バブソンMBAのベンチャー日記 -135ページ目

現場で肌で学ぶことの大切さ

いろいろとお世話になっている方が、デザインフラワーのECビジネスを行っているのですが、母の日特需で繁忙ということで、一昨日、昨日と少しだけお手伝いをしてきました。

数時間の間、実際に出荷するお花の制作を手伝ってみて、改めて現場で学ぶ(気付く)ことの多さを実感しました。

昔、あるお客さんが、経験のない事業部の事業部長に就任してから、現場実務に触れることなくマネジメントを続けていたのですが、後々「就任した時に、1週間でも2週間でも、現場に入り込んで実務の経験をしておけばよかった」と悔いておられました。

現場主義という言葉が、いろいろな企業で語られていますが、マネジメントする上でも、現場を理解していることは、非常に重要なのでしょう。

今回の体験について発見したことと言えば、例えば、

・オアシス(※)の制作は、作業自体の付加価値が低い割に、手間がかかっている。(⇒業務の標準化、工数削減が必要)
 ※オアシスとは、切花を支え、かつ、保水性をたもつための、花器の中に埋め込む土台

・花器の種類が非常に多く、在庫ロスのリスクが高い

・花を制作するときに、何がどこにあるかを探すことに、けっこう時間を使っている。(原材料配置の問題)

・受注ピーク時には、お花の在庫切れが起きる。(原材料在庫の管理と需要予測の問題)

・事前に準備できる作業と、当日(出荷前)しかできない作業の峻別とその工程化が生産性を高める

・花の制作の人員数(メイン1名+補助1名)と、前後工程(受注、起票、写真撮影、チェック、梱包、発送)の人員数(約5名)が、アンバランスさを感じる

・コア社員は、多能化しておく必要がある。(繁忙期に生産工程バランスが崩れた場合の対処が容易になる)

・花の制作技術の習得期間は、比較的短くて済む。(1週間実習すれば、アレンジフラワーの制作担当としてある程度使えるようになる)

 ※コンサルだと、短くても1年間はOJTが必要

など。


全体を通して感じたことは、お花一つ作るのに、思ったよりも工数がかかること。


例えば、私がお手伝いしたあるアレンジフラワーの売価は5,000円。

原材料仕入値が、売価の40%と仮定し、2,000円。

制作時間が(私の場合)、3つで2時間半かかったので、1つで50分。時間給1,000円だとしたら、800円。
前後工程で、受注5分、起票5分、写真撮影5分、メッセージカード作成5分、チェック5分、梱包5分、発送5分としたら、大体40分として、650円。

これで、製造原価が3,450円だから、原価率70%。粗利率30%ということです。

ここから、家賃、管理費、システム開発・維持費、販促費が抜けていくので、営業利益率だとがんばって5%前後ということだと思うので、大変です。(Sさん、間違ってたらゴメンナサイ)

だけど、無駄な作業の削減、作業の標準化による工数削減を行い、制作時間を半分にできたら、人件費400円減できるので、営業利益率は8%アップします。

となると、やはりベースとなる平均受注量に対応できる、最小限の人員数で対応できる生産体制を築き、それ以上の受注対応は、アウトソース(人件費の変動費化)で対応することが、重要なビジネスということになると思います。

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原丈人「21世紀の国富論」

原さんという方のことは、いままで知らなかったのですが、この「21世紀の国富論」という本は非常に勉強になります。

アメリカで成功した気鋭のベンチャーキャピタリストが、アメリカ経済、資本主義、日本におけるビジネス、ベンチャー企業、ベンチャー投資、企業のガバナンスをどう読むか、その洞察力は素晴らしいものがあります。

この本は、2007年に発行されているのですが、2008年に起こったアメリカ型資本主義の崩壊を予見しているという点では、本当にお見事です。

株主至上主義の危険性、真のベンチャーキャピタルの没落、ベンチャー企業のこじんまり化、ビジネススクールの功罪、市場万能主義の破綻、時価総額追求経営の否定、ヘッジファンド規制論など原氏の主張は、強い説得力があります。

アメリカと日本のビジネス事情を最前線で見続け、現状を真摯に考察し、是々非々で論評しているということが伺え、一読の価値がある内容になっていると思います

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感謝

昨日、前職からのクライアントから、とある件で、祝賀会を開いていただきました。
昔話に花を咲かせ、軽めの2次会までいったのですが、会の中でなんと金の筆箱まで、頂いてしまいました!

コンサルタントは、プロジェクト単位で仕事をしますので、その特性上プロジェクトが終わると、どうしても疎遠になってしまいます。

ある種、一期一会的な部分も大きい仕事です。


そうした中でも、プロジェクトが終わってからも、継続的に友人・知人関係を続けさせていただき、懇意にしていただくお客様もいらっしゃいます。


皆様、私よりもずっとキャリア・経験ともに豊富で優秀な方々ですが、たまたま私がコンサルタントとしてご支援させていただく機会を預かったご縁で、プロジェクトが終わった後であっても、仲良くしていただいています。


他の仕事では、正直、なかなかあり得ないことなのだと思います。

これは、本当に幸せなことで、ただただ感謝です。