ここ一番の強さ | 雨の日も風の日も IN アメリカ

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在米25年。 アメリカ人旦那との間にティーンのハーフの男の子がいます。 アメリカの企業で企業管理者として勤続22年、フルタイムで働いているワーキングマザーです。 そんな私のごくふつ~の日常日記です。

不定期なブログ更新、

 

そして同じような内容のブログが続いていますが、もう少し続きます。

 

湿っぽくならないように、笑いを入れて書きますが、

 

ふざけているわけではありません^^

 

会社の社長のメモリアルサービスに参列してきました。

 

日本のお葬式とは全く違い、アメリカのと言うか、

 

クリスチャン系のメモリアルサービスは、故人の思い出を楽しく語り、

 

笑顔や笑いが絶えないサービスが多いように思います。

 

ちょっとここで人物のおさらい(え?)

 

社長(兄) — 社長の娘、シェリー

副社長(弟) —副社長の娘、ケリー


シェリーとケリーはいとこ同士で、


ゆくゆくはシェリーとケリーが会社経営となります。


と言っても、ここ数年はシェリーが既に経営者代理として全てこなしてきましたが、


ケリーはまだ普通の社員です。

 

メモリアルサービスを数日後に控えたある日の事、

 

シェリーがケリーに言ったそうなんです。

 

「サービスの為に、真新しい下着、ドレス、そしてシューズを買いなさい。

 

私たち家族は、一番前の席で、来てくださった方々にハグしたりするんだから、

 

身なりをきちんとし、半乳出るような服着たり、汚ったないゴムの弱った下着を着ないように」と。

 

さすが、シェリー様らしい発言です(笑)

 

でもケリーは、

 

「え?シェリーの中で、私いつもそんな恰好しているイメージあるのかしら?」

 

と思ったらしいです。


うん、まあ多少ね∑(゚Д゚)やめなさい

 

その話をケリーから聞いたジャネスも、家族ではないとは言え、

 

敬意を払うために新しい下着を新調し、

 

サービスに着ていくドレスも購入。

 

私はと言うと・・・

 

そんな時間なかったので、何も新調できませんでした(汗)

 

心の中で、

 

「社長、ごめんなさい。

 

この一週間、せめて私に出来ることは、シェリー不在中にこの会社を守ることであり、

 

ブログもお休みし、仕事に集中していたので、新しいドレスを買う時間も余裕もありませんでした。

 

でもブラは1か月前に日本に行く前に買ったものだからほぼ新品。

 

下着は・・・、ちょっと年季入ってるけど、ゴムはまだいけます(え?)

 

もし今生理中だったら、結構やばい状態のパンツ履いていたと思いますが今日は大丈夫です(そんな情報いりません)」

 

と思いながら、私なりに身も心も綺麗にして出かけました。

 

結構やばい状態のパンツって何?

 

と思った方の為に過去ブログを載せときます。

 

お金がないとか、そういう問題ではなく

 

涙もたくさんあったけど、それよりも人々の笑顔の絶えないサービスでした。

 

私は涙もろいタイプなので、終始涙は止まらなく、

 

メークが崩れるどころか、泣きはらして一重まぶたになった血走った目、

 

トナカイみたいに真っ赤な鼻でいましたが(笑)

 

シェリーは一粒も涙を見せませんでした。


来客者人一人とハグをし、感謝をし、


そして何よりも笑顔で父親を見送りたかったのでしょう。

 

本当に精神的にとっても強い人。


あの日、私と一緒に泣き崩れた彼女はもうどこにもいませんでした。

 

私は彼女の弱さも見ている分、

 

ここ一番でその強さを維持できる彼女をとっても尊敬しました。

 

私が人生の中で尊敬する人は、私の父、母、そして社長でしたが、

 

この度シェリーも新人として加わりました(←何様?笑)

 

 


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