価値観は人それぞれ
私は趣味でよく各地のストリートピアノを弾きに行きますが
初めて出会う🎹を弾く楽しみと そこでの一期一会の出会いだと思います。
今まで知らなかった🎹の音色や設置されている場所の影響で素晴らしい響き
だったりするとまた来てみたくなります。
そしてたまたま演奏を聴いてくださっている方から暖かい👏👏👏を頂き
「今のは何という曲ですか?」とか「どこから来られたのですか?」などと
会話が弾むこともあります。こんな時は「来て良かったなあ」と思う一方
ある駅ピアノで、「弾き手のマナーの悪さ」から撤収されてしまうケースもありました。
名古屋ゲートタワー15階にあった🎹も「音がうるさい」という苦情があったらしく
今は別の場所へ移されたようです。
確かに横にはスターバックスがありましたが、私が以前弾きに行ったときは
静かめで軽やかな音楽だとお茶している店のお客さんも聴いてくれていました。
まあ音楽も好き嫌いがあるし、興味のない人にとっては雑音でしかないのでしょうね('_')
一方本業の園芸で「ランの展示会」でも良く似たことが言えます。
農園で開催するらん展は元々ランが好きな人たちが集まって来られるので
問題ないのですが、公共の場所で行うイベントは不特定多数の人が行き来します。
レベルの高い(プロが見て)花々の作品が並び、
知事賞など権威ある賞がついている展示会もあれば
部屋の窓辺で初めて咲かせたランを1鉢やっと展示会場へ出品した
というものが中心のらん展もあります。
たまにベテランの栽培家から「あの洋らん展は出品者のレベルが低い」という
声を聴いたことがありますが、果たしてゴールドメダルがいっぱい並んだらん展が
初心者素人の集まりのラン展よりイベントとしての価値が高いかどうか?
私は疑問符を付けたいですね。
音楽も園芸も趣味の世界、色んな価値観の人たちが関わっているので
もう少し「おおらかな気持ち」で他人のやること(人の作品を)見て欲しいものだと
おもう次第です。
自分の価値観を他人に押し付けると最後には「戦争に繋がってゆく」
そんな気がしてならないのです。
秋の洋ラン展
10月は守山農場と京都府立植物園での2つのイベントがあり、バタバタして
ブログを書く時間がありませんでした。
というか、最近はSNSやYouTubeのアップに追われる傾向が強いです💦
10月後半に開催された京都府立植物園の「秋の洋ランと着生植物展」は
迫力のある巨大ビカクシタの展示もあり、今までにない展示会となりました。
写真は危険を冒して?ミスト室の壁からビカクシダを降ろしているところです。
これを展示会場に飾るわけですが、万一倒れて来場者に怪我を負わせることに
なったら大変なので、上からロープや針金で何重にも支える作業が大変でした。
展示会場の入り口に無事収まりました。
洋ラン研究会会員の展示も、ここ数年変わってきました。
大株の展示は少なくなり、代わって珍しい原種や小さなランや株姿の変わったラン
の展示が増えました。
期間中毎日開催される「植え替え実演会」もすっかり定着して、平日でも
多くの市民が受講されるようになりました。
講師も20~30代の若い会員がやってくれるようになり、今後が期待できます。
さて次回の開催は2024年2月9日~17日の9日間ですが、
栽培講習会は初めて「夏眠性球根ラン」を取り上げることになり、
植物園会館の講演会は今マスコミなどで注目されている神戸大学の
末次先生にお願いしています。
2月は洋ランの開花最盛期です。この時期は東京でも大型らん展が開催されますが
地元植物園でのラン展も特徴のある内容で皆さんに楽しんでもらえるよう
職員とともに準備いたします。