バブソンMBAのベンチャー日記 -79ページ目

ベイン&カンパニー

バブソン大学は、他のビジネススクールと違って、コンサルファーム出身者の比率は少ないと思います。(言い換えると、元陶芸家や元ダンサーなど多様なバックグラウンドが集まっています) おそらく165名の同級生のうち経営コンサル出身は6~7名くらいではないでしょうか。


BCAPが同じチームのロバートは、ベイン&カンパニーから社費留学できています。ベインをはじめ、マッキンゼーなど他の外資系コンサルはビジネススクールの企業派遣制度があり、ハイパフォーマーに対しては学費を全額援助してくれます。(給料は基本的にはないようですが、ファームにより若干差がありそう) また、基本的には帰国後2年間はファームに在籍する(=転職しない)というのがルールになっているようです。
※”2年”というのが、ミソですね。魅力的なディールだと思います。

ロバートとは、コンサルファームのマネジメントについても色々と話したのですが、ベインはさすがグローバルファームだけあって、仕組み(特にナレッジマネジメント)の部分でかなり先進的です。例えば、



・グローバルでの独自データベース
 各プロジェクトのアウトプットや業界の最新動向など、世界各地の支社からデータがアップデートされており、かなりニッチな市場についても素早く情報を共有することができます。

・パワーポイントとエクセルの独自プラグイン
 パワポとエクセルについては、かなり細かいところまで”ベイン式”が決められており、標準化されています。独自のプラグインツールがあるので、ソフトウェアのボタンを1つ押すだけで、チャートが即座に作れたりします。



前の会社では、いろいろ努力していましたが、ベインと比べると結構な差がある感じ。特にグローバルに展開しているかどうかで、相当の情報差がうまれています。無論、前提として社員が英語を不自由なく使えるレベルでないと、グローバルでのナレッジマネジメントの仕組みはバリューを発揮しないので、日系コンサルファームは世界市場においては相当なディスアドバンテージがあることは否めないでしょう。


BCAP② 

本日も引き続いて、BCAPデー。


昨日は、レポートのドラフト(草稿)を皆で作成し、提出した。なので、本日は、プレゼンテーション用のパワーポイント・スライドの作成に集中。


プレゼンの時間は30分なので、スライドは15枚程度と決め、スライドごとにキーメッセージを決めていきました。プレゼンにおいて、何を伝える必要があるかを書き下ろしていたので、基本的には以下の質問を土台にして、プレゼンのストーリーラインを作っていきました。

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1. Analysis of the industry (6-7 pages, hopefully)
・What is your clear definition of the industry?
・How much big is the industry?
・What are key features of the industry?
・How can you define market segment?
・Will the industry grow? Why?
・What are key opportunities and threats in the industry?

2. Competitive Analysis of the Industry (3-4 pages, hopefully)
・How do you analyze the nature of competition in the industry?
・Do you conclude the industry is attractive?
・How do you describe competitive positions of the key players?
・What are your insights/findings of the competitive positions?
・What are the key success factors in the industry?


3. Comparative analysis of Benchmarks (5-7 pages, hopefully)
・How do you describe the companies overview concisely?
・How do you comment of the current competitive positioning of the two?
・What are their strategies? Why do they choose those strategies?
・How do they create values from value chain perspectives? Are there specific differences?
・What are your insights/findings from the Du-Pont analysis of the two companies?
・Provide some financial footprints/ratios which clearly show their strategies or features.
・What is your evaluation for their current positioning? Are they doing well or not?
・For their future success, what do you recommend to the two.


*black shows that we already have PPT slides, and red shows that we need to develop slides.
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ぼくは、1. Analysis of the industry(業界分析)を担当していて、スライドは既に大分作ったので、仕上げの段階です。一方で、3. Comparative analysis of Benchmarks(ベンチマーク企業の比較分析)は、スライドは何もできていない状態だったので、ページ・バイ・ページでスライド・イメージの共有を行い、何をアウトプットとするのか合意を図りました。


このあたりは、元コンサルの経験がもろに活きている部分ですね。
他のチームは、進捗が思い通りになっていないところもあり、結構シリアスになってたりもするようです。その点、今のところ当チームは順調に進んでいるのではないかと思っています。


ベイン&カンパニーから社費派遣できているロバートとはけっこう息があって、なかなか楽しいです。
彼からは、ベインの社内事情をいろいろ聞いているので、近いうちにまとめたいと思っています。

$アメリカから世界をみる バブソンMBAのブログ

BCAP①

Mod2の授業はすべて終わり、今週はBCAP(コンサルティング・プロジェクト)ウィークです。この学期も終盤でまさに追い込みなのですが、風邪気味になりちとヤバイです・・・ダウン


この1週間をどのように使うかは各チームに任されていて、レポートとプレゼンテーションの締め切りを守ることだけが求められています。来週の水曜日にファイナル・プレゼンテーションがあり、それをもってセメスターは終了します。


実際のクライアントに対するコンサルティングはMod3(春学期)から行うので、Mod2のテーマはIndustry Analysis(業界分析)。5フォースや財務分析など、授業で学んだことを実際に活用してみることに主眼が置かれています。


ぼくにとってのチャレンジは、業界分析自体というよりは、異なる知識・スキル・考え方をもった人たち(当チームは7名)で、どれだけ効率的によりよいアウトプットを創りだせるか、ということだと考えています。考えてみれば、至極当たり前なのですが、コンサルタントであれば問題なくやってしまうパワーポイントのチャート作成や、エクセルでの財務分析などのスキルは同じでないので、役割分担しても結果として質がばらばらのものができてしまいます。レポートについていえば、皆ライティングのスタイルが違いますし、ぼくの場合は母国語でないので、語彙や表現の豊かさという点で、ネイティブと同じレベルの文章というのは難しいです。


効率性を求めて、役割分担し個人作業を多くし過ぎると全体の質が揃いませんし、かといってすべてのタスクを全員そろって進めていくというのは時間的に無理があります。そして、みな同じ日本人で、互いの言っていることがなんとなくわかるというレベルではないので、少しずつ確認しながら進めないとしっかり進捗していきません。


結構チームメイトには恵まれたと思っていますが、それでもプロフェッショナルファームとは違った意味での難しさを感じています。(プレッシャーは全く違いますが・・・)