London School of Economicsとは? | LSE・経済学修士留学戦記(イギリス経済学大学院留学)

LSE・経済学修士留学戦記(イギリス経済学大学院留学)

2012年夏~2013年夏にかけてLSE・Economics修士に在籍。
これから経済学大学院へ留学する人に向けて、この1年の戦いを記録する。

前回まで、留学準備について書いてきましたが、今回より、実際の留学経験を中心に私の体験談を書いていきたいと思います。



具体的な授業内容などの前に、簡単にそもそもLondon School of Economicsとはどういった大学なのか?ということについて簡単に紹介をしたいと思います。




ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(通称LSE)は、社会科学に特化した大学であり、ロンドン大学の一部になっています。

そして、その中でも、その名の通り、特にEconomicsの分野がかなり強い大学です。


ランキングにもよりますが、Economicsの分野ではイギリスでは1位、World Rankingでは常に20位以内に位置しています

また、先日紹介したランキングの中の一つのQS World University Rankings by Subject 2013では、経済学の分野で世界4位に位置しています。


経済学を専門とする大学院がないということで設立された大学院で、その経緯については、LSE物語―現代イギリス経済学者たちの熱き戦い」 に詳しいです。

ご興味のある方はどうぞ。




以前にも書きましたが、オックスブリッジは英語の基準が非常に高いため、ネイティブの学生の比率が非常に高いです。

一方で、LSEは英語の基準がそこまで高くないため、ネイティブ以外の優秀な学生が集まっているという印象であり、ノンネイティブの割合が非常に高いのが特徴です。

例えば、私が所属していたElectiveInternational Economics)のクラスでは、3040人中、イギリス人は34人と1割にも満たない割合でした。


また、教授陣やClass Teacher(博士課程の学生)もノンネイティブの方が多かったです。

スペイン人、イタリア人、ドイツ人、、、とネイティブの教授がパッと思いつきません笑

(なお、理系でLSEと同様の位置づけ(ネイティブ以外の優秀な学生が集まっている)の大学はImperial College Londonかと思います。)




これから具体的内容はおいおい書いていきますが、授業は非常に厳しいです。

宿題が毎週大量に出ます。

イギリス人の友達からも、「LSEの修士課程は、イギリスの中でもスパルタで有名」という話を聞きました。


また、日本のようにキャンパスがなく、建物が乱立しているだけのため、授業後にたむろするところがなく、いつも図書館直行という感じです。

このような生活の中で、私達の中ではLSEを「まるで『予備校』や『塾』のようだ」とよく言っていました。




ちなみに、LSEの校章をご存知でしょうか??こんな動物がかたどられています↓


LSE・経済学修士留学戦記(イギリス大学院留学)-LSE校章



何の動物か分かりますでしょうか?



正解は「ビーバー」です。

夏の語学学校の先生の話では、

「ビーバーは常に仕事をしていて(木をかじっていて)大変働き者の動物である。学生たちもビーバーのように働き者になってほしいという思いからビーバーが校章に選ばれた(つまりビーバーのように常に勉強しろということ)」

と話していました。



そして事実、ビーバーのように一年中勉強させられ続けられるのでした涙