バブソンMBAのベンチャー日記 -93ページ目

米国景気回復の始まりか

ようやくアメリカの景気が底を打ち、上向いていくとの観測が強まってきました。
米商務省が30日発表した2009年第2四半期(4~6月期)の実質GDP(国内総生産、確定値)は季節調整済み年率換算で0.7%減となり、8月末発表の改定値(1.0%減)から上方修正された。マイナス幅は前期(6.4%)から大きく縮小し、景気が底入れに向かっていたことが一段と鮮明になった。07年12月に始まった今回の景気後退は戦後最長を記録したものの、既に底を打ち、第3四半期にはプラス成長に転換したとの見方が有力だ。

また、米国の住宅価格も底を打ち、上昇し始めたと報道されています。
U.S. home prices rose for the third month in a row in July, new data showed Tuesday, more proof that a fragile recovery is underway in the housing sector.The Standard&Poor's/Case-Shiller home price index of 20 major cities rose 1.2 per cent from June to a reading of 143.05. "We expected another gain but this is remarkable," wrote Ian Shepherdson, chief U.S. economist for High-Frequency Economics. He noted the index has risen at an 8 per cent annualized rate in the three months to July, the best performance since early 2006.

世界同時不況の始まりが、米国の住宅価格下落を端に発したサブプライム危機ですから、住宅価格の底打ちは、米国の不動産市況ならびに、日本の不動産市況を占う上でも非常に嬉しいニュースです。


2009年いっぱいは景気後退が続くだろうという予想が大半でしたから、10月の段階で底打ちし、本格的な改善に向かうということになれば、年明けにはかなり株価が回復しているかもしれません。

ケースの主人公が登場する

本日のリーダーシップ論のケースは、


ミュージシャン出身のリックの話。

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音楽(楽器)業界に身をおく彼は、目の前にある仕事に対して最大限の取り組みを行い、成果を挙げ続けた結果、学歴は乏しかったものの、出世を続け、複数の企業の経営を担うようにまでなった。


さらなる成長を続けたい彼は、自分の知識のたな卸しと補充が必要だと考え、ボストンにあるバブソン大学のファストトラック(1年コースのMBA)に進学する。


そして、間も無く大手音楽関連会社から、社長就任の話が舞い込み、役員とのインタビューを行い、十分な手ごたえを感じていた。そして、その会社のCEOから、最後に元GE会長のジャック・ウェルチとのインタビューを行ってほしいと依頼された。


伝説のCEOといわれたジャックとの面接は、まもなくだ。リックは、どのような準備をすればいいのだろうか?
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これは、当人が、JB教授とともに書いたケースで、実話です。


前半1時間議論したあと、リックご本人が登場し、当時の経緯や、当事者としての学びを話してくれました。


相手が伝説の人物だからといって、無理はせず、あくまで自然体で、ありのままの自分自身で臨むことが大切だったといっていました。
(実際のインタビューは、価値観やキャリアゴールの質問などがされるものの、なごやかに進み、ジャックから君ならうまくやれるよと言われたそうです)



日本のグロービスとかだと、なかなかケースの当事者がでてくるなんてことはなく、机上の議論に入り込みがちになっていた感があったのですが、実際の当人がでてきて、生で語るというのは、米国のビジネススクールならではかもしれませんね。


あれこれ手法をかえて、学生に揺さぶりをかけて、飽きさせない試みが興味深いです。

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外資系コンサルとMBA

こっちにきて気付いたことですが、外資系コンサルは、MBAに対して相当気合入れてリクルーティングをしています。


前職のNRIは、新卒をとってじっくり育てるという採用方針(戦略)をとっていたので、差があるのは仕方ないのですが、MBA生は必然的に外資系コンサルを卒業後の一進路として焦点をあてることになります。


バブソン大学は、カリキュラム全体としてのランキングは低いので、あまり大手企業からのリクルーティングはないものかと思っていましたが、何故かマッキンゼーとの付き合いは良いらしく、毎年大学まで個別説明会を開催しにきてくれます。


しかも、マッキンの場合は、日本支社から、日本人向け在学生に対しても行われます。こりゃ、大そうな待遇であります。


ATカーニー日本支社も、全米要所で説明会を行う予定で、ボストンでも行うとのこと。そこで、希望者には面接も行い、筋がよければ、採用ないしサマーインターンが決まるようです。



米国本社が、ドメスティックスチューデント向けに採用活動を行うのならまだしも、わざわざ日本支社が米国まで来て、日本人MBAの(いわば)青田刈りをしているわけですから、相当な投資活動です。


特にマッキンゼーは、世界に知れ渡るブランドを確立しており、(良い評価かは別として)教授もマッキンの名前をケースディスカッションの時によく出すくらいで、ステータスとしては確たるものがあります。


しかし、実際には、ブランドにあぐらをかいた殿様商売をしているわけはなく、地道に優秀な学生を採用しようと、汗水ならしながら日々事業運営をしているわけですね。
(ちなみに、マッキンとボスコンは、採用時にビジネススクールでの成績(GPA)を考慮(評価)するらしい)


世の中で一番頭のいい人たちを集めて、最高水準の知的サービスを提供するためには、避けては通れない活動ですが、戦略を愚直に実行する姿勢はさすがだなぁと思いますね。

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