先日まで説明した出願に必要なものを用意した後は、出願するのみです。
出願する際には、「いつまでに出願しなければならないのか」というのが重要なことですが、イギリスは、明確なデッドラインが決まっておらず、出願がきた順に審査をするという「ローリング制度」というものを採用している大学・学部が多いです。
(ただし、オックスブリッジやPhDへの出願は、デッドライン制だったりするので、逐一HPで確認は必要です)。
このローリング制度では、他の学生にOfferが出てしまうと、どんどん枠が埋まっていってしまうため、早めの出願がよいと言われています。
特に、イギリスやEU・アメリカの学生はクリスマス休暇に出願を終わらせるため、クリスマス休暇に入る前の12月前半に出願を終わらせるのがベストと言われています。
以前のブログでも説明したように、イギリスはアメリカと異なり、英語の基準が満たされていなかったとしても、コンディショナルオファーをもらうことができるので、例え英語の基準が達していなかったとしても出願してしまった方がよいかと思います。
私の場合、幸いにも、8月時点で英語の基準が満たせたため、早めに先生方に推薦状をお願いし、11月前半には全ての願書提出を終了させました。
私は、LSE・UCL・ウォーリック・クイーンメアリ・エセックスのEconomicsに出願し、幸いにも全ての大学からOfferをもらうことができましたが、ウォーリック・クイーンメアリ・エセックスは年内にOfferが来ました。
一方で、LSEは1月終わりに、UCLは3月前半に一斉にOfferの連絡があったようです。
このように、LSE・UCLのEconomicsは、デッドラインはないのですが、ある程度一斉に学生にOfferを出す傾向があるため、このオファー一斉連絡までには出願を済ませる方がよいです。
(このOfferの一斉連絡時期は毎年変動するようで、2013年のOffer連絡は、UCLが2月半ばころ、LSEが3月始めだったようです)
ちなみに、LSEは各コースの合格者及び応募者数を公表しており、2011年のEconomicsは応募者1,115名中合格者138名とのことでした。
他の大学についてはこのような数値を見たことはないのですが、LSEに限って言えば、どこの学部が倍率が高いかをHP上で知ることができ、Applyの一つの参考になります。
なお、LSEは、他の大学と異なり、2つのコースまでしか出願することができないため、どこの学部に出願するかを決めることは大変重要な作業です。
無事、大学からOfferが来たら、あとはどこの大学に行くか決め、飛び立つだけです!
今回で留学準備編は終了とし、次回からは実際の留学生活について書いていきたいと思います。