先日、まざるテラスさんで教えてもらった、近所のカフェ「潮の路(しおのみち)」さんへ
初めて行ってきました。
 
うちからとっても近いのだけど、普段利用している駅からは逆方向。
昨年娘nikoが通っていた塾に行くときには、前を通り過ぎていたはずなのですが
営業時間外だったので全然気づいていなかった。
一見、普通の戸建てのおうち。
 

1Fは、自家焙煎珈琲のスタンド。
 
2Fは、週2日ランチの提供をしているお店です。
 
日替わりランチ500円!安くてバランスよく、そして美味しい。
 
キッチンの近くのコルクボードに貼られているのは、
ペイフォワードされた、「お福分け券」。(ぎっしり!)
誰かが誰かのために、ランチ代やコーヒー代を支払ってくれたチケットです。
1Fの入り口に、今日、使えるチケットがあるかの表示がされています。
 
このお店は一般社団法人つくろい東京ファンドさんが運営しています。
生活困窮者の住居支援、自立支援を行うその先に
住居の次は、仕事と居場所!ということで考案されたカフェです。
 
↑こちらの「アップデート記事」に、オープンまでのドラマがつづられています。
 
お店の中には、たくさんの人が食事をしたりおしゃべりをしたりしていました。
新たな人が階段を登ってくれば、「こんにちは」と声をかけあいます。
小さな子どもがいれば、かまいにきてくれる、親戚の集まりのような雰囲気。
ほんとに「『居場所』だなあ・・・」と思いました。
 
ランチもコーヒーも美味しかった。
ドキュメンタリー映像作家のマイケルさんと、少しお話させていただきました。
同じテーブルにいらした方が、実は海外で生活していたことがある、と
「吾輩は猫である」の英語版ペーパーバックを持っていて見せてくれました。
周りの人たちが「え?ホントに?なんで英語読めるの?」
と湧いていて、面白かった。
まるで学校のお昼休みみたいだ。
 
私の父は、私たち母子が家を出たあと破産し、
建築現場などを転々としたと思われます。
最後の職場の健康診断で心臓に疾患がみつかり、
それ以上働くことができなくなり、仕事と寮を同時に失うことになりました。
 
父の場合は、たまたまその時の雇い主が新しい住居の保証人になってくれて、
住所があるから、生活保護の手続きがスムーズにできたのです。
寮は出たけれど、住むところは失わずに済んだ。
 
その後2012年に亡くなるまで、
友達もおり、倒れてからも医療が受けられ、
幸せだったと思う。
私がそのいきさつを知るのは、亡くなってからなのだけど。
 
そんな経験もあり、
住居を失った人に住居を、
その次には仕事と居場所を、
というつくろいファンドさんの活動には
内側から、強い感謝が湧いてきます。ありがとうございます。
 
そして、想いがファンドを集め、
実際に形になり、
実際にそこでの人と人の交流が名実ともに
居場所になっていることを感じて、そこからも励ましをいただいた気持ち。
 
私が仲間と立ち上げ、運営している
ぺイフォワード、恩送りを意図しています。
 
聴いてもらった人の中から、
聴く人が現れる。
次に訪れる人の話を聴く。
(聴く側になるためにはみっちりと研修を受けて
課題を出して試験に合格する必要があるのですがウインク
 
少子化とはいえ、赤ちゃんは生まれてきて
それまでのコミュニティから分断される母の存在も、次々に生まれています。
分断されない仕組みもどこかでできるのかもしれないけど
実際にいま、聴いてもらえる場を持たない人の話を
聴いてあげられる場所が、小さくだけど既に開けられていることにも
感謝と誇りを持ちたいと思います。
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

以下、高橋ライチ 募集中の講座です

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

メモ5/25金 コワーキング&聴きカフェ@高円寺ヒトツナ

 

ベル5/26土 ブライト・リスニング入門講座 @中野 

 

恋の矢6/18月 パートナーシップお話会 @こぶたカフェ

 

ベル6/22金 ブライト・リスニング入門講座@中野

 

ひらめき電球個人セッション「ブライト・マインド・カウンセリング」突然でも捕まえてくださ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こちらを運営しています

ブーケ2話せる場・聴く力をすべてのママへ
リスニング・ママ プロジェク

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

女の子男の子生きる力を育む!子どもの話を聴くコツ講座 全国出張承ります

 

お申込み・お問合せは こちら から