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2011年公開の映画『マーラー 君に捧げるアダージョ』に使われている音楽について。
この映画のためにエサ=ペッカ・サロネンがスウェーデン放送交響楽団を指揮した特別な録音が使われているようです。この点だけでも見逃せない映画ですね。
特に交響曲第10番第1楽章に関しては、楽章を構成する個々の声部を分解・断片化した録音も用意し、「マーラーの頭の中をのぞくような体験」(サロネン談)を目指したということです。
かつてのケン・ラッセルの映画がハイティンクの既成の録音を使ったことを考えると隔世の感があります。
ちなみにこの映画の原題は“MAHLER AUF DER COUCH”で、この映画の内容を端的に表しているタイトルです。
言葉を補って意訳してみると、『(フロイトに向かって、アルマとの日々について)マーラーがソファーで語ったこと』くらいになるでしょうか。
2011年、ゴールデン・ウィークに公開される映画
『マーラー 君に捧げるアダージョ』
のチラシが届きました。
【東京】 ユーロスペース
【大阪】 梅田ガーデンシネマ
【名古屋】 名古屋シネマテーク
【札幌】 札幌シアターキノ
【福岡】 シネ・リーブル博多駅
ほか全国順次公開
公式サイト 近日オープン。
(チラシの背景になっているのは交響曲第5番アダージェットのマーラーの自筆譜のファクシミリです。僭越ながら私が提供させていただきました。)
ライプツィヒのヴェルテ社で録音した日の前日、マーラーはオスカー・フリート指揮の第2交響曲に臨席するためにベルリンにいた。
この時舞台裏の指揮をしたのが、20歳のオットー・クレンペラーだった。
マーラーと初めて言葉を交わすことができたクレンペラーの喜びはいかばかりのものであったことか。
クレンペラーはハンブルクで少年時代を送った。
その時期、マーラーはハンブルク・オペラの指揮者であった。
そのころから畏敬の念を抱き続けてきたマーラーの知遇を得る契機となった曲であるということも第2交響曲がクレンペラーにとって終生特別な曲であり続けたことの基にあるのかもしれない。
また、マーラーにとってもクレンペラーという青年と第2交響曲とは深く結びついていたようである。
1908年にプラハから出した手紙の中でも、「第2交響曲のとてもすばらしいピアノ用の編曲を作ってくれた」という言葉でアルマにクレンペラーのことを説明しているぐらいであるから。
105年前(1905年)の今日、11月9日という日はマーラーを愛する者にとっては極めて重要な日である。
この日ライプツィヒのヴェルテ社でマーラーは自作のピアノ・ロールへの録音を行った。
曲目は交響曲第4番第4楽章、第5番第1楽章、「朝の野辺を歩けば」「緑の森を楽しく歩いた」。
ピアノ・ロールという特殊な形ではあるけれども、マーラー自身の演奏が残されていたということはほとんど奇跡的と言ってもいいのではないだろうか。
今までに何種類ものLPやCDに復刻されているので容易に聴くことができるのは幸せである。
ちなみにこのマーラーのピアノ演奏を伴奏として歌った録音がキャプラン財団によって20年近く前に作られたことがある。
第4番第4楽章はイヴォンヌ・ケニー、歌曲2曲はクローディーヌ・カールソンが歌っている。
現在は少々入手が難しいようだが、次のものである。
また、たくさんある復刻の中では、ごく最近出た次のものが要注目。