Accommodation 寮・宿舎選び | LSE・経済学修士留学戦記(イギリス経済学大学院留学)

LSE・経済学修士留学戦記(イギリス経済学大学院留学)

2012年夏~2013年夏にかけてLSE・Economics修士に在籍。
これから経済学大学院へ留学する人に向けて、この1年の戦いを記録する。

大学が決定後は、ビザの申請・宿舎選び等々色々雑多な作業に追われることになります。

ビザ申請などは他のブログなどでもありますので、ここでは、私が苦労した夏休みの間の宿舎探しなどについて簡単に書いていきたいと思います。




コースが決定すると学部から、寮の案内が送られてきます。

寮の決定は、早い者勝ちであるため、特に人気が高い寮については、できる限り早く申し込むことが重要です。

LSEに入った場合、LSEが独自で所有している寮とLondon Universityが所有している寮の2つの選択肢から選ぶことができます。



私は、妻を一緒に連れて行くため、Couple Roomを選ぶ必要がありました。

しかし、Single Roomと比較するとCouple Roomの数は極端に少ないです。

また、Family Typeは更に少ないです。

そのため、あまり選択肢は多くありませんでした。



単身で行く方は選択肢が多いので、あまり寮の心配はしなくて良いかと思います。

学校にアクセスがよい寮や学校から結構離れている寮など甲乙ありますが、入れないということはないと思います。

一方で、配偶者や子供を連れて行く場合には、周りにスーパーや病院があるか、治安が比較的良い地域なのか、などよくよく考える必要があるかと思います。



また、Undergraduate(学部生)がその寮に住んでいるのか、というのも重要なFactorです。

日本の大学の学部生同様、こちらの学部生も夜まで飲んで騒いでいますので、学部生がいる寮はかなりうるさくなる傾向にあります。

私も大学生時代は、かなり騒いでいたので全く他人のことを言えないのですが。。。




私は、幸いにもLondon Universityの寮の一つであるInternational HallというRussel Square駅から徒歩数分の立地としては最高の場所に入ることができました。

ここからLSEまでは徒歩20分程度で毎日歩いて通学していました。

また、寮の目の前にショッピングモールがあり、そこに大きいスーパー(Waitrose)や服屋やレストランがあるので、生活環境はとてもよいです。


また、手続きなしでネットは通じているし、電球が切れたり備品が壊れたりした場合には、レセプションに言えばすぐ直してくれるので、かなり住みやすいところでした。

また、共同の洗濯機や乾燥機があり(有料)、その他に誰でも使えるCommon RoomPiano Room、スカッシュコートなどもあります。




しかしながら、立地がいいこともあり、寮費は高いです(Couple roomの場合、1,000近く)。

ただし、このラッセルスクウェア辺りでPrivateで借りる場合には寮費の3割増しくらいの相場になるそうなので、しょうがないと言えばしょうがないのですが。。。


ただ、私のところは、Couple roomにも関わらず、部屋が1部屋で、食事をする際にテーブルを出すためにはベッドをたたむ必要があります。

このような住環境と比較すると寮費は高いなぁという印象です。

もし、興味がある方はInternational HallのHP に部屋の内観が見れるページがありますので、そこからご覧になるといいと思います。





しかし、International Hallの抽選が当たってよかったものの、International Hallに入れるのは9月1日~ということでした。

そのため、8月の語学学校の間の宿舎を探す必要がありました

8月のプレセッショナル期間中の寮の抽選も別途あるのですが、プリセッショナル期間中のの抽選は競争が厳しく、ほとんどの人が落ちていました

なぜならば、大学の寮は、夏休みの期間中、ホテルとして貸し出すため、そもそも空いている部屋がほとんどないのです。

(これにはプリセッショナルにいた友人が相当文句言っていました。)




かくいう私も寮の抽選から落ち、自力で8月中の寮を探す必要がありました。しかし、私が渡英したのは2012年8月、ロンドンオリンピックともろかぶりし、ホテル代はすさまじいことになっていました。。。

そのため、ホテルと比較すると安かった、ホテルとして貸し出している大学の寮を借りることとしました




寮によって相場が異なるのですが、夏休み期間中に寮にホテルとして泊まる場合、大体Single Roomで一泊40£、Couple roomで一泊90位だったのではないかと記憶しています(朝食付き)。

他の普通のホテルを借りるよりは安いです。

さて、私が滞在したLSEの寮は以下の2つでしたが、以下に簡単に感想を書いておきます。




 Bankside House

テムズ川の南に位置する地球の歩き方にも載っているLSEの寮。

LSEまでは徒歩30分位かかり、徒歩で毎日通うのは少ししんどいなぁと思う距離です。

また、最寄駅まで徒歩10分位かかり、アクセスが悪いです。

私が泊まったところは、部屋にトイレ・シャワーがついていましたが、監獄のようなシャワーで若干引きました。

また、壁が薄く、隣の部屋の声が丸聞こえだったのも悪印象です。

あとは、学部生が多く住むため、夜がうるさいという話も聞きました。

唯一の救いとして、朝食は中々美味しかったのですが、、、




 Grosvenor House

LSEから徒歩5分以内の場所に位置し、立地としては最高の場所にあります。

また、Covent Gardenからも近く、ショッピングにも最適です。

LSEの保育所も隣接しているようで、ここの保育所に預けている友人もいました。

Postgraduateしか住んでおらず、部屋もきれいで快適かつ広いです。

ただし、場所がいいこともあり、最も競争倍率が高く、家賃も最高額です。。。

私は、ここを第一志望にするかかなり悩みましたが、競争を避けるため、International Hallを第一志望にしました。




このように、寮それぞれで色々な特徴がありますが、単身であれば、どこかの寮は必ず当たると思いますし、最終的には「住めば都」だと思います。


一方で、家族を連れて行く場合には、周りの環境などをよくよく調べてから申し込むこと、そして、なるべく早く動き出すことが肝要かと思います。