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スペイン鉄道暮らし

 メルクリンZゲージを中心に N&HOゲージの車輌コレクション 
 これまで訪れた国の鉄道に関するスナップ写真や記事を掲載しています

メルクリンZ 

SBB スイス連邦鉄道 メカニックデザイン電気機関車 

ギア部の潤滑油固着を洗浄後は、すこぶる快調な走り。

特に欲しかった機種ではありませんが、通常の相場に比して破格の値段で落札。

2005年前後のモデルのようです。製造台数が少なかったゆえでしょうか、200ユーロ前後で時々出品されていますが、個人的にはさほどの価値があるとは思われません。ボディを別のラッピングに換えることもできるので、ストックして置いても無駄ではありません。

メルクリンのデザインELは、単に模型用ではなく、実際に走行していたもので、数々のユニークなラッピング機関車があります。

メルクリンZ 

BR96 バイエルン マレー式蒸気機関車

修理の名人エンリケ氏の手によリ、新品同様の円滑な走行。

マレー式という言葉から、初めはマレー半島を想い浮かべて、何の関連があるのだろうかと思いましたが、この装置の発明者の名前が起源です。


アナトール・マレー(1837年~1919年)スイス人

スエズ運河の港湾設計に参与。

1867年、複式蒸気機関を考案して特許取得。

1877年、2シリンダー複式タンク機関車、バヨンヌ・ビアリッツ鉄道で運用開始。

中央の高圧シリンダーの蒸気を前方の低圧シリンダーに送り込んで出力を増加。関節式機関車に応用

1904年、アメリカのボルチモア&オハイオ鉄道がマレー式機関車を発注、後の超大型機関車の全盛をもたらす。


動輪4軸がダブル配置された大型機 

既に所有している同型のブルー機と並べます。

フロント斜め方向からのアングル 

残る3両目はグリーン塗装バージョン いずれは手に入れたいものです。

Roco製 HOゲージ

20世紀初頭  K.Bay.Sts.B. バイエルン豪華客車3両 

オーストラリアのコレクターより、計3両を2両分の価格で購入。

1両100ユーロ程で時々定額出品されていますが、2年越しでリーズナブルなオファーをチェック。一度に3台まとめて入手できたのは幸運。

EU圏外からの郵送物なので、バラハス空港の通関が心配でしたが、法外な手数料や税金を請求されることなく、スムーズに到着して安堵。

ロイヤルブルーの車体

サロンカー

グリーン塗装客車

バイエルン王国の栄光が偲ばれる高貴な客車 



各車両の紋章 直径5mm内に施されたエンブレム 

Roco製 独特の形の継手  

ルートヴィヒ2世ロイヤルブルー機による牽引 

想像どおりに色合いが程良くマッチ、これが目的で入手 

バイエルン S3/6 グリーン機による牽引


Hornby Arnold 製 Nゲージ 

イギリスの豪華客車「ブライトン・ベル・プルマン」 

ロンドンからドーバー海峡の避暑地ブライトンまで運行 

1934年型 5両フルセット 

先頭車フロント 

客車ではなくモ=ター付の動力車 

No.88 3等車 

「ドリス」プルマン・サロンカー 

ディテールの意匠が見事。車内のテーブルランプが点灯 

特殊カプラー 

駅ホームに停車中の2輌

アーノルト製 Nゲージ 

アメリカ発見500周年記念セット 

1992年限定品 

ディーゼル機関車は星条旗デザイン 

インディアン コロンブス イーグル 

自由の女神、議事堂、金門橋 


昨年に入手したメルクリンHOゲージ版と絵柄は同じ。

オークションで初見のレア物なので、すかさずゲット♪

今村昌平監督 1968年制作の映画「神々の深き欲望」 

沖縄の島を舞台にした因習と伝説の物語。

古い作品ですが、ストーリーに興味を覚えてDVDを購入。

南大東島でロケ撮影されたシーンに小型タンク蒸気機関車が登場。

本土から島の開発会社の部長夫妻の視察一行が到着。 

部長の刈谷は社長の婿で、かつて測量技師として島に滞在中に亀太郎の妹トリ子と内縁関係にあって捨て去った男。

動輪に注油をする亀太郎

刈谷と亀太郎、窯の中からのアングル

海を望むサトウキビ畑を走る機関車

前方に人影を確認

戻って来ない刈谷を待ち焦がれて亡くなった妹が現れる

精神障害者であったが純粋な巫女のような娘

瞬時の幻想、印象的な場面


南大東島

沖縄本島の約400km東方に位置。

戦前は製糖企業(玉置商会、東洋製糖、大日本製糖)が所有。日本政府の町村制は施行されず、島の自治は全面的に企業に委ねられた社有島。

サトウキビの収穫は11月~5月、最盛期は24時間稼働。


1885 日本の領土として編入

1891年 鳥島に羽毛布団用アホウドリの運搬軌道敷設。

1900年 南大東島に移住した玉置半右衛門23人がサトウキビ栽培開始。運搬軌道敷設。

