最近の読書記録を4冊まとめて流れ星

 

 

 

正欲

著:朝井リョウ

 

人気小説系は

最近あまり読んでいなかったのですが

本の内容と鳥が堕ちてくかのような表紙で

興味をもちました。

 

 

”あってはならない感情なんて、この世にない”

 

もちろんそうだ。

 

しかし途中、それを盾に

対等でない立場や力関係、また

気づいていない相手を利用するなど

そういったことで自分の欲望を満たすことを

肯定されるような気もした。

 

なので主人公の1人が

 

”お互いにそういう目的だっていうことがわかってる人間同士じゃないっていうとこには、ずっとモヤモヤしてた”

”規制から逃れてラッキーよりも、胸を張って楽しみ続けられるような方法を探したい”

 

と言ってくれたのがよかった!

 

 

 

何に欲望を感じるかに限らず

持って生まれたものや環境などによって

気持ちの持ちようとかでは克服できない

人生がイージーなのかハードなのか

っていうのは絶対ある。

 

もちろん気持ちの持ちようとかで

イージーモードに

寄せてくこともできるのかもしれませんが

そもそも「寄せる」ってことしてる時点で

既にハードモードですよね。

 

 

 

15万部をこえ

今年は映画になるそうです。

 

こういう本がそれだけ読まれるってことは

少しづつかもだけど

社会はやっぱり変わってきてるんだな

と思えました。

 

https://www.shinchosha.co.jp/seiyoku/

 

 

 

 

結婚滅亡

著:荒川 和久

 

古本屋いきにする前にもう一度

と思っての再読でしたが

おもしろいデータがたくさんあったので

もう少し手元に置いておくことにした☆

 

 

 

 

あやうく一生懸命生きるところだった

著:ハ・ワン

 

「正解社会」

ってワードが印象的でした。

 

「正解社会」は1冊目の本『正欲』にも

リンクするな。

 

 

 

 

週末、死にたくなるあなたへ。

著:蝶々

 

こちらも再読。

 

最初に読んだとき

 

理不尽な毒母を娘のあなたが「立てて」どうする!?

 

というのにズンときました。

 

 

今回読んで印象的だったのは

最後の章に

政治についてけっこう書かれていたこと。

 

最初に読んだ時には

全然引っかからなったと思うので

再読するって

自分の変化を感じたりもしておもしろい。

 

こういう影響力のある方が

政治に興味を持つことを呼びかけてくれるのは

本当いいな、と思います!

 

 

 

★★★

 

 

 

昨年の読書は

60~70冊くらい?でした。

 

今年はAudibleで耳読も取り入れようか

検討中です流れ星

 

 

 

 

 

 

 

駒尺喜美さんの本を3冊読了ニコニコ

 

駒尺喜美さんは

近代文学や女性学の研究者で

元法政大学教授。

 

女性のための空間つくりや

中高年向き共同住宅などにも取り組まれ

2007年にお亡くなりになられました。

 

 

 

1冊目

漱石を愛したフェミニスト 駒尺喜美という人

著:田中 喜美子 

 

https://honto.jp/netstore/pd-book_03195135.html

 

こちらは駒尺喜美さんの評伝。

 

駒尺さんがどんな方で
どんな生涯だったかが分かる1冊です。

 

結婚する友人への「お祝い」の手紙に

 

「掃除するな、洗濯するな、飯炊きするな」

 

とあったというのには笑ってしまいました😂

 

これだけで

この方のことを好きになります。

 

 

 

2冊目

魔女の論理 (増補改訂版)

著:駒尺 喜美

 

 

こちらは

駒尺喜美さんの代表作ともいえる本で

森鴎外や高村光太郎、永井荷風など
女性の視点から批評をすることで
当時の知識人や文士の欺瞞を

ぶった切っていくところが実に痛快でした。

 

 

1冊目の題名に『漱石を愛した』とあり
なぜ?と思っていたのですが
近代文学者である駒尺さんの
漱石の評価を読んで納得。

 

漱石は妻に対してDVもしていたし
(昔は普通のこととして許されていました)
明治時代のエリートなので
男尊女卑思想も当然あるのですが
妻と分かり合えないのは
夫という【構造的抑圧者】である自分の側に責任がある
ということに気付き、
自分の内臓をえぐり出すかのように
のたうち回りながら

それと対峙したというのです。
 

 

そして、エロスとは肉体だけでなく
そういった全人格をぶつけあったところにあるという
駒尺喜美さんの考えにも共感でした。

 

 

 

3冊目

漱石という人 吾輩は吾輩である

著:駒尺喜美

 

 

こちらは駒尺さんによる

まるまる漱石批評の1冊。

 

前の2冊から

漱石についてもっと知りたくなって

こちらも読んでみました。

 

 

漱石が自分は
夫という構造的抑圧者であることに気付いた

ということは前に書いた通りですが、

当時ではあり得なかった

自分(男)のエゴと妻(女)のエゴとを

同等のものとして捉えようとしたことから発展し

最後にはかの有名な【則天去私】の境地に

至ったということ。

 

これによって漱石は

他者の内部を自分の内部と同等に

受け取る道をつかみ、

最後の作品『明暗』では

様々な階層や立場の人のエゴを

見事なまでに描ききるという極みに

到達したということです。

 

 

漱石は”女々しい”

という声が少なくないということですが、

それは漱石がまさに

女の立場に下りたからなわけであって

それこそが漱石の偉大なところなのだと。

 

