最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦 -4ページ目

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

森喜朗氏の例の発言に対して、男性の私からも抗議の意志を表明させていただきます。

「沈黙は賛同と同じ」

とされるなら、私は森に「No」を表明したいです。

私の過去の病歴の記事を読んだ方なら理解出来るかと思いますが、私自身が「性差」に苦しんできました。幼い時の心の傷が、30過ぎてからの心の病を発症することになりました。

男性も「男らしさ」に苦しんでいます。「強くあるべき」を古い男性からも古い女性からも強要される社会です。

そして古い男女が抱く「強い男性」が「粗暴さという虚構」なんだと考えてもいないのです。

子供に強さを教えたいなら、「くじけない強さ」とか「誰かの為に身を投げ打てる献身性」を伝えることの方が大切だと伝えたい。

「西洋の文化は競争に勝つことを目的としてますが、私達は自我を捨てることを目的としています。」

とは、「セブンイヤーズインチベット」でダライ・ラマ少年が述べた言葉です。

まぁ、日本社会の病巣は「官僚社会」だということが表面化しただけでも良かったと思いましょう。

理解のある人なら、森よりも二階の発言の方が問題だと知っているはずです。

そう、結局は「政府のためのオリンピック。大企業のためのオリンピック。組織委員会のための組織委員会。関係者にだけ謝る謝罪」ということです。

それは政治の世界だけではありません。
「上司の顔色しか見ていない私の先輩。従業員と顧客の為ではなく、会社のための会社。」

ということです。

悲しいかな日本の大部分は村社会です。大都会東京ですら、古くさい風習に固執したものが権力を握っています。

そして男女を問わず若者達の「良き改革」の妨げは、利権へのしがみつきや、無関心ばかりではありません。「このままでは悪いとわかっていても同じことを繰り返して変化を嫌うこと」です。

絶え間無い変化を繰り返すという「挑戦」によってこそ、はじめて「現状維持」が出来ることを誰もが本当は知っているはずです。水面下の闘いに勝利してやっと「普通」を手にするといこと。

疑って、疑って、疑いきれないものだけが真実として残るということを知っているはずです。

権力の椅子にしがみつく無知で無恥な年寄りも問題だが、考えない弱者、誰かの為に自分が痛みを負う気持ちになれない弱者、前例がないことをやろうとしない者、当事者のクセに傍観者の立場で論評に終始するものがどれだけ害悪ということか!
広瀬アリスさんがゲストに出てた時です。

生物学池田先生は

「性格は遺伝しない。環境によって性格は決まる。」

と断言されていました。

アリスさんは「ネガティブな性格を治したい」と相談に来られてましたが、その時の話の流れで、

「妹のすずは、『お姉ちゃんみたいになりたくない』と言われて妹は私と真逆の正確になった」

と言われてました。

はい、私も三歳上の兄とは真逆の正確です。歴史やスポーツや漫画等で共通の嗜好はありますが、大元の性格は違います。これは小さい時から意図的に兄と違う選択をしてきた結果なんだな、と改めて納得しました。お菓子やおもちゃの違う二種類を母親から与えられて「二人で選びなさい」と言われたら、兄と取り合いになり、弟の私は絶対に負けてしまい、欲しくなかった方が与えられてしまいます。
それがいつ頃からか、自分の手元に残った物を好きになるように、良い所を見つけるようになりました。
更に成長すると、最初から『兄が選ばないであろう』という物を自分から選択するようになっていました。
いつしかマイノリティ(少数派)であることを誇るようになっていた中学生、高校生でしたね(笑)。
これは若き日は労働者闘争等に尽力していた母親に似たかもしれませんが(笑)。
アウトローだと思われていた父親の方が意外と権力に右にならえだったり(笑)、斜に構えていたと見られる兄の方が大衆迎合だったりしました。
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私は常々

「人は褒められた所が成長する」

とブログで書いてきました。

その中で

「才能は母親に由来し、性格は父親に由来する」

とも書いてきましたが、これは前の文と統合しますと

「親が子供のどの部分を評価するか?」

になるかと思います。

まだまだ教育は母親の比重が大きく、父親は子供と遊んだり、社交の場での振る舞いの手本となることでその性格が受け継がれていきます。

思うにスポーツ選手は父親から英才教育を受けた話を良く聞きますが、逆にどれだけ母親にどの部分を褒められたかが成長の鍵だと思うんですよね。
エラーやファインプレーの結果での一喜一憂ではなく、取り組む姿勢や、チームメイトへの気遣いをどれだけ母親が褒めるか?
そして父親はそのスポーツ以外での休みの時とか学校の勉強とかの付き合いでどれだけ仲良く『良い先輩』として振る舞えるか?
が子供を超一流に育てる鍵だと私は思います。
ミャンマーの軍事政権によるクーデターは、ミャンマーだけの問題ではありません。
在日ミャンマー人の方達に気持ちを同じくするだけではありません。
民主主義への脅威に対して先進国の代表として警鐘を鳴らすだけではありません。

日本人としての問題があるからです。


2007年9月25日、ジャーナリストの長井健司さんは、反政府デモを取材中に軍に撃たれて命を落としているからです!

お恥ずかしながら私はこの件を忘れていました。昨日の報道特集を観るまでは。

長井さんが撮影していたカメラは、未だに没収されたままです。

ミャンマーの軍事クーデターは、日本人としての憤りを持っていて当然です。

私個人として何が出来るわけではありません。
でも今ここに意思表明をしたいと思います。

軍事政権に「No」を。スーチーさんの解放を。一般市民の安心と安全を。

寄付や支援などがあれば、可能な限り協力したいとも考えています。
ただ現状においてそれが行き渡るかどうか…。
1日に20アクセスにも満たない私のブログですが、ここに伝えずにはいられませんでした。