1902年 手押し車457mmゲージ、翌年2.6km敷設。

1910年 玉置商会設立、事業拡大で軌道延長。

1916年 東洋製糖に売却、手押し軌道廃止、蒸気機関車762mmゲージ。

1927年 東洋製糖の親会社、鈴木商店の倒産、大日本製糖が事業継承、路線29Km

 戦時中に日本軍が飛行場建設。サトウキビ畑は日本兵4000人の為の芋畑に変わる。

1943年 爆撃で軌道被害、工場施設の半分は壊滅

1947年 琉球列島米国軍政府より甘藷栽培の許可。

1950年 大東糖業株式会社の設立、工場施設の復旧。

1951年 南大東事業所の操業開始、SLからDLに転換、作業の機械化

1980年 トラック輸送に替わる。

1983年 軌道の廃止。

2013年 「シュガートレイン夢復活実現事業」観光路線化を検討。

2016年 復元工事の着工。

2017年 観光鉄道の復活は採算面で断念、代替案アトラクション列車。


蒸気機関車 

1 - 1913年 ヘンシェル製 元両備鉄道No.4 1918年に東洋製糖に売却  

  1917年 敷設工事に使用 ディーゼル2号機の導入で廃車

2 - 1917年 大日本軌道製 Cタンク12t ディーゼル3号機の導入で廃車

3 - 大日本軌道製、2号機と同形。戦災で破損、機関庫の裏に放置


ディーゼル機関車 

2軸、車体色は青 

1 - 1956年 那覇市 権藤鉄工所7t 

2 - 1963年 加藤製作所10t 

3 - 1964年 酒井工作所10t 

5 - 1967年 加藤製作所10t 

7 - 1971年 日本車輌2

8 - 1975年 日本車輌12

110 - 1941年 加藤製作所5t 海軍の飛行場建設、1980DL

 

客車

会社役員や役人視察時、19282両、19634

不定期運行、西港~在所間、機関庫の側線で老朽化  


貨車
1968年 平台車222台、ケーキ車12台  

1981年 ハーベスタ台車200台、平台車110台 


保存機

那覇市壺川東公園 DL5号機とSL1号機の下回り。

沖縄のゴルフ場がSL1号機による遊覧鉄道を計画、計画中止で解体。

南大東島ふるさと文化センター、SL2号機、DL8号機、貨車2両、復元客車。近代化産業遺産群33

機関庫跡 DL 1,2,3,7号機は、廃線後10年以上放置されて撤去。


20系ブルートレイン

洋風駅舎のホームに停車中の20系

小学5年生の時に電源荷物車カニ21のみを買ったものの、結局は揃えることができなかった憧れの寝台特急ブルートレイン。当時の関水金属の製品では数少なかった蒸気機関車C62に牽かせて走らせたかったものです。

子供の頃に果たせなかった願いが成就しました♪

KATO Nゲージ 

ブルートレイン 20系寝台客車 7両セット

1958年(昭和33年)寝台特急列車「あさかぜ」として誕生。

1970年(昭和45年)までに計473両製造。

1980年(昭和55年)「あけぼの」を最後に特急用から引退。

その後は14系、24系が台頭。

1986年(昭和61年)「だいせん」「ちくま」最後の急行運用終了。

1997年(平成9年)11月29日、「さよなら20系客車」新大阪~岡山間

1998年(平成10年)全車廃車 40年の歴史に幕

カニ21 電源荷物車

ナロネ21 プルマン形開放式1等寝台車

ナハネ20 2等寝台車

ナシ20 食堂車

ナハネフ23 2等寝台緩急車

ナハネ20 2等寝台車

ナハネフ22 2等寝台緩急車


各列車の編成表

牽引機は参考になります。EF65が中心ですが、交流区間の東北本線においてはED75、非電化区間ではDD51が使われていました。


アマゾン購入したものを日本から託送。他に書籍もお願いしたので、グラナダまで日帰りで出かけて受け取ってきました。

新品なので、フロントに列車名を取り付ける必要があります。

ナハネフ23のプレート板

台車を外してアーノルトカプラーに交換 

「あさかぜ」プレート付の客車3両ラインアップ

Zゲージ版20系は持っていますが、Nゲージの方が多数の牽引機で楽しめるので、メリットが大きいです。

メルクリンHO 

Happy Birthday ワゴン 

アメリカン・ポップアートのイラスト 

誕生日のグリーティングメールにも役立ちます 

メルクリンHO クリスマス貨車 

季節は終わりましたが、逆に、この時期にレア物がオークションに出品されることがあります。

昨年、定価で購入したメルクリンZのセットもバーゲン割引されてます。

実は季節外れはお買い時のタイミングであったり。

ウルム 1999年 サンタとトナカイの定番のイラスト 

知る限りでは、1992年~2001年まで同型の冷蔵車に絵柄を変えて、

Ulmシリーズのクリスマスワーゲンとしてリリースされていました。

シュトウッツガルト クリスマスマーケット風景

今年の暮れのために早々とゲット♪