105年前(1905年)の今日、11月9日という日はマーラーを愛する者にとっては極めて重要な日である。
この日ライプツィヒのヴェルテ社でマーラーは自作のピアノ・ロールへの録音を行った。
曲目は交響曲第4番第4楽章、第5番第1楽章、「朝の野辺を歩けば」「緑の森を楽しく歩いた」。
ピアノ・ロールという特殊な形ではあるけれども、マーラー自身の演奏が残されていたということはほとんど奇跡的と言ってもいいのではないだろうか。
今までに何種類ものLPやCDに復刻されているので容易に聴くことができるのは幸せである。
ちなみにこのマーラーのピアノ演奏を伴奏として歌った録音がキャプラン財団によって20年近く前に作られたことがある。
第4番第4楽章はイヴォンヌ・ケニー、歌曲2曲はクローディーヌ・カールソンが歌っている。
現在は少々入手が難しいようだが、次のものである。
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また、たくさんある復刻の中では、ごく最近出た次のものが要注目。