また、

晩年の作品は初期の作品と比べて

人気があまりないということでしたが、

こういったことが作品に現れ始めた

晩年の作品こそ

平等主義者夏目漱石の真骨頂であるのだとも。

 

 

 

漱石は封建社会を否定し

自己本位/個人主義の立場を取りましたが

そこに存在する矛盾にも向き合いました。

 

エゴとエゴのぶつかりにより

人とのつながりがなくなることを

どう回避するのか

さらには

自己本位にもとづくモラルなど

現代社会にも、いや現代社会にこそ

学ぶところが多いと感じましたし

私も学びました。

 

 

 

★★★

 

 

 

来年は夏目漱石の本を

何冊かぜひ読んでみようと思いましたニコニコ

 

駒尺喜美さん、大好きになりました!

おもしろかった!

 

 

 

 

 

『忘れられた思想家 山川菊栄』読了!

 

辞書のような分厚さで

山川菊栄について記した超大作でした。

 

著者の鈴木裕子さんは

世界で一番

山川菊栄に詳しい方でしょう。

 

 

 

 

山川菊栄自身が書いた
自叙伝『おんな二代の記』では分からなかった

戦後の菊栄についても

色々と知ることができてよかったです!
 

 

 

 

菊栄が執筆したものが

多数引用されているのですが

それを見ると

こんな激情なところもあったんだ、と

クールなイメージを持っていたので

意外に思ったりも。

 

でも、そうじゃないと

こんな生き方はできないよな、と

すぐ思い直しました。

 

 

 

本当、山川菊栄ってすごいなと改めて。

 

こんな厚くてアツい本を

世に出した著者もすごい。

 

本の題名にもある通り

本当忘れ去られてるし

今後さらに忘れ去られる危惧もあるので

こんな本が出て本当、よかった。偉業。

 

 

   

 

山川菊栄に関する

こちらのエッセイもおもしろかったです流れ星

 

https://tree-novel.com/works/episode/56e71f4f517050e49fc8df8d0adbcdeb.html

 

 

 

 

 

 

ワンデーコンタクトを使っているのですが
残りが少なくなったので

先日久しぶりに買いに行きました。

 

そしたら大幅に値上げしていてびっくり!

 

20%近く上がっていたんじゃないかしら、

ここ最近で一番驚いた値上げでした。
 

 

 

でも実は

コンタクトを買ったのは3ヵ月ぶり。

 

少し前に買った

チークカラーレンズ眼鏡がお気に入りで

ますますノーメイク&眼鏡生活に

なっているからです。

 

 

 

 

今まではほぼ毎日コンタクトで

毎月一箱消費していたところ、

三ヶ月に一箱の消費ということになったので

値上げも余裕で吸収してました。

 

 

眼科の診察では

まぶたの裏の調子もすこぶる良いと。

 

 

 

今、コンタクトを使うのは

ヨガのエクササイズに行く時と

「お出かけ」の時。

 

来年はヨガに使っていた資金を

ほかのことにまわそうかと考えているので

ますますコンタクトの減りは遅くなりそうですスター

 

 

 

 

 

 

10月中旬、紅葉時期をねらって

リッツ・カールトン日光に宿泊してきました♪

 

 

もともと高いけど

この時期目ん玉飛び出るくらい

高くなるので、

かなり前、ポイントならまだ

お得な水準だった頃に

ポイントで予約を入れての宿泊でした笑

 

あまりに先の予定を入れるのは

そんなに好きではないのですが、

どうしても無理になったら

キャンセルできなくはないですし

そういえばこんな予定があるなと

何かのタイミングで思い出して

楽しい気持ちになることができたので

こんな予約の取り方もたまにはいいかも😊

 

 

 

お部屋がとっても素敵です。

 

 

お部屋のテラスも気持ちよしです。

夜こちらのテラスから外を眺めていたら

鹿が走っているのを見たんです!

 

日中にも

この辺りを車で走っていると

何度か猿と遭遇、

日光ってやっぱり自然すごいんですね。

 

 

 

大自然を眺めながらのお風呂が

また贅沢です。

 

リッツ・カールトン日光には

なんと温泉の大浴場があって

それがまた魅力です。

 

温泉なだけあって浴衣で移動も可。

 

 

 

夜はホテル内のレストラン「レークハウス」で。

 

 

ディナーも朝食も

地元の食材がたくさんでした!

 

 

ヨーグルトやプリン、牛乳などは

ブッフェ形式で

こちらのプリンがすごくおいしかったです。

栃木県っておいしいな!

 

 

今回二回目の訪問でしたが、

前回訪問時よりだいぶ人が多くて

夜の大浴場も混んでましたし

何より朝食が

けっこう短めな時間制限があって

驚きました。

 

優雅な朝食を楽しみにしていたので

ちょっと残念な気持ちになりましたが

ちょうど朝に

座禅の無料アクティビティに

申し込んでいたため

それに合わせて

遅めの時間で朝食を予約していたら

最終回転組だったらしく

ゆっくりいただくことができました。

 

ハイシーズンには

時間をずらすことで

自分の空間を確保すればよいのだな、と

1つ学びました😌

 

 

 

ホテルから少し歩いたところには

華厳の滝。

すごい迫力!

 

 

かなり前に見込んでの予約でしたが

紅葉もばっちり見ることができました🍁