても不器用」

 

当然ですよね

我が家もそうでしたが

4年生から塾に行かせていますから

家のお手伝いもほとんどさせていませんし

昔のようにカッターナイフで

鉛筆を削ったりしませんから

 

でもそこは懸念して我が家では

手動の鉛筆削りにしていました

 

小さいころからあやとりや折り紙は

よくさせていましたし

お箸でお豆を挟む練習もよくやりました

 

ポチポチ打てばいい電子辞書も

使わせなかったですし

文房具に関しては「便利品」というものは

使いませんでした

 

でも、普通のご家庭は

生まれ落ちた瞬間から

中学受験を

考えているわけではありませんから

そんなことしませんよね

 

便利なものは有難く便利に使うでしょう

 

だから「漢字が苦手」「字が汚い」ということで

直ぐに「障害があるかも」とも言えないんです

 

以前に、この子たちがマイナス2歳だと思えば

学習の理解が進まないことも納得できると

ブログに書いたこともあります

 

現代の子どもたちは

我々40代、50代世代の言語思考より

マイナス2歳なのだそうです

 

今、4年生だったら

今の子は我々のときの2年生

 

そう思えば

あれが出来ない

これが出来ないということに

納得できるわけです

 

便利品の中で暮らし

限られた大人としか会話をせず

いつも自分を許してくれる輪の中でしか

生活をしていないのですから

 

言語も立ち居振る舞いも

育たなくて当然なのです

 

そうなるとこれは

発達障がいのせいではありません

 

でも発達障がいがあるのなら

その子なりの正攻法を

模索していくしかありません

 

発達障がいは基本的には治りません

ずっとうまく付き合っていかなくては

ならないものなのです

 

「治らない」というのはとても厳しい物言いですよね

申し訳ありません

本来はここで「発達遅延」と言いたいところです

ゆっくりなら克服出来ることも多々あるからです

ですが、いちいちここでその言い換えをすると

文章が長くなり主旨がずれてしまいます

もし、言葉使い等不愉快だと思われた方は

もうこれ以上読まないでください

ここでは割愛させていただきます

申し訳ありません

 

他のお子さんたちと同じ方法では

うまくいかないことの方が多いです

 

身体の問題で出来ないことを

責めることなく

子どもを傷つけることなく

うまく持っていかなくては

ならないのです

 

 

~~~

 

こんなことを書いて

 

私が裁判員になったときの事件と

発達障がいを

多少なりとも持っているお子さんと

中学受験準備が

なかなかうまくいかないお子さんと

 

どう繋がっていくかというと

 

学習障害的な事に気が付かずに

子どもに無理を強いている場合があること

ただの準備不足なのに

かなり過酷な結果を求めて

子どもの思考を

歪ませているかもしれないことなど

 

親からみて今の結果は本当に

「訳が分からない」のかどうか

 

お子さんをしっかり見て

ご自分の子育てを振り返って

冷静に判断して欲しいという話に

繋がっていきます

 

子どもの特性を見誤ってしまったり

そこに気がつかれることなく育って

大人になってしまった人の事件を

私は裁判員で担当しました

 

みんなに愛情があったのに

間違って進んでしまった職業

 

いつまで経っても出来ない自分に

すっかり自信を失くしてしまい

自分を苦しめる結果になってしまった人

 

そんな人が事件を起こしました

 

ずっともう一度書き直したいと

思っていたのです

 

今後ともご興味ある方は

お付き合いくださいませ

 

今宵はこの辺で

 

今日も一日お疲れさまでした

合格合格合格

 

 

~~~

 

